信州峠(山梨県と長野県の県境)
信州峠は山梨と長野の県境に位置する峠で標高は1464m。現在は県道610号が同峠を越えている。山梨県側には横尾山(1818.1m)登山者用の駐車場が設けられており、登り口は道を挟んだ反対側から西へと続いている。現在は県道610号となっている道も過去には甲信林道と呼ばれていたようだ。法面上に立つと「甲信林道開通記念碑」と刻字された立派な石碑が建っている。また古くは山梨側で小尾峠、長野側で川上峠と呼ばれていたようだ。これは山梨側が須玉町の小尾地区、長野側が川上村であるからだろう。県境の峠というと何処か惹かれるものがあるが景色的には冴えない。山梨県側も長野県側も見通すような景色はなく至って単調だ。県境には向かい合う形で山梨県と長野県の看板が立っているが、これがなければ何処にでもある峠にしか過ぎず、県境越えというイベントがなければ記憶にさえ留まることのない峠だろう。
なお信州峠を長野県側へ約100mも下ると左手に鞍骨線という林道が延びている。道筋としては横尾山の直ぐ北側へと続いているのだが、残念ながら入り口には「入山禁止」という大きな看板が立っておりゲートも閉ざされている。

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