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270 臨時館 No.15 2006年1月 スノーアタック!
アタック日:2006年1月7日(晴)
2006年1月7日(土)

全国各地で記録的な寒波。
日本海側では4mを越す大雪で被害も深刻とか。
さてさて県内の林道はどんな感じだろう、と思っていた折り、すず太さんからお誘いがあり、すず太さん、foxさんと共に今年初となるスノーアタックへ出てみることにしました。

2006年1月7日午前10時。
気温0度という厳寒のなか道の駅「まきおか」へ集合。ハッキリとした目的地は決まっていなかったものの、ひとまず杣口林道経由で北側の林道を目指すことにしました。
午前11時10分。

杣口林道は通年通行可能な林道で、しかも終点の柳平地区には民家があるため完全除雪済み。
コンビニで飲料水や昼飯などの買い出しをした為ちょっと遅くなりましたが、午前11時10分に柳平地区へと到着です。

ここからの選択肢は2つ。
柳平地区で焼山峠へと行きA林道へ行くか、或いはそのまま柳平地区を抜けてKM林道へ行くか。
どうせなら雪の期待できるKM林道へ行ってみましょう、という幹事役のすず太さんから発っせられた一言で行き先決定。

同地点からKM林道の入り口までは僅かな距離。ここからは一路KM林道へと進みます。
午前11時20分。

KM林道の入り口へと到着。
午前11時23分。

完全除雪だった杣口林道に対しKM林道は当然の如く入り口からの雪。といっても積雪は1センチ程度なのでノーマルタイヤのままで進めます。
ん〜、空が綺麗です、、、、
ん〜、雪道が眩しいです(他にコメントはないのか)、、、
午前11時33分。

R地区へと到着。K林道との分岐点へやってきました。
右へ進むとK林道ですが、ここはそのままKM林道へと上るので真っ直ぐに進みます。
積雪は数センチほどでしょうか。さして苦もなく上ります。
ただ一部では法面からの湧水が全面結氷。
道一面がスケートリンク状態で、まともに突っ込むと即転倒しそうです。が、、、foxさんは何処か楽しげ。
午前11時57分。

前方ほぼ正面に見える金峰山。
そして、それと同時に後方に広がり始める甲府盆地。
ただ抜けるように綺麗だった青空が、時間と共にちょっとずつ雲行きが怪しくなってきました。
それにしても今年は驚くほど雪が少ないです。
場所によっては路面がむき出しになっている場所も多々あり拍子抜けしてしまいます。
午後12時20分。

剣ヶ峰2058mの北西に位置する桜沢へと到着。
この辺りでの積雪は6、7センチといったところでしょうか。
積雪量は日の当たり方や風の受け方によってまちまち。多いところでは10センチを越えますが、少ない場所では路面がむき出しになっている状態です。
桜沢を越えるとO峠までは残り8キロ。

別にO峠を目指していたつもりもなかったのですが、残りキロ数が減っていくと目指したくなってきます。

午後12時25分。

積雪10センチ。まだノーマルタイヤでも充分に上れますが、空転するタイヤにスピードは低下です。
午後12時30分。

KM林道へ入って約1時間ほど走ったところで小休憩。
午後12時50分。

アコウ沢へと到着。
標高的には1900m前後といったところでしょうか。
左手にはなだらかな平原が広がっておりとても綺麗でした。
進むにつれ雪の深い部分が増えてきました。
午後1時16分。

ということで雪の少ない場所にてチェーンを装着。
すず太さんもチェーン装着。
自身と比べて巻き方が綺麗。なんなんだ、この差は。。。
すず太さん、水を得た魚の如く雪を蹴散らして爆走。
一方チェーンなしのfoxさんは大変そう。
しかし空気圧を減らしただけで、ノーマルタイヤのままこの状況下を走ってしまうテクニックには驚嘆!

午後1時32分。O峠まで残り5キロ。
一層、雪が深くなってきて、、、
タイヤ3分の1が埋まる状況。

午後1時56分。

ノーマルタイヤのfoxさん、焼山沢を時速3キロで猛爆中!
厳しい〜!
午後1時59分。

焼山沢を過ぎたところで、すず太さんに異変。
あちゃ〜、なんとチェーンが切れてしまったそうです。
さて、どうしましょう。

これでは厳しいので引き返します?という問いに、行けるところまで行こう、という返事。

ん〜、しかしこの状況下では、、、
しかしお2人の強い意志により前進。

ここからは幹事役のすず太さんに代わり、唯一チェーン装着の自身がラッセル役となり先導することになりました。
午後2時16分。

KM林道の最高所であるO峠まで残り3キロ。
別にO峠を目指していたわけではありませんが、ここまで来ると暗黙の内にも行ってみたい、という思いが三者に芽生え始めます。
午後2時18分。

歩くことさえ困難な全面氷結路。
ん〜、これは注意しないと即転倒となりそうです。
午後2時40分。

O峠が間近に迫る中で最初の難関へ。
ここはKM林道では珍しい2連続の切り返し道。切り返し道は勾配が厳しいので、果たしてチェーンなしで上れるかが問題です。
午後2時50分。

すず太さんが上り切り、続いてfoxさん切り返し道をアタック!
午後2時52分。

切り返し道を無事に上りきったものの、天候が悪くなってきました。
写真では分からないと思いますが、少々吹雪いており細かい雪が頬を打ちます。
午後2時56分。O峠まで残り2キロ。

この辺りは風で飛ばされたのか積雪は殆どありません。
すず太さんは路面をチェック中でfoxさんはカメラにピース。こちらは既に息切れというのに2人とも底抜けの体力です。
小休止のあと再び出発。
午後3時7分。

とうとう最大の難所へ。
ここは4度の切り返しを経て一気に標高を上げていきます。
が、、、

チェーンなしのお2人の速度は既に時速1、2キロくらいまで低下しており、この切り返し道を上っていくのは難しそうです。
午後3時26分。

ということで後ろから追いついてきた2人に終了を打診。
雪に大の字に寝ころぶfoxさんと、それに微笑むすず太さん。

自身ならとっくの昔に諦めていたと思いますが、ここまでノーマルタイヤで上ってきた2人に感服。お疲れさまでした。
ちなみに同地点からO峠までの距離は残り約1.7キロ。標高的には2240m前後といったところでしょうか。

気温はマイナス12度。
リュックサックに入れていたペットボトルのコーヒーも凍結です。

休憩したあと帰路へ。

が、後輪ブレーキが凍結。効かねぇ〜
しかも途中から降り出した雪で往路につけた轍の蹟も消え気味。
場所によっては凍りだしているところもあるので消えかかった轍には気を遣います。

ということで、僅か十数キロの距離を長い時間かけて下ります。
午後5時59分。

R地区のゲートへ到着。
O峠まで到達できなかったことは少々残念でしたが、スノーアタックとしてはお腹いっぱい!
すず太さん、foxさんに感謝。有り難うございました。


         あ、そういえば新年の挨拶を言い忘れた。ま、いっか、、、

(了)
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