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臨時館 No.09  〜2005年冬 観音峠大野山線と大明神線の雪積状況〜

2005年2月3日
前日までの曇り空がウソのように晴れ上がったので、ちょっと北部の林道へ雪の状況を確認に出てみました。
候補は観音峠大野山線と大明神林道。大明神線は観音峠大野山線が通れなかった場合の予備ルートとしました。

写真左は県道101号。
道路案内板の先を右に曲がっていくと金桜神社や荒川ダムへ出ますが、今回は直進していきます。



県道から観音峠大野山線への入口に到着(写真上)。看板の先を真っ直ぐに進んで観音峠大野山線の入口へと到着です(写真上右)。

観音峠大野山線を上って大明神線の入口です。

3年前はここまで来るのに20センチ以上の積雪があったはずですが、今年は除雪されているようです。ここまでの道筋で凍結している箇所はあっても、路面に雪は殆ど見られず少々気抜けしてしまうくらいです。



が、それでも少し上ると積雪路となりました。ただ積雪といっても僅かなのでノーマルでも上れてしまいます。

ほどなく観音峠へ到着です。
ここまでノーマルタイヤで困るようなことはありませんでした。場所によっては溶けて路面の露出しているようなところもあり、日の当たり方によってかなりのバラつきがあるようです。

ただ、ここからはノーマルでは厳しそう。

ということでチェーン装着です。
面倒なことが嫌いなのでチェーンの装着は3年ぶりです。センタースタンドがないので少々巻きづらいですが、装着に要した時間は7、8分ほどだったでしょうか(巻き方がちょっと雑ですが)。
外れると面倒なのでゴムで引っ張ります。スプリングバンドも別売りで売っていますが、荷造り用のゴムで充分だと思います。



観音峠ゲートも開いています。雪の覆われ方を見ても暫く閉めた気配はなさそうです。



ゲート付近ではそれほどではなかった雪も、標高が上がるにつれて増え始めます。

しかし問題は積雪量より轍です。
旧来の轍が凍ったあとに新雪が降ったのでしょうか。雪の下に隠された轍は非常に走り難く、真っ直ぐ走ることが出来ないため絶えず大きな蛇行を繰り返します。千鳥走行の平均時速は5キロから10キロといったところでしょうか。次第に一息入れる回数も増えていきます。



シェルパの地上高は26.5センチ。ちょうどアンダーガードを擦っている状態です。自立するのでサイドスタンドも必要なくなります。



吹き溜まりでは相当な積雪のようです。このあと近くに行こうとしましたが途中でやめました。

木賊峠を越えて増富側へ下りたかったのですが、一向に上がらないスピード(テク不足です)。暴れるハンドルに苦闘しながら進むも陽は容赦なく西に傾き、このペースだと約20キロの観音峠大野山林道を抜け切る前に陽が落ちてしまいそうです。
心残りはあるものの、予備ルートである大明神線へ向かうことにしました(汗)。


一転してこちらは大明神線。
なんと林道へ入って間もない場所で乗用車がスタックしていました。付近に運転手の姿がないのでレスキューを呼びに行ったようです。もし前走車がいて、尚かつ前山大明神線側のゲートが閉まっていたら前走車は閉じこめられてしまいそうです。



雪はありますが圧雪されているので問題ありません。場所によっては溶けている箇所もあるほどでした。

とはいっても実際には随分と積もっているようです。
除雪と圧雪がなければ相当に厳しい状態なのでしょうが、現状では簡単に上れます。



左手には綺麗な富士山。ただ大明神線は比較的走りやすいこともあり4輪の轍がいっぱいです。見とれているとハンドルを取られます。

大明神線は約6キロの林道です。観音峠大野山線から入ると約2.5キロで下りとなるのでもう直ぐピークです。観音峠大野山線ではパノラマを撮る余裕もありませんでしたが、大明神線では心のゆとりもできました(笑)。



ほどなく林道のピークに到着。あとは下るだけなので簡単です。

下りになっても相変わらずの轍が続きます。
轍は深く削られており、縁へ乗り上げると転倒しそうなので気を遣います。4輪でも踏み外すとハンドルを取られるかもしれません。

そうこうしている内にも大明神線の最大の見せ場である空き地へと到着です。

ここからは甲府盆地を一望。しかも空気が澄んでいるので、ひときわハッキリと見ることができました。

距離的にもそれほどないので、ここから前山大明神線へ抜けようかとも思いましたが、前山大明神線へ出る際のゲートが閉まっていると面倒なので引き返すことにしました。

冬用タイヤ、或いはチェーンを装着すれば大明神線は4輪でも2輪でも問題ないのではないでしょうか。
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