2015年2月下旬。旧牧丘町、旧三富村あたり トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
5年ほど使ってきた GARMIN nuvi1460 のバッテリーが劣化してきたので、同じく GARMIN社製 の nuvi2580Lite を買ってみた。

そのお値段、な、な、なんと 8,980円〜 ....... って安っ!この価格で準天頂衛生みちびき対応、ワンセグ付きというのだから驚きだ。

ちなみに自身がこれまで使ってきたGPSやポータブルナビは、最初の F-GFL100(上段左) を除くと全てがGARMIN社製。

GARMIN社製のナビの長所はなんといってもパソコンとの相性の良さだ。
パソコンでウェイポイントを作ってナビへ送る、カスタムマップを表示させる、国土地理院の基盤地図を組み込む、などなど他のナビでは出来ないこと(出来るのかな?)が簡単に出来てしまうというのは大きなメリットだ。
ちなみに今回の旧牧丘町方面をノーマルのまま表示させるとこんな感じなのだが........

基盤地図を組み込むとこんな感じになり、普通のナビでは出てこないような林道や登山道が表示されてその差は歴然だ。
とはいえ国産機に比べると、地図がスカスカ、一方通行表示が出ない、検索が弱い、など使い難い点も多々あるのも事実だが、自身のように林道が主目的だと大した問題ではないし、なによりこれだけ安いと或る程度のデメリットには目を瞑れるというものだ。

ということで早速 nuvi 2580 Lite をバイクへ取り付けて旧三富村方面へ向かってみることにした。
ちなみにバイクへの取り付けには nuvi2500 シリーズのRAMマウントを使ったが、これまでの nuvi1400 シリーズのRAMマウントでも使えそうだ(多分)。

今回の全行程マップ(グーグルマップ)  元の写真に戻す
[マウスのホイールで拡大縮小 マップ内の右上四角で詳細 ]





県道6号を東進。いつものように十郎橋西交差点から西関東道路へ入って旧三富村方面へ向かう。

万力ランプ。
いつもはここで降りるのだが、昨年(2014年)12月22日に八幡南ランプまで延伸されたということなので更に進むことにした。

長さ1,379mの万力八幡トンネル。延伸された距離の半分はこのトンネルで、トンネルは上兄川の直ぐ手前まで続いている。

現在の終点である八幡南ランプ。
写真中央のやや右側に見える低くポッコリとした山は塩ノ山552.7m。その上の峰々の最も高い山が大菩薩嶺2056.9m。
既に甲州市の直ぐ手前まで来ており、 ここまでノンストップで来られるというのはなんとも素晴らしい!甲府市桜井町からここまで僅か9分の道のりだ。

現在はU期区間の荒神山トンネル(248m)を造っており、完成すると岩手ランプとして国道140号の岩手橋あたりへ抜けられるようになるようだ。

     現在地まっぷ  元の写真に戻す

その国道140号の岩手橋西詰交差点。八幡南ランプ〜岩手ランプが完成するとこの辺りと繋がるようだ。

岩手橋から見た笛吹川の上流。
一番奥の雪を被っているのが埼玉との県境に位置する古礼山2112.1m。一番左で頭だけ見せている山が乾徳山2031m。

自宅を出て約50分。道の駅「花かげの郷まきおか」で一息。

5分ほど休憩して再び国道140号を北進。道路横の気温計は6度を表示していたが、日差しが強かったので寒さは感じなかった。

自宅を出て約1時間10分。最初の目的地であるお伊勢宮へ到着。

伊勢参りを無事帰参したお礼に一体ずつ奉納したという石仏群。
今回はその石仏群に囲まれたお伊勢宮から鈴庫山線へと上り滑沢地区へ廻ってみる。

     お伊勢の宮の看板  元の写真に戻す

と思っていたのだが100mも進むと積雪路.........

そして500mも進まない内に敢えなく断念。

仕方がないのでいったん国道140号へ戻り、逆側の滑沢から廻ってみることにした。

大山石尊社の横を通って滑沢へと向かう。

しかしこの神社の参道が凄まじい。60度?70度?こんな急傾斜地を登っていくのだろうか?
足を滑らせたらそのまま下まで転がり落ちてきてしまいそうで、プチ高所恐怖症の身としては容易には登れそうにない道だ。

滑沢に沿った道を進む。
この先に滑沢キャンプ場があるからだろうか、道は綺麗に除雪されていた。

が、場所によっては凍結しているので注意して進む。

用水路?ん〜、覚えていない。
滑沢へ来たのは13年前に続いて2回目だが、この辺りの記憶は全く残っていないので見るもの全てが目新しい。

国道140号から約1.7キロ。滑沢キャンプ場へ到着。
滑沢キャンプ場は、オートキャンプ場が75張、バーベキュー場が5箇所、バンガローが10棟、だそうだ。
周囲を山に囲まれた自然豊かなキャンプ場だが、流石にこの季節では動く人影もなく、周囲一帯は音一つない静寂さに包まれていた。

滑沢キャンプ場を過ぎると直ぐに雪道となっていた。

積雪は10センチくらいだろうか。靴がスッポリと埋まるほどであり、こちらもチェーンがないと無理そうなので引き返すことにした。

国道140号の100mほど手前まで戻ってきた。
国道を挟んだ対面の山腹に見えるのは高さ143.3mの下釜口発電所の水路。取水は導水路トンネルを使って山向こうの徳和川から取っているそうだ。

さていったん国道140号へ下りて、ここからは乾徳山(南)林道の起点がある大平牧場へと向かう。

     現在地まっぷ  元の写真に戻す

が、上り始めた直後からシャーベット路。
ハンドルを持っていかれる程ではないのだが、気を抜くと転倒にも繋がりかねないので注意して進む。

先ほど対面から見た下釜口発電所の水路。下に見える建物が発電施設で、昭和63年4月から県営17番目の発電所として発電を開始したそうだ。

林道徳和・下釜口線との分岐点へ到着。
本線は右へとカーブしていくが、左直進的に進むと林道徳和・下釜口線となって徳和地区へと抜けられる。
徳和・下釜口線の長さは約1.7キロ。以前は約1キロほどの未舗装路が残っていたが今は知らない。

     現在地まっぷ  元の写真に戻す

標高的には100mくらい上がっただろうか。眼下には国道140号を見下ろし、その上部には滑沢キャンプ場へ向かった道が見えている。

更に標高が上がって対面の山腹には雷(いかづち)地区の集落が見えてきた。
雷地区には雷川が流れており、それに沿う形で林道雷線が林道鈴庫山線へと上っている。
実はこちらへも行ってみるつもりだったのだが、雪道にあたふたしていたら雷線のことをすっかり忘れてしまった........

国道140号から約2.6キロ。標高が1000mに近づいてきて、路面には徐々にアイスバーンが目立つようになってきた。

そして途中からは雪道。ずっと続いているという訳ではないが、アスファルト路、アイスバーン、雪道と断続的に繰り返しながら上っていく。

日陰ではアイスバーンの上に雪が圧雪されているので注意が必要だ。この辺りではタイヤが空転してしまい何度かバイクを押して上った。

大平牧場の約500mほど手前。
後方には富士山を望み、その下には勝沼町あたりの町並みが僅かに顔を覗かせている。

現在地まっぷ 元の写真に戻す

対面の山には林道鈴庫山線や、坂脇峠で分岐していく林道小屋敷線の道筋が長く続いている。

そして正面は棒杭1363.6m。その山腹には鈴庫山線の終点をハッキリと見て取れる。

日陰に入ると再びの雪道。

国道140号から約6.5キロ。普通なら10分から15分くらいの距離なのだが、当日は約40分ほど掛かって大平牧場へ到着した。

そのまま大平牧場の中を突っ切って約500mほど進むと、道の左側に乾徳山(南)林道の杭が立っている。

一帯は大平高原と呼ばれる標高1350m前後の平原で、夏場には鮮やかな緑が広がるのだが当日は10センチくらいの雪で覆い隠されていた。

取り敢えず行けるところまで行ってみることにする。

暫くは南へと進み、先ほどまで右手に見えていた山々は左手へと移っていく。

徳和林道分岐点。
同地点を下って行くと徳和地区へと下っていくのだが、残念ながら車両は通行止め。
入り口には盛り土が成されており、その先にもバリケードが作られている。

乾徳山への登山口。ここから山頂までは約2時間30分の行程ということだ。
山頂では素晴らしい景色が広がるようだが最後が岩場になっており鎖を使って登っていくらしい。
登ってみたいところだがプチ高所恐怖症の身としては一生無理そうだ。

乾徳山の登山口から約500mほど進むと林道乾徳山(南)線のゲートが現れる。
通常は12月10日から4月25日くらいまでが冬季閉鎖なのだが、当日のゲートはフルオープンになっていた。

ただゲートから先は完全な積雪路。標高も1410m前後あり、チェーンがないと厳しそうなので引き返すことにした。
ちなみに前回に来たのは9年前。同地点から約6.2キロほど先で行き止まりになっていた乾徳山(南)線だが、長い年月に少しは延びているのだろうか。久しく来ていないので雪融けしたらまた来てみたいと思っている。

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さて帰路へ。
現在地まっぷ 元の写真に戻す

が、ここからが大変。

時速5キロくらいの超低速でも滑りに滑りまくって、国道140号へ出るころには腕がパンパンになっていた。

道の駅「花かげの郷まきおか」で一息。
このあとは来た道と同じ道を辿って自宅に着いたのは午後7時20分ころ。昼間の暖かさも日が暮れると寒くなり震えながらの帰着となった。

はい、いつものように中途半端でいい加減なまとめ方ですが...........(了)

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