2017年5月29日 12時12分 やや霞がかっているものの、15年前に悪天候で断念した高ボッチと鉢伏山へ行ってみることにした。 いつもなからに遅い午前11時50分に自宅を出発。国道20号を西進して長野県の諏訪湖方面へと向かう。写真は国道20号の塩川大橋。
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12時58分 長野県諏訪郡富士見町落合のオートスナックふじみ跡。 何10年か前までは割と寄っていたのに今は閉鎖となってしまった自動販売機だけの無人販売所。 熱々のうどんやシワシワなハンバーガーの味が懐かしい。 |
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13時43分 諏訪湖の北岸へ到着。 もう随分と昔から問題になっているようだが湖面のアオコが少々汚らしく感じる。 |
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14時7分 撮り方を失敗したが現在の塩尻峠1012m。 昔からの塩尻峠は別の場所にあるが、そちらは帰りに寄ることにした。 |
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14時20分 市道片丘線を登ってこれより高ボッチ高原。周辺一帯は八ヶ岳中信高原国定公園になっているそうだ。 |
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14時39分 高ボッチ高原へ到着......といってもとても広い高原なので更に奥へと進んでいく。 |
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14時52分 標高1643mのアルプス連峰パノラマ展望台。 当日は月曜日のためか広い駐車場に停まる車は3台のみ。ちょっと寂しい感じのする展望台だった。 |
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14時53分 展望台の名前の通り、本来ならアルプスや松本市の市街地がパノラマとなって広がっているはずなのだが........ ゆるキャン△で志摩リンが「曇っててなんも見えねー」と言っていたのがこの場所だ。 |
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12時55分 高ボッチ山1664.9mへの登り口は道を挟んだ展望台の反対側にあるが、そちらは帰りに寄ることとしてまずは鉢伏山1928.5mへ向かう。 |
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14時58分 ここもゆるキャン△に出てきた崖の湯温泉への分岐点。聖地巡礼ではないので今回は鉢伏山の右へと進んでいく。 |
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15時13分 分岐点から鉢伏山荘までは約4.9キロ。 道は途中から林道鉢伏線(11月下旬から5月上旬は冬季閉鎖)となり、残り1キロくらいになると終点の鉢伏山荘と展望台が見えてくる。 |
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ちなみにここまでは以前にも来たことがあったのだが、その時は悪天候のため登るのは諦めた。 それから15年。ずっと忘れていたのだか、それを思い出させたのがこの年の3月5日に起きたヘリコプター事故。 長野県の防災ヘリコプターが墜落して乗っていた9人全員が死亡するという大事故であった。むろんテレビや新聞などでは連日のように報道され、最初はピンとこなかったが、何度か鉢伏山という名前を聞いているうちに、「あぁ、あの時の山か」と思い出した。 それほど険しい場所でもなく、山そのものもなだらかで墜落するような山ではない。なのになんで落ちたのか。やや不謹慎ながら、なんで?、という興味心が再訪のきっかけとなった。 |
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- 以下、事故の概要と、その後 - |
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15時16分 さて登山口となる鉢伏山荘へ到着。 高ボッチのアルプス連峰パノラマ展望台から鉢伏山荘までの距離は約5.8km。車道はここで終点となり、ここから山頂までは徒歩で登っていく。 |
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15時19分 駐車場は有料。2輪200円で4輪の普通車は500円。自転車と徒歩は入山料として100円を取られ、トイレも100円となっている。 |
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15時28分 身支度を整えて出発。入山料を取られるだけあって道はメチャクチャ綺麗に整備されている。 登り始めると直ぐに分岐道となり左へ行くと前鉢伏山1836.1mで右が鉢伏山1928.5m。もちろん今回は右へと進んでいく。 |
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15時35分 名前のないピーク。遊歩道より一段小高くなっている。ヘリ墜落地点はここから北へ250mくらいの場所らしい。 山荘側からも救助隊が入ったようだが、まだ雪の残る3月。ここからの急傾斜地を下っての作業は大変だったであろうと容易に想像できた。 |
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15時36分 対面は美ヶ原の広がる王ケ頭や王ケ鼻。写真では判りにくいが、実際の目視では王ケ頭ホテルに建つアンテナ群がよく見える。 |
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15時40分 駐車場から鉢伏山の頂上までは850m前後。全て上りだが勾配は小さく最初から最後まで背の低い笹原の中を登っていく。 北側にはテレビ塔の建つ王ケ頭2034m、王ヶ鼻2007m、武石峰1972mといった峰々が連なっている。 |
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ちなみに王ケ頭や王ケ鼻というと余り聞かない山名かもしれないが、一帯は美ヶ原高原になっており、ビーナスラインの最終地点である道の駅「美ヶ原高原美術館」から片道1時間半ほどで王ケ鼻まで行くことが出来る。こちらも素晴らしい景色なのでおすすめだ。 | |
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15時43分 登り始めて約15分で山頂へ到着。北側に僅かに樹木が立っているが、それ以外は全て背の低い笹が覆っている。 |
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15時46分 逆側から見るとこんな感じ。 山頂には二等三角点があり、その横には鉢伏山1928.5mという看板と牛伏寺6.0kmという案内板が立っている。 んで、牛伏寺とはなんぞやと思ったら信州随一の厄除け観音のあるお寺だそうだ。 |
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15時48分 山頂から50mほど進むと鉢伏神社の鳥居があり奥には小さな祠が祀られている。 |
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15時50分 更にその50mほど先にはコンクリート造りの丸い展望台が設けられている。 |
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15時55分 展望台の2階へ上って山頂方向を振り返るとこんな感じ。ちなみに1階は中へ入ることができて避難小屋になっている。 |
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16時10分 本来なら南側に塩尻市やアルプスの峰々を見られるはずなのだが、当日は春霞みで殆ど見ることができなかった。 |
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16時55分 再び高ボッチのアルプス連峰パノラマ展望台まで戻って、ここからは高ボッチの山頂へ行ってみることにした。 |
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16時56分 入り口には「日本一のシャッターポイント」。高ボッチ山頂400m6〜7分という案内板が立っている。 |
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17時00分 遊歩道には殆ど勾配がなく、途中には休憩小屋も建っている。 |
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17時2分 入り口の案内板通り約6分で高ボッチへ到着。 30mx15mくらいあるだろうか、広く切り開かれた山頂には高ボッチ山1664.9mという標柱が建っている。 |
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17時4分 本来なら諏訪湖の上に富士山が見えるはずなのだが...... |
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17時6分 自分はあきらめてサッサと引きあげて来てしまったが、そんな中、20代と思われる青年は我慢強くシャッターチャンスを狙っていた。 |
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17時18分 登り口へ戻ると京都ナンバーの大型バイクが停まっていた。カワサキのZX-10だろうか? こんな山の中で関西ナンバーというのは珍しい。帰る時ちょうど持ち主と出会ったので話しを聞いてみたのだが、定年で仕事を辞めて今は日本各地を回っていると言う。この日の宿は既に塩尻市内に取ってあり、時間が余っていたので高ボッチまで来てみたのだそうだ。 なんとも羨ましい話しである。自身も老後は全国周遊を、と言いたいところだがバイクで回るのは体力的にきつそうだ。 さてその後、この男性は無事に京都まで帰られただろうか。 |
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17時53分 帰りは旧中山道の塩尻峠へ寄ってみた。同地点は明治天皇御巡幸にちなんで塩嶺御野立公園となっている。 |
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17時58分 階段を登ると天皇塩尻峠御野立所の石碑があり、その先にはコンクリート造りの立派な展望台が建っている。 |
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17時59分 塩嶺御野立公園展望台からの景色。 天気が良ければ諏訪湖の中央やや右に富士山、左側に八ヶ岳がくっきりと見えるそうだ。 |
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19時20分 道の駅「信州蔦木宿」 帰路も来た道を戻り、自宅への帰着は21時を少し回ったころだった。この日の走行距離は約200キロ。約9時間のツーリングとなった。 |
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