2016年5月中旬 甘利山周辺と甘利山1731m トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
2016年5月13日

久しぶり甘利山周辺へ行ってみることにしました。
午後2時50分。まずは緑ケ丘県営体育館の巨木を背景に南アルプス市へ向かいます。
で、このー木なんの木、気になる木。なんの木?植物には疎くて.......

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※ページ容量が大きいので表示には時間がかかります。
と、その前に近くのガソリンスタンドで給油。
リッター113円。5.77Lで652円也。一時期に比べるとやや高くなったけど、それでも一時期に比べると随分と安くなりましたね(どっちじゃい)。

甲斐市大下条の県道25号を南進。前方の信号を右折するとJR中央線の竜王駅南口です。この道は竜王駅の建て替えに伴い10年くらい前?に出来た道で、その後、オギノやケーヨーD2の進出で周囲の風景も随分と変わった気がします。

県道20号の信玄橋を渡ります。橋の下を流れるのは釜無川で、橋を渡ると南アルプス市です。橋の左側には櫛形山2051.7m、右側には甘利山1731mが鳳凰三山の下に見えています。

南アルプス市の有野地区へと入ってきました。約1キロほど進むと源交差点へ突き当たるので右折。一時的に県道12号へ進みます。

県道12号の芦安入口交差点で左折して再び県道20号へ。右手には穂見神社奥宮が建つ旭山1037mを大きく望みます。オフローダーにとっては奥宮までの道はとても面白い道なのですが、噂では随分と変わったと聞きますし、自身も、もう10年くらい行ってないので現在がどうなっているのかは知りません。

県道20号の塩沢入口交差点。ここを右折して塩前地区へ向います。
ちなみに右折せず真っ直ぐに進むと芦安村を経て夜叉神峠となり、その先は南アルプススーパー林道で広河原へ至ります。が、残念ながら南アルプススーパー林道は今年(筆記時の2016年)も自然保護を理由にマイカー規制が決まりました。一般車両で入れないというのは残念なところです。

御勅使川に架かる南甘利大橋。御勅使川は過去に何度も氾濫をした暴れ川で、武田信玄が長年に渡る治水工事を行い信玄堤の高岩へぶつけることで鎮めた川として知られています。

南甘利大橋から見た上流部。脆弱な地質で河床には大量の土砂が流出しています。

南甘利大橋から見た下流部。
こちらにも大量の土砂が流出しており、一帯は南北10キロ、東西7.5キロの御勅使川扇状地と呼ばれているそうです。

塩沢林道で塩沢渓谷河川公園へやってきました。豊かな自然のなかで釣りやバーベキューなどのアウトドアを楽しめるレジャー施設だそうです。

塩沢渓谷河川公園の裏手に気になる道があったので入ってみました。

が、1キロも進まない内に通行止めになってしまいました。帰ってから調べてみると、この先には X-ZONE白根さんのパラグライダー施設があるようです。

再び塩沢林道へ戻って塩前第二林道の起点へやって来ました。ちなみに塩前第二林道は同地点を左へと入っていきますが、真っ直ぐに進むと約1.4キロで塩沢林道のゲートへと行き着きます。
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それでは塩前第二林道へ進んでみたいと思います。

約500mほど進んだ塩前第二林道橋。
昔は谷側が開けていたのですが、現在は木々が生長してしまい景色を見ることは出来ません。

路面はフラットな未舗装路。一般的な4輪のオンロード車でも支障なく走れると思います。

約1.5キロほど進んだ塩前第二林道のピーク。

標高は680m前後。それほど素晴らしいというような景色ではありませんが、左手には御勅使川を挟んで県道20号や駒場地区を見下ろします。

その約100mほどの場所から舗装路へ変わり、更に900mほどで御庵沢小武川林道へ突き当たる形で終わります。

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直ぐに樹林帯の道へと変ります。ちなみにここは町営の御庵沢小武川線で、冬季閉鎖対象となる県営の御庵沢小武川線はもう少し先から始まります。

標高700m前後まで上がってきましたが、廻りが1000mを超える山ばかりなので景色的には単調です。

途中に「尻捲りの滝(しりまくりのたき)」という看板が出ていて、左下方の御庵沢へ視線を落とすと僅かに流れ落ちる滝を見ることが出来ます。直瀑10mということなのでそれほど大きくはありませんが、同地点から御庵沢へ下りて行くと滝壺の間近まで行くことができるそうです。

塩前第二林道から右折して約1.2キロ。鋭角的な右カーブの先端でゲートが現れ県営の御庵沢小武川林道の起点へ到着です。

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県営の御庵沢小武川林道の長さは25,155m。南アルプス市の須沢と韮崎市の清哲町青木を結ぶ林道で全線舗装林道です。

標高900m前後。僅かに甲斐市の町並みを望みます。昔はもう少し開けていたのですが、ここ10年くらいの間に谷側の木々が伸びてしまい眺望ポイントも減ってしまいました。

甲府盆地と富士山。正面の山肌に見えるのは駒場の採石場。

清良平へ到着。右手の鳥居は山乃神。

平成12年、約1キロほど上流に点在していた社を偶然発見し、地元の郷土史家が建立250年を契機に同地点へ移設したそうです。

山乃神の直ぐ先にある「元滝」への入り口。

約300mほど進むと広い空き地となり、その突端に沢へ下りて行く道があります。

元滝は直瀑20mの滝で、斜面を下って行くと滝壺まで行けるそうです。

さて本線へ戻って先へ進みます。

大川林道入り口。大川林道はピストン林道で約1.7キロの未舗装林路となっていますが残念ながら通年通行止めです。

その約150mほど先にある御庵沢林道の入り口。約3キロのピストン未舗装林道ですが、こちらも通年通行止めになっており入ることは出来ません。

御庵沢林道入り口の正面には大きな広場があり南東側に富士山を望みます。

県道613号の甘利山公園線と接続。
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接続地点で左折して甘利山へと上ります。

標高が上がると盆地の景色がパノラマとなって広がります。

御庵沢小武川林道を出て約15分で甘利山駐車場へ到着。

時間は既に午後5時17分。時間が遅かったこともあり、広い駐車場には5、6台の車が止まっているだけでした。

さてさて日没前に登れるかな?せっかくなので急ぎ甘利山へ登ってみることにします。

駐車場から約3分ほどで東屋の建つ展望所へ到着。

眼下に広がる甲府盆地。日が陰ってしまったことと、ややモヤがかかってしまったことが少々残念でした。

日没寸前。息を切らせながら甘利山へと向かいます。

山頂まで残り約200m。

振り向くとこんな感じ。

駐車場から約35分ほどかかって甘利山の山頂1731mへ投着。なんとか日のある内にと思ったのですが、ほぼ到着と同時に完全に沈み切ったところでした。

山頂からは左側に茅ヶ岳1704mや金ヶ岳1764m。正面に甲府市中心部やその先の甲州市や笛吹市。右側に市川三郷町や唐松岳1856mといった眺望が大パノラマとなって広がります。

上のパノラマ写真の拡大

さて日も没してしまったので急ぎ小字沢林道を下ります。

小字沢林道の長さは7121m。15年ほど前まではかなりの部分が未舗装路だったのですが、残念ながら今や完全に舗装化されてしまいました。

途中で小字沢1号支線の開設現場へちょっとだけ入ってみることにしました。

時間がなかったので300mほどしか入りませんでしたが、その先もまだ続いているようです。

再び小字沢林道へ戻り、約500mほど進んだ場所で小武川林道と接続。同地点は突き当たる形でのT字路になっているので、左折して武川村方面へと向かいます。

青木鉱泉への分岐点へ到着。
今回は右直進していきますが、左折していくと約1.5キロほどで青木鉱泉へと至ります。青木鉱泉から先にも長く未舗装路が続いていますが、道そのものは行き止まりです。

御座石鉱泉への分岐点。
進行方向での左へと入って行くと約1.6キロほど先で御座石鉱泉へと行き着きます。時間があったらそこから延びる御座石林道、精進ヶ滝林道と回ってくるつもりでしたがそんな余裕は全然ありませんでした。

小武川林道の長さは11,533m。一昔前まではフラットながら8キロ近い未舗装路が続いていたのですが、現在ではすっかり舗装化されてしまっていました.........

と思っていたら未舗装路が残っていました!といってもゲート付近の1キロくらいだけでしたが。

小字沢林道との接続地点から約30分で小武川林道の終点へと到着。

最後は国道20号へ出て東進。甲府市へ入ったのは午後8時10分ころで、自宅への帰着は午後8時半ころとなりました。
ややカスミがかっていたものの1日を通しての晴天。気温的にも暖かくて気持ちのよい林道ツーリングとなりました。

はい、いつものように中途半端な終わり方ですが..........(了)

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