2015年9月下旬。甲州市、大菩薩湖あたり トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
2015年9月20日(日) 晴れ/曇り

久々に晴れそう、ということで甲州市方面へ行ってみることにしました......と、その前に充電。
最近は天気が今ひとつぱっとしなかった事もありバイクはほぼ1ヶ月の放置状態。セルは回るのですけど、電圧が下がると前照灯のHID(リレー無し)が点かなくなることがあるので念のために充電です。
ちなみにこのバッテリーは台湾ユアサ製で当時2,950円で買った安物。バッテリーは突然死がある?と聞いたことがあるのでどうかなとも思ったのですが、値段の安さに惹かれて買ってしまいました。購入してから約4年。今でも問題なく使えているので当たり?だったのかもしれません。.......などと言っていて山奥で突然死したら最悪なんですけどね(うっ、考えたくない) ^^;

※ページのファイル容量が約12メガと大きいので画像の表示には時間がかかります。
今回の全行程(グーグルマップ)

で、最近、これに気を良くしてメーカーも良く判らない原付き用のバッテリーも800円で購入してしまいました。
初期充電後の1週間放置で約14v。取り敢えずは問題はありませんけど、果たしていつまで使えるのでしょうかね。贅沢は言わないので1年くらいは持ってもらいたいところです。

いつもの如く遅い時間帯の出発となってしまいましたが、県道6号を東進して甲州市方面へと向かいます。
が、当日はシルバーウィークの2日目。交通量がいつもよりかなり多く、走り始めて直ぐに車の列に巻き込まれてしまいました。

通常の2倍くらい掛かったでしょうか、県道6号からは西関東連絡道路で山梨市方面へと向かいます。

西関東連絡道路ではスムーズに進みます。が、その方向には厚い雲が......
盆地は晴天なのに山へ行ったら曇天......ということはよくある事で、今回もそんな嫌なパターンを早くも予感させられてしまいました。

西関東連絡道路を出た後は国道140号、県道216号と進んで甲州市へと入ります。
ちなみに正面の雲を被っている山が大菩薩嶺2056.9mで、これからその方向へと向かいます。

自宅を出発して約50分。JR中央線の塩山駅へ到着。

塩山駅からは国道411号へ出て丹波山村方面へと向かいます。

と、甲州市塩山上小田原地区へ入ったところで謎の林道杭発見!!

     現在地まっぷ  元の写真に戻す

林道の杭に書かれている文字は、県営林道高芝線起点。延長1867m、幅員5m。
へー、こんなところにこんな林道が出来たんだ。

裏には平成25年度竣工と書いてあるので約2年前に出来たのかな?その間にもこの道は通っていたのですが気が付きませんでした。

ちょっとだけ上ってみると100mほど先にゲート。入り口から舗装路なので恐らく全線舗装林道なのでしょうね?

ゲートから南東方向を見た景色。まぁ、どうということのない風景ですけど......

こちらは南西方向の景色。正面の奥は山梨市方向で、中央やや右側に塩の山552.7mが頭を覗かせています。

高芝線はまた今度いつか、という事で再び国道411号へ戻ります。

上日川峠への上り口。
正面の建物は番屋茶屋という「ほうとう屋」で、同地点を右折すると県道201号となって約8キロ先で上日川峠へ至ります。なお現在は塩山停車場大菩薩嶺線という県道ですが、昔は嵯峨塩裂石林道という林道であり、冬季には区間ごとの冬季閉鎖があるので行く際には注意が必要です。

     現在地まっぷ  冬季閉鎖期間  元の写真に戻す

道路脇に設置された気温計は24度。暑くもなく寒くもなくの調度良い気温なのですが、いかんせん雲が多くてテンションが下がります。

丸川峠1675mへの登り口。
同地点から丸川峠までは約2.5キロの距離で、時間的には約2時間20分の行程になるそうです。丸川峠から東へ進むと約2.4キロで大菩薩嶺2057mとなり、そのまま北へ下ると約2キロで泉水谷林道の終点の牛首谷橋へと至ります。当日はシルバーウィークということで多くの登山客で賑わっていました。

     位置関係マップ  元の写真に戻す

ちなみにこちらが丸川峠を挟んだ反対側に位置する泉水谷林道の牛首谷橋。牛首谷沢に架かっているから牛首谷橋で、バイクの左側の登山口を登って行くと丸川峠へと至ります。写真では拓けているように見えますが、実際には峻険な山間にあり直ぐに日が陰ってしまうような場所です。

さて標高としては1500mくらいまで上がってきたでしょうか。後方となる北西方向には国道411号の道筋を望み、その上部には柳沢の頭1671.2mや高芝山1540mといった稜線が続きます.........と、そう言えばさっきの新しい林道も高芝線。なるほどその高芝か........

自宅を出て約1時間半で上日川峠のロッヂ長兵衛へ到着。
大菩薩嶺の登山口なので凄い人出で、あいにくの曇り空にもかかわらずロッヂ長兵衛の前にはバスが3台も停まっていました。

人が多いので休憩0分で出発します。

土室日川林道の入り口。
計画では抜け林道の予定でしたが、予算の縮小で現在は2753mのピストン林道で終わっています。道筋からは大菩薩湖が綺麗に見えるのですが、昔から開いていることの少ない林道で、当日も約100mほど先のゲートは閉まったままでした。

土室日川林道から見た大菩薩湖  元の写真に戻す

砥山林道の分岐点。砥山林道は砥山1604.5mの山腹を大菩薩湖の西側に沿って下日川峠方向へと下っていく延長8100mの林道です。最後に入ったのは10年くらい前でしょうか、長く入っていなかったので今回は砥山林道へ進んでみることにします。

約500mほど進むと現れるゲート。その先には僅かに上日川ダムの大菩薩湖が顔を覗かせます。

湖面の先に見えるのが上日川ダムの堰堤。ダムはロックフィル方式で堤長494m、堤高87m。標高は1487mで、この高さは日本で3番目だそうです。

大菩薩湖北岸駐車場。もう随分と日差しも傾いていますが、この時間になっても広い駐車場には多くの車が停まっていました。

大菩薩湖の西側へと回り込んできて、その上部には小金沢山2014m、牛奥ノ雁ヶ腹摺山1985m、黒岳1987.5m、といった山々の稜線が続きます。

県営林道砥山一号支線、だそうですが横には「←遊歩道610m」という案内板がありゲートが閉まっていました。近くには自然観察歩道も整備されており、大菩薩湖を一望に見下ろす展望台もあるそうです。

大菩薩嶺トレッキングコース案内図

フラットながら未舗装路出現!......と思ったのも束の間で、約100mも進むと舗装路に戻ってしまいました。先に書いてしまうと未舗装路区間は此処だけで、今年中には全線舗装化されてしまうのでは?という気がします。

さて砥山林道もそろそろ終盤になってきて、左手には小金沢山2014m、牛奥ノ雁ヶ腹摺山1985m、黒岳1987.5mといった山々を見通します。

下日川峠林道の入り口。延長1280mの未舗装林道ですが、残念ながら一般車両は通年通行止めでゲートが閉まっています。

砥山林道の終点(こちら側が起点)へ到着。ここからは県道218号を再び上日川峠方向へと上っていき日川林道へ行ってみることにします。

一の平林道入り口。一の平林道は3294mの未舗装林道ですが、こちらも一般車両は通年通行止めで進入禁止です。

大菩薩湖の上日川ダム入り口。
ここは何回も来ているので今回はパス。ちなみに上日川ダムは東京電力が発電用ダムとして1999年に完成させたダムで、前記したように標高の高さでは日本で3番目だそうです。ちなみに1位は長野県南佐久郡の南相木ダム、2位は群馬県吾妻郡中之条町の野反ダムということです。

日川林道入り口。今回はここを上って湯の沢峠へ行ってみたいと思います。

     現在地まっぷ  元の写真に戻す

日川林道の長さは6464m。10年くらい前までは未舗装路が長く続いていたのですが今やすっかり舗装化されてしまいました。

     昔の日川林道  元の写真に戻す

牛奥ノ雁ヶ腹摺山1985mへの登り口。
多くの人はこれから向かう湯の沢峠から登ることが多いようですが、山を越えた真裏が真木小金沢林道の大峠になっており、そちら側から登っていく人も多いようです。ここから登ると約70分という短時間で登ることができ、頂上では旧500円札に印刷されていた富士山を望むことができるそうです。

     大峠側の登り口  元の写真に戻す

日川林道の終点は焼山沢真木(西)林道へ出て終わります。同地点を左に進むと約2キロで湯の沢峠となり、右に曲がると約9.3キロで県道218号へと至ります。今回は左折して湯の沢峠へ向かいます。

左へ曲がると直ぐに未舗装路。未舗装路といっても非常にフラットな路面なのでオンロード車でも普通に走れます。

ほどなく焼山沢真木(西)林道の終点へ到着。終点は30m四方くらいでしょうか、そこそこ広い空地になっており、左側には立派な公衆トイレ、右側には林道の終点杭が建っています。翌朝から登るのでしょうね。当日の空き地には4張のテントが並んでいました。

湯の沢峠はもうちょっと先にあるのですが、ここから先は登山道なので歩いて向かってみたいと思います。

歩くと言っても湯の沢峠までは50mくらいしかありません。殆ど勾配のない道を歩いて行くと最後に短い階段道があり、その階段道を登り詰めた先が湯の沢峠になっています。

空き地から1分もかからずに湯の沢峠へ到着。

同峠を右へ曲がると大蔵高丸1781mやハマイバ丸1752m方面、左へ進むと黒岳1987.5m、牛奥ノ雁ヶ腹摺山1985m、小金沢山2014m、と過ぎてやがて大菩薩嶺2056.9mへと至ります。

いやそれにしてもヤブが多くなった。自身が湯の沢峠へ来たのは大蔵高丸1781mへ登った9年前が最後ですが、そのころはもっと拓けていて、少し移動すれば間近まで迫る焼山沢真木(東)林道も見えたのですが、今では全く見えなくなってしまいました。ちなみに焼山沢真木(東)林道は、真木小金沢林道から分岐する林道で湯の沢峠の直ぐ近くまで来て終わっています。焼山沢真木(西)林道とは400mほどしか離れていないのですが、繋げるだけの価値がないのかその気配は全くありません。

     間近まで迫る焼山沢真木(東)林道  黒岳と焼山沢真木(東)林道 大蔵高丸のお花畑地点  大蔵高丸の山頂 元の写真に戻す

あまりにも景色がなかったので少し真木側に下って大月方向の景色を撮ってみました。遠くに流れるのは笹子川?或いは桂川?なのでしょうか?

さて湯の沢峠を後にして焼山沢真木(西)林道を下ります。

焼山沢真木(西)林道から見た上日川ダムの堰堤。その上部が砥山1604.5mで、山腹には先ほど走ってきた砥山林道の道筋を望みます。

焼山沢真木(西)林道の長さは11,384m。最後は県道218号のお食事処「憩」の横に出て終わります。
予定では、嵯峨塩裂石林道、砥山林道、日川林道、湯の沢峠、焼山沢真木(西)林道、大蔵沢大鹿林道、穴沢林道、黒野田林道、入道沢林道、大鹿林道、と回る計画でしたが、既に日没を過ぎてしまったので帰路に就くことにします。

長さ185mの天目トンネル。出ると直ぐに大蔵沢大鹿林道へ続く道が折り返します。2004年に入った時は7.5キロほど先で延伸工事をしていましたが、それから11年が過ぎ何処まで延びたのでしょうか。

県道218号を下りきって国道20号と合流。

最後は甲府市和戸町のスーパーで買い物をして自宅への帰着は午後8時ころとなりました。
計画していた行程の半分も回れず、天気も曇天でテンション下がりまくりのちょいツーでしたが、その内に残りの都留市方面へも晴れた日に出かけてみたいと思います。んー、いつになることやら......
ということで、いつもと同様にいいかげんなページ作りとなりましたが..........(了)

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