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臨時館 No.12  〜 2005年秋 そろそろ紅葉の時期ということで 〜
走行日:2005年10月12日
2005年10月12日。
近ごろの悪天候で林道からも足が遠退いていましたが、久しぶりの好天に紅葉狩りを兼ねて出かけてみることにしました。
前日での予報は晴れ。
晴れていたら富士周辺へ、と思っていたのですがライブカメラで確認すると県南部は厚い雲。しかたがないので今回は北側の林道を廻ることにしました。
が、観音峠大野山林道から望んだ八ヶ岳が余りに綺麗だったので再び予定を変更。県の北西部にある林道を廻りながら八ヶ岳を目指すことにしました。
自宅を出て約30分。甲府市の北部に位置する木賊峠へと到着。
正面がほぼ南。本来なら甲府盆地を通して富士山が見えるはずなのですが当日は厚い雲の中でした。
で、紅葉は?、、、というと見ての通り。
僅かに色づいている木々もありましたが、まだ紅葉には早いようです。

木賊峠の標高は1670m前後とクリスタルラインの中では一、二の高さ。
この標高でこの程度では、と早くもこの時点で紅葉はあきらめました(早っ)。
木賊峠からは観音峠大野山林道でそのまま増富側へ下ることも出来ますが、久しく樫山林道へ行っていないので樫山林道経由で須玉町へ向かうことにしました。
写真右は樫山林道ゲート。樫山林道は約8.5キロの林道で、途中には日向樫山林道や樫山小森側林道などが分岐しています。
と、入った途端に舗装化工事中。
年々短くなっている樫山林道の未舗装部分ですが、今回の舗装化工事はほぼ全線に渡って行われています。

この勢いでは数年後に全線舗装化となってしまうかもしれません。


前日までの雨に加え工事車両が通るので路面はヌタヌタ。
一部の路面は粘土質となっているので逆から上ってくるのは大変かもしれません。

泥を跳ね上げながら下ること十数分。
日向樫山林道との分岐点へ到着。が、いつの間にかゲートが出来てしまいました。しかも閉鎖状態とは。。。
樫山林道からは県道23号へと抜けて「みずがき湖」で休憩。
遠くに見える橋は「みずがき湖」を渡っていく県道610号の鹿鳴峡大橋(ろくめいきょうおおはし)です。
みずがき湖を左へ進むと県道610号となってその鹿鳴峡大橋へと至りますが、今回は「みずがき湖」の分岐を右へと曲がって先に日向日影林道へと向かいます。
日向日影林道は樹林層に包まれた閉塞感の漂う林道です。
日向日影林道の途中にある出田川橋。
橋の上流と下流にはチョロチョロと流れる川が小さな渓谷美を織りなします。
途中には急勾配の日向第二支線があるのですが、その分岐点を過ぎると道幅は1車線強と極端に狭まります。


道は荒れており草は伸び放題。
場所によっては大きな落石が行く手を阻みます。
それでもなんとか全線を無事通過。
ここからは再び「みずがき湖」へと戻り、先の鹿鳴峡大橋を渡って高須林道へ向かうことにします。
鹿鳴峡大橋はこんな感じ。
けっこう大きな橋で橋上からは「みずがき湖」を一望します。
県道610号沿いの須玉町御門地区。
周囲は稲刈りを終えた田圃の広がる長閑な景色で、前方には瑞垣山も僅かに山頂を覗かせています。このまま進むと信州峠を越えて長野県へと至りますが、今回は途中で左へと折れて高須林道へと進みます。
さて高須林道へとやって来ました。
高須林道の景色はいつ見ても爽快です。南東側には金ヶ岳や曲岳、更には写真では見えにくいのですが富士山を望み、眼下には先ほど通ってきた鹿鳴峡大橋も一望です。
こちらは背後の瑞垣山と金峰山。
左手の峰が瑞垣山で右手の峰が金峰山。写真では見えにくいのですが、金峰山には五丈岩も見て取れます。
須玉町と高根町の町界へやって来ました。
高須林道は名前の通り根町と玉町を結ぶ林道です。町界は峠となっており、ここを越えると高根町へと入ります。
高根町側で正面にドドーンと広がる八ヶ岳は圧巻です。
高須林道と横尾山林道の分岐点です。
左へ曲がると高須林道の終点へと至り清里へ。右へ曲がると横尾山林道となって最終的には信州峠近くの県道610号へと続きます。

横尾山林道は今年中に全線開通のはずですが、果たして。。。
期待を込めて横尾山林道へと進みます。
横尾山林道は全線未舗装路。
こちらでも至るところで雄大な八ヶ岳を望みます。
そして横尾山林道最大の見せ場へと到着。
ここからの景色は南側の富士山から北側の金峰山や瑞垣山までを180度のパノラマとして望みます。

いつ見ても素晴らしい景色!
この景色には誰もが足を止めることでしょう。
と、通行止め。
工事関係者に話しを訊いたところ、既に全線開通しているとのことですが現在は法面の工事中。通行できるまでにはもう少しの時間がかかるそうです。

ちなみに同地点は高須林道から分岐して約8.9キロ地点。
信州峠側の県道610号まで開通すれば、20キロ近いオフコースを楽しめる県内随一の林道となりそうです。
高須林道の終点となる高根町の清里地区。
清里というと観光地や別荘地などがお馴染みですが、それは清里でも一部の地域のみ。
一歩中心地を外れると周囲には長閑な田園地帯が広がります。
さてここからは長野県へと入ってみることにしました。
長野県といっても県境までの距離は僅か500mから600mほど。時間にしても1分ほどでアッという間の県境越えです。
長野県南牧村郡平沢地区からの八ヶ岳。
周辺に広がる牧場を見つつ再び山梨県へ。

正面は国道141号。
国道141号を横切って真っ直ぐに進むと清里駅です。
清里駅へと到着。
清里駅からのメインストリートにはオシャレな店舗が並びます。
清里からは国道141号へと出て自宅へ。
午後からは県の南部でも晴れ間が広がり、途中で立ち寄った敷島総合公園では矢木羽湖を通して綺麗な富士山を見ることができました。

最後は青空が暮色へと変わるころ帰着。
ほぼ快晴のもと、約6時間半のちょいツーとなりました。
色づいていた木々はあったものの、期待していた紅葉はまだ少し早めでした。見ごろとなるのは今月下旬から来月の上旬といったところでしょうか。
すでに標高の高い林道では肌寒さを感じます。服を1枚余分に持っていくか、或いは少し厚着くらいで行く方がいいと思います。
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