2013年10月09日(水)
着工24年 三石山線完成 県内最長の林道 身延と南部の6地区結ぶ 11日に開通式
全線で工事が完了した林道三石山線=身延町廻沢
身延町と南部町の6地区を結ぶ林道三石山線の全線で工事が終了し、今まで最長だった南アルプス市芦安芦倉の県営林道南アルプス線を抜き県内最長の林道となった。
全長は37.891キロで南アルプス線よりも約4キロ長い。11日には身延町大崩の同林道で開通式を開く。
交通に不便な山間部の集落間をつなぎ生活基盤の拡充を図ろうと1989年に工事に着手した。24年の歳月と約125億円の事業費を費やして完成した。
林道は身延町下部から大垈や椿草里、大崩、樋之上を通り、南部町井出までを結ぶ。2008年度の工事で総延長34.5キロとなり、県営林道南アルプス線の34.059キロを上回っていたが、7月下旬で全線の工事が終わった。
道路幅はおよそ5メートル。全線開通にともない、新たに林道沿線の3710ヘクタールの森林が利用できるようになる。自動車に乗って約1時間半で始発点から終着点まで走行できる。