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2013年8月29日。

やや雲の広がる天気でしたが、久し振りに柳沢峠方面へ行ってみることにしました。
JR塩山駅前を通る県道38号を東進。赤尾交差点を左折して国道411号へ進みます。
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国道411号の新千野橋の手前で左折。県道207号で三富村方面へ向かいます。

大菩薩嶺2056m方向。ちょっと雲が多めです。

国道411号を左折して約5キロ。上条平沢林道の入り口へ到着。
実はそのまま真っ直ぐに進むと約1キロで鈴庫山林道の入り口になるので、本当は国道140号側から入って、雷沢林道、鈴庫山林道、上条平沢林道と繋ぎたかったのですが、鈴庫山林道が閉鎖中なので止むを得ずの選択です。

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道の右側に立つのが林道の起点杭。
路面は起点杭の直ぐ先から未舗装路ですが、10年くらい前は起点杭の30mくらい手前から始まっていたので僅かながらも延びたようです。

未舗装路を上ること約5分。カーブを曲がり切ったところで前方にシカ発見!
このあと10秒くらいの対峙となりましたけど、バイクで近寄っていったら普通に逃げて行きました。

路面は砂まじりの土。段差のないフラットな道が続きます。

林道のピークとなる上条峠へ到着。
標高は910m前後で、峠の右側は50mx30mくらいの広場になっています。

上条峠から徒歩2分くらいの場所にある四阿。
展望台形式になっていますが、残念ながら前方の木々に邪魔されて景色はありません。

が、少し離れた場所からは旧塩山市方向の町並みを望みます。
空気が澄んでいれば正面に富士山が見えているはずなのですが、残念ながら当日は霞んでいて見ることが出来ませんでした。

さて平沢地区を終えて上条地区へ下ります。

道幅は広くて路面もフラット。
ただ流水のあとでしょうか、当日の路面にはあちこちで亀裂が生じていました。
深さは10数センチから20センチ程度で、2輪なら特に支障になるようなことはありませんが、4輪だと縦に長く続いているので気を遣うかもしれません。

まだ工事が終わって間もないと思われるコンクリートの舗装路。
残念ながらここから終点までずっと舗装路で、10年前に比べると随分と舗装化が進んでしまったようです。

上条平沢線の終点。
写真の右側に写っているのが終点杭で、そこに書かれている林道の長さは2700mとなっています。

さて上条平沢線を出たあとは国道411号へ戻って柳沢峠を目指します。

重川に架かる平成16年に竣工した高芝大橋。
この辺りの国道411号はこの10数年であちこち改修されて随分と走りやすくなりました。

もう柳沢峠も間近で、この辺りまで来ると左手の柳沢の頭1671.2mには長く延びた竹森林道を望みます。

柳沢峠へ到着。といっても国道411号のピークはもう少し先です。

柳沢峠のドライブイン。
休日には割りと賑わうこともある峠ですが、当日は車1台、バイク1台が停まっているだけでした。

ドライブインの裏手にある竹森林道の入り口。
もう鈴庫山林道と繋がっているはずなのですがゲートは依然として閉鎖されたままです。

柳沢峠を300mほど下った笠取林道。
入り口には落石のため通行止めという看板が出ており、その横には平成20年4月6日から行方不明のまま未解決となっている事件の看板も出ていました。
当時かなり大々的に報道されていましたが、あれから5年も経つのか、と月日の経つ早さに驚いてしまいました。

事件の看板 元の写真に戻す

柳沢峠を約2.4キロほど下った大ダル林道。
残念ながらこちらもゲートが閉まっており通行止めの看板が出ていました。

更に大ダル林道を約100mほど下った場所にある泉水横手山林道(泉水中段線)。
こちらも通行止めとなっており、これで、竹森、笠取、大ダル、泉水横手山、と四連続の通行止めです。
ある程度の予想はしていましたが酷い状況です........

気を取り直して丹波山村方向へ進みます。

一ノ瀬林道の近くまでやって来ました。
右手下部に見える道は平成23年に開通したばかりの一之瀬高橋バイパス。
この一之瀬高橋バイパスができたおかげで旧道が閉鎖され、現在ではあの心霊スポットとして有名な「おいらん淵」へ行けなくなってしまいました。
平成18年の大崩落により付け替えられた道ですが、おいらん淵へ行けなくなってしまったのはちょっと残念な気がします。

現在地と「おいらん淵」の周辺マップ 元の写真に戻す

一之瀬林道の入り口。
泉水谷林道が開いていればと思ったのですが、泉水横手山林道の状況からして開いていそうもないので一之瀬林道へ入ってみることにしました。
一之瀬林道の長さは約17.1キロ。藤尾山1606.2mを中心に、一之瀬、二之瀬、三之瀬地区、と廻って行く林道です。

右手の谷底を下るのは一之瀬川で、標高差の大きい場所では100mくらいありそうです。
プチ高所恐怖症の身としては非常に大きな高低差を感じます。

ガードレールのない場所も数多くあり、膝くらいしかない縁石には心許ない気がします。

林道の入り口から約3キロ。
石楠花橋を渡ると一之瀬川は左手へと移っていき、この辺りまで来ると川面も10数メートルくらいまでに近づいています。

入り口から約4.5キロ。
そろそろ二之瀬地区へと入り、前方には幾つかの民家が見えてきました。

一帯は一之瀬高原とも呼ばれ、付近には民宿やキャンプ場が点在しています。

そろそろ三之瀬地区。
標高も林道入り口の910m前後から1295mまでに上がってきており少し肌寒さを感じます。

三之瀬地区。そろそろ一之瀬林道の最奥部です。

一之瀬林道の最奥部。
前方の橋は中川に架かる中川橋で、ここから埼玉の県境までは直線で約2.1キロです。
付近一帯は完全な山中で景色的なものはありません。
逆側からの写真 現在地マップ 元の写真に戻す

中島川口。
進行方向の右手に水干1865m(馬止めを経て水干まで5.0km)への登山道が上ります。

作業平口。
登山道が交差しており、進行方向の右へ登ると一級坂分岐を経て水干まで5.2km。左へ下ると1.6kmで一之瀬集落です。

割りと広い展望広場。
当日は雲っていてはっきりしませんでしたが、晴れていれば左側の笠取山1953mから右側の飛龍山2069mまでのパノラマ景色が広がるそうです。

一ノ瀬林道の看板。
一帯が東京都の水源地帯になっているので林道の管轄も東京都がしているようです。

犬切峠への分岐点。
国道411号へ出るなら右直進ですが、左折すると直ぐに犬切峠となって一之瀬集落や二之瀬地区へと抜けられます。

現在地マップ 元の写真に戻す

大ダル林道との分岐点。
ただ残念ながら右へ折り返した直後の場所にチェーンが掛かっており通行止めとなっていました。
柳沢峠側の大ダル林道とは繋がったのでしょうか?

斉木林道へ上っていく分岐点。
右折した道は笠取小屋1776mまで車道が続いていますが、途中にゲートがあり、昔に比べるとかなり厳重になってしまったようなので入るのは難しいと思います。

国道411号の落合橋へ到着。
これで藤尾山1606.2mを中心に、一之瀬、二之瀬、三之瀬地区をぐるりと廻ってきたかっこうです。

落合橋で右折して再び柳沢峠へ戻ってきました。

午後7時半ころまでに帰りたかったのでギリギリ。ここからは寄り道をせず一直線に帰ります。

国道411号、県道216号、国道140号、県道6号と繋いで帰着したのは午後7時半ころ。
まあまあの天気でしたけど通行止めが多くてがっかり。全部は無理でも、せめて泉水横手山林道だけでも開いてもらいたいところです。

あ、そうそう。ちなみにこの日、5年ぶりくらいにスタンド転けをやってしまいました。
下り坂にバイクを停めて写真を撮ろうとしたらスタンドが外れてガシャッ!.........もう何度もやっている失敗なのでかなり気を付けていたんですけど、クラッチレバーが少し曲がってしまってショックです。走行する分には支障がないので暫くはそのまま使うつもりですが、みなさまもお気をつけくださいませ。

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