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臨時館 No.10  〜2005年冬 西側の林道の雪積状況(長峰、櫛形山、南高尾山、高尾山)
走行日:2005年02月27日

櫛形山林道の眺望は今さら言うに及ばないと思います。
いつかは空気の澄んだ冬期に展望台へ行ってみたいと思っていたのですが、なかなか天候や都合が付かず行くことが出来ませんでした。
今期も無理かな、と思っていた2月27日。前日までの曇天が一気に晴れ上がり青空の広がるの快晴。絶好のツーリング日和となったので行ってみることにしました。

富士見バイパス(県道7号)から県道5号へと入って西進。午後1時12分に道の駅「しらね」へと到着です。



国道52号の桃源文化会館入口交差点を曲がるとループ橋が見え、ループ橋の四阿からは綺麗な富士山です。

ループ橋の先へと進んで長峰林道入口です。
櫛形山林道は長峰林道の先にあるので、まずは長峰林道を目指します。



ほどなく長峰林道入口へ到着です。
ここを左折しますが雪は全く見られません。それには理由があるのですが説明は後ほど。



長峰林道からも素晴らしい眺望が広がります。眼下には先ほどのループ橋も。

長峰林道の未舗装路です。
凍結箇所は何ヶ所かでありましたが積雪は殆どありません。夏場の林道の如く気持ちよく走ります。

長峰林道は4キロ弱の林道です。
ほどなく長峰林道を走り終えて櫛形山林道へと入ります。

櫛形山林道のゲートは半閉まり状態。
平日はこの先にある櫛形山支線の開設工事で開いていることが多いのですが、当日は日曜日のため休工。ゲート間には鍵付きのチェーンが掛けられていました。

これがゲートを最大に開いた状態なので、背の高い4輪ではちょっと厳しいかもしれません。



櫛形山林道も積雪は殆どありません。
左手には甲府盆地の眺望。その広がりは何度見ても圧巻です。

ほどなく櫛形山支線とのY字路へと到着です。
櫛形山支線は開設中の林道で、ここまで雪がなかった理由もこの工事車輌を通すため除雪していると思われます。

櫛形山林道はこのY字路を右へと進みます。

が、右側の本線も除雪されており大したことなさそうです。これにはまたまた理由があるのですが、説明は後ほど。

まぁ、どうせチェーンは必要になるだろう、ということでここで巻きました。

今回は折り畳みのスコップを持参です。
このスコップが後々になって役に立とうとは勿論このときは知る由もありません。



積雪路といっても形だけです。この程度ならノーマルでも上れてしまいそうです。



しかも途中からは完全除雪で雪無し。むしろ横を抜けていく桃の木鳩打林道の方が雪がありそうです。

などと思っている内にも桃の木鳩打林道との合流点へと到着です。残念ながら桃の木鳩打林道にはガッチリとしたゲートが閉じられていました。



が、そこから先が積雪路。
積雪量はそこそこあるようですが、轍があり圧雪されているのでタイヤは深く潜りません。ハンドルは取られますが普通に上れます。


南高尾山林道との分岐点に到着です。
分岐点を左へ行くと南高尾山林道ですが、こちらは帰りに通ることにして真っ直ぐに進みます。



桃の木鳩打林道から続いてきた積雪路も分岐路後は除雪されています。左手には相変わらずの盆地が素晴らしく綺麗に広がっています。

が、次第に積雪。

と、工事現場。
どうやらここの工事車両を通すために除雪していたようです。
沢の工事をやっているようですが、この状況での作業は大変だと思います。



工事現場の場所を過ぎると本格的な積雪路となりました。

轍ひとつ、足跡ひとつないバージンスノー。
ここを走行するのは少し勿体ないような気もします。

などとノンキなことを思っていたらスタックしてしまいました。
抜け出そうと後輪を空回りさせていたらどんどん深くなるばかり。このあと脱出するのに15分ほどかかりました。

チェーンを巻いていても時速10キロ程度が精一杯です。チェーンなしでの走行はほぼ無理かと思います。



それでもなんとか展望台へと到着です。展望台は常に陽が射すため積雪も少な目です。

といっても道横の看板を見ると、実際には結構つもっているようです。ちなみに看板の向こうに見えるカーブが丸山林道へと下っていく道となっています。

上の展望台へも行ってみることにしました。
が、どこが階段なのやら。踏み外すこと数回で上の展望台へと登りました。

ここからの景色は言うまでもありませんね。たぶん山梨県の林道では1番の眺望だと思います。

さて、展望台まで行ったので南高尾山林道との分岐点へと戻ってきました。すでにチェーンは外しています。

ここからは右へと曲がって南高尾山林道を下って行きます。

結論から書くと、南高尾山林道は全て除雪済みです。
しかし南高尾山林道は勾配の急な林道です。凍結の際には充分な注意が必要です。

普段は開いていることの多いゲートなのですが、日曜だからでしょうか。当日に限ってゲート閉鎖。



戻るのも面倒なので、スコップで道横の雪を切り崩したあとゲートを廻り込んで脱出です。スコップを持っていったのが役に立ちました。

あとは高尾山林道を下るだけです。
高尾山林道は民家があるので通年通行可能となっており、積雪もありません。



ほどなく県道12号へと至り、今度は来た道と逆に辿って帰りました。自宅への到着は午後6時20分。約5時間のちょいツーとなりました。
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