2013年4月下旬。ゲートが開いたので、久しぶりに北部の林道へ行ってみた。 トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
2013年4月28日

ゲートが開いたので、久しぶりに北部の林道へ行ってみた。
北部の林道へは県道101号で行くことが多いのだが、今回は千代田湖からグリーンラインへと進む県道104号で行ってみることにした。

今回の全行程マップ(グーグルアース)  元の写真に戻す

千代田湖から千代田小学校へと進み、その直ぐ先のY字路からグリーンラインへ入る。

ゴールデンウィーク中ということもあり交通量はかなり多めで、場所によっては10台近い車両が連なっていることもあった。

県営の無料駐車場はほぼ満杯。入り切らない車は路上の駐車スペースへ停めていた。
現在地まっぷ  元の写真に戻す

荒川ダム駐車場。
3月に来たときは人影もない寂しいダム湖だったが、当日は多くの人出で賑わっていた。

荒川ダムの能泉湖に架かる荒川大橋。
渡った突き当たりがT字路になっており、右折すると高成林道へ続くが今回は左折して野猿谷林道へと進む。
ちなみに橋の色が現在のコゲ茶色に変わったのは2006年で、それまでは水色の橋だった。
現在地まっぷ 塗装中の荒川大橋 元の写真に戻す

深い渓谷が続く野猿谷。
その渓谷に沿って走るのが野猿谷林道。今でこそこんな便利な道が出来て簡単に来られるようになったが、数10年前までは滅多に人の立ち入らない秘境のような場所だった。って、少しオーバーか ^^;

甲府市黒平町へ到着。
黒平町は長野県と接する甲府市では最も北に位置する集落。
平成25年3月現在の人口は14世帯18人。この5年間では1世帯4人が減ったそうだ。

市営、池の平林道の起点へ到着。
閉まっているゲートは奥御岳林道のゲート。
奥御岳林道は荒川に沿って神子ノ沢まで続く約4.2キロの林道だが、残念ながら通年を通してのゲート閉鎖となっている。

池の平林道を上る。

途中からぐんぐんと標高を上げていき、対面の山腹に焼山峠を起点として延びてきた荒川林道を望む。

佐武沢峠。
佐武沢峠は北杜市との境界で、ここからは木賊平林道が分岐点している。
そのまま進むと約1.2キロで木賊峠へ至るが、今回は同峠を右へと曲がり久しぶりに木賊平林道へ行ってみる。
現在地まっぷ  グーグルマップ 元の写真に戻す

木賊平林道へ約100mほど入っていった場所にある右へと延びる分岐道。
昔から気になっていたのだが、今まで1度も入ったことがなかったので入ってみることにした。

ほどなく現れる分岐道のゲート。

前方の鉄塔の左下に見えるのは金峰山2595mで、1番左側に写っているゴツゴツとした山は瑞牆山2230m。

標高1550m前後。
左手には木賊平のなだらかな傾斜地帯が広がっており、木賊平林道はこの広大な森林地帯の中を縫っている。

ほぼ中間地点。
左右に分岐しているように見えるが右側の道は直ぐに行き止まる。

背後を振り返ると池の平林道がくっきりと見える。
ここから見えるのは終点間近の池の平林道で、1番右側の山腹を少し進んだ辺りが木賊峠になっている。

写真では分かりづらいが路面は少々荒め。
深さ50センチくらいの段差やV字に掘られた場所もあるので一般的な4輪セダン型車だと底突きをするかもしれない。

最終的には約2.4キロほど進んだ金石沢の手前で道が途切れて行き止まる。
前方は山。周囲も木々に囲まれているため景色的には乏しいが、南側が開けていて富士山を見て取れる。
現在地まっぷ 南側の景色  元の写真に戻す

分岐路を終えたあとは本線の木賊平林道へ戻って進む。

直線距離で約6.5キロくらいだろうか。
チョキ1883.3mの稜線を通して瑞牆山2230mが顔を覗かせる。

穏やかな山林地帯に延びる木賊平林道。
周囲に高い山がなく日差しがさんさんと降り注ぐ気持ちの良い林道だ。

木賊平林道の終点。
終点は観音峠大野山林道に突き当たる形で終わっており、右へ曲がると増冨方向へと抜けていく。
ただ当日の増冨側は工事中なので(2013年5月30日まで)、今回は同地点を左折して木賊峠へ上っていく。

木賊峠へ到着。
5分ほど休憩して樫山林道へ向かう。
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樫山林道の第2ゲート。
正面に顔を覗かせているのは八ヶ岳で、その左側には長坂町方向の景色が広がっている。

樫山林道を下る。

珍しく日向樫山林道のゲートが開いていたので入ってみることにした。

入り口から暫くは路面を覆い隠すほどの厚い枯れ草。この状態だと昨夏は前が見えないほどの藪道だったに違いない。

小規模な崩落。
バイクなら全く問題のないレベルだが4輪だと少々厳しいかもしれない。

日向樫山林道の長さは2045m。
この辺りはそのほぼ中間地点で、このころになると谷側が開けることが多くなる。
それほど素晴らしいといったような景色ではないが、場所によっては木立の間に南側を見通し、その遥か先には盆地が霞んでいる。
南側の景色  元の写真に戻す

二つ目の崩落。
先ほどより規模が大きく道の半分が埋まっている。
こちらも2輪なら問題ないが4輪では難しい......と思うが猛者ならこの程度は行っちゃうのかも?しれない。

最終的には約2キロほど進んだ空き地で道が途切れて行き止まる。
終点には林道名を書いた杭が建っているのだが、今はもう日差しと風雨に晒された文字を読み取ることは出来ない。

現在地まっぷ 昔の林道杭 現在の林道杭 元の写真に戻す

日向樫山林道を出たあとは樫山林道を下って樫山小森川林道へと入る。

樫山小森川林道はその名前が示す通り、樫山林道と小森川林道を結ぶ連結林道だ。
延長は3125mとそれほど長くはないが、その9割が未だに舗装されていないという今では貴重な存在だ。

樫山林道から入るとほぼ上り坂が続く。
ただ標高差としては60mくらいしかないので比較的なだらかな勾配だ。

樫山小森川林道の終点は小森川林道へ突き当たる形で終わる。
ここからは同地点を右折して奥山林道へ向かう予定だったのだが、勘違いして左折してしまったので行けずじまいになってしまった。

小森川林道の終点間近。
対面の山腹に延びるのは観音峠大野山林道で、谷側が大きく開けた景色はとても爽快だ。

その谷側の景色。
これから進む観音峠大野山林道が長く延びており、最終的には升形山1650m(右奥)の手前を抜けて観音峠へと下っていく。

観音峠大野山林道と合流したあとは観音峠(のちょっと下)へ下って奥山林道の入り口へ到着。予定ではここへ出てくるはずだったのだが.........

最後はいつものように敷島総合公園で一息。
全走行距離は100キロ弱といったところだろうか。
午後からのちょい乗りだったが、1日を通しての晴天で気持ちの良い林ツーとなった。

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