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443 臨時館No.26 2008年03月 そろそろ桜の花が満開です 〜舞鶴城公園〜
2008年03月28日

桜の季節!
ということで舞鶴城公園へお花見に行ってみました。

自宅を出発して約10分。
甲府駅の南口にある駐輪場へ自転車を停め、ここから舞鶴城公園へ向かいます。


舞鶴城公園周辺との舞鶴城公園内のマップ

駐輪場から舞鶴城公園までは徒歩で20秒。
アッという間に到着です。

北西側から入ると直ぐに現れるのが稲荷曲輪。

稲荷曲輪の左側に建っているのが煙硝蔵(中はトイレ)で、奥の建物は稲荷櫓。どちらもここ何年かの間に出来たばかりの新しい建物です。



稲荷曲輪はあとで廻ることにして本丸へと進みます。

当日の気温は19度。
風は強いもののポカポカ陽気で、平日にも関わらず舞鶴城公園には多くの人で賑わっていました。

本丸櫓跡。

城内の中心に建っていた櫓で、明治時代の初めまで櫓が残っていたそうです。

本丸櫓跡に登ると甲府駅の北側を一望します。

真下のやや左側に見えるのが入ってきた出入り口。
その奥の線路を跨いでいる橋が県道31号の舞鶴陸橋で、甲府駅の南側と北側を結びます。

本丸櫓の南側に広がるのが天守台の建つ本丸。

天守閣もあったらしい、という説が有力になりつつありますが、現在はその形状を含め確実なことは分かっていないようです。

天守台を正面から見るとこんな感じ。

その天守台と相対するように建つのが謝恩塔。
明治43年の大規模な水害の際に、明治天皇から受けた御恩に対し建てられたそうです。
舞鶴城公園に於いては、むしろ天守台より謝恩塔の方がシンボル的な存在です。

天守台に登ってみました。

舞鶴城(正式には甲府城)は一条小山という丘陵地帯に建てられており、天守台に立つと東西南北360度の景色を望めます(といっても一条小山全体が内城となっているので丘陵地帯と言われてもピンときませんが)。

ちなみにこちらは南側から西側にかけての展望。
県道31号を挟んだ南西側に建つ古びた建物が県庁で、1873年に廃城となる前はこの辺りに大手門があったそうです。

こちらは南西側から東側にかけての展望。

眼下に見えるのは南側の出入り口となる遊亀橋。
出入り口は全部で5ヶ所ありますが、現在は南側の出入り口が大手門的な役割を果たしています。

こちらは南東側から北東側にかけての展望。

真下に見えるのは稲荷曲輪......と、いつの間にか舞鶴城公園の説明になってしまい桜の話題から離れちゃっていますね......

さて本丸を離れて鉄門から中の門、そして坂下門へと下ります。

背後を振り向けば桜を通しての謝恩塔。
個人的にはこの角度で仰ぐ謝恩塔が1番綺麗に思います。

鍛冶曲輪門の横へと下りてきました。
ちなみに鍛冶曲輪門は舞鶴公園のほぼ南西端に位置しており、西へ進むと舞鶴陸橋へと抜けられます。


帰ってきてから分かったことですが、甲府市では同日に満開宣言が発表されたとのことでした。

開花宣言が出てから僅か4日で満開となるのは異例で、満開時期としては平年より7日早く、暖冬だった昨年に比べても2日早いとのことです。
ただ同日の舞鶴城公園だけに関していえば、満開といっても開花していないツボミもあるので、全体的な咲き具合としては8分咲きくらいだったように思えます。

さて舞鶴城公園のほぼ南端へとやってきました。

背後は先ほど上から見た遊亀橋。
これで舞鶴城公園を半周したことになり、ここからは東へと進んで数寄屋曲輪跡へと進みます。

今回は登りませんでしたが、こちらは稲荷門への通路。
この通路も近年になって改修され随分と綺麗になりました。

数寄屋櫓跡。

舞鶴城公園のほぼ東端に位置します。
ん〜、陽が陰ってしまったのが残念........

数寄屋曲輪を抜けて稲荷曲輪へ。

ここは先ほど天守台から東側に見おろしていた曲輪です。
左へ曲がっていくと最初の入り口へと戻ります。

ちなみに遙か昔の県立科学館が建っていたのはこの辺りだったような気がしますけど.....違うかな?当時は実物大のゼロ戦や蒸気機関車が展示されていて、子ども心にワクワクしたものでした。

城郭の北東端に建つ稲荷櫓。

2004年に完成した櫓で、江戸時代には武具蔵として使用されていたそうです。

そして最後は煙硝蔵の建つ入り口へと戻り、これで一周してきた形です。

途中で日が陰ってしまったのが少々残念でしたが、ほぼ満開の桜を見られたのでまずまずのお花見となりました。
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