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 452 雑記館No24 快晴!ちょっとプチツーへ(ページ1) 走行日:2009年1月25日
2009年1月9日

午前中からミゾレ混じりの雪。
自宅周辺は1、2センチほど積もっただろうか。
銀世界というほどではなかったが、この冬としては初めての雪景色となった。

2009年1月25日

それから半月、朝から快晴の空が広がった。
東西南北、どの空を見廻しても雲ひとつ見あたらない。
特に予定をしていた訳ではなかったが、せっかくの好天なので急遽プチツーへと出てみることにした。

しかしバイクに乗るのは半月ぶり。
いつもながら寿命を迎えつつあるバッテリーにエンジンが掛からない。
結局は動き出すまでに1時間ちかくを要し、自宅を出発するころには午後12時を廻っていた(写真は甲府市の千塚公園)。


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午後12時20分

出掛けに近くのセルフスタンドで給油。
値下がりを続けたガソリンは遂に100円を割り込み1リットル99円。
昨夏は180円くらいしていたので随分と下がったものである。

午後12時25分

甲斐駒ヶ岳2965mを正面に県道6号を西進。
旧敷島町へ入ったところで「西町」交差点を左折して竜王駅方面へと進む。



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午後12時28分

JR中央線の竜王駅。
駅舎は安藤忠雄氏の設計で2008年に建て替えらた。
入ったことがないので詳しくは知らないが、ガラス張りの自由通路からは富士山や南アルプスを一望するそうだ。
現在は周辺の区画整備が行われており、南口の道路も工事のため付け替えられている。

午後12時32分

竜王駅を南に進んだ「竜王駅入口」交差点。
交差する道路は甲府バイパス(国道20号)で、右へ進むと韮崎市方面となる。
ちなみに国道20号は同交差点から西側が二車線と狭まるが、現在は四車線化の工事が行われている。将来的には韮崎市本町まで四車線化させるそうだが、完成するのはまだ先のこととなりそうだ。

午後12時37分

お馴染みの信玄堤公園へとやって来た。
信玄堤公園は南側の釜無川スポーツ公園と合わせると約3キロに渡って続く河川敷の公園だ。特別な施設はないが遊歩道が設けられており、憩いの場として多くの人々が行き交っている。
この日も駐車場はほぼ満杯状態で、老若男女を問わず多くの人々で賑わっていた。



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午後12時50分

さて何処へ行こうか。
実はまだ行き先を決めていなかったりする。
地図を広げること約5分。特に何処へと特定しないまま、取り敢えず甲西バイパス(国道52号)を南下する。

写真は甲西バイパスと県道39号が交差する「消防白根分遣所」交差点。右端に写っている尖り屋根が道の駅「しらね」で、上部の高架橋が中部横断自動車道。

午後1時3分

甲西バイパスの「富士川大橋西詰」交差点。

交差している道は金川曽根広域農道。
今回はそのまま直進していくが、左(東)へ曲がると直ぐに富士川大橋となり富士川を渡っていく。また逆に右(西)へ曲がると青柳2丁目交差点となり、その先は増穂町役場前を通って平林方面へと進んでいく。林道派には「丸山林道への道」と言った方が分りやすいだろうか。

ちなみに2年前までの甲西バイパスは同交差点が終点だった。
静岡方面へ進むには右折して青柳地区を抜けていく必要があったのだが、2007年4月に甲西バイパスの全線が完成し、現在は鰍沢町内の国道52号へと直結されている。

午後1時5分

暫くは右手(西側)の八町山1521.1mや櫛形山2051.7mを見ながら進む。
櫛形山の山腹に見えるのは櫛形山林道で、右の山裾から上っていった長峰林道と平林地区(写真上の中央あたり)から上っていった丸山林道を結んでいる。
また八丁山には八雲池という小さな公園があり、幾多の林道を結ぶと櫛形山の丸山林道へと抜けられる。


写真上の拡大

午後1時7分

道横の気温計は9度。
日差しが強かったこともあり寒さは全く感じなかった。

午後1時12分

この季節のこの時間帯からだと行き場所は限られる。
まぁ富士見山林道あたりが無難かな......ということで鰍沢町の「十谷入口」交差点を右折して県道407号へと進む。

富士見山林道は富士見山1640mの中腹を縫い、旧中富町や身延町に点在する小集落を結んでいる。長さは約27キロ。谷側が開けた気持ちの良い林道だ。

午後1時15分

県道407号を西進。
左手に流れるのは大柳川で、遙か上流の銚子口二段の滝や大柳川渓谷は紅葉スポットとしても有名だ。
県道そのものは十谷地区で終点となるが、その先は五開茂倉林道で十谷峠1463mを経て早川町の茂倉地区へと抜けられる。山深く景色の良い林道だが、残念ながらこの季節は冬季閉鎖でゲートが閉まっている。

午後1時23分

レトロチックな五開郵便局前を左折。
左折すると直ぐに大柳川の開柳橋となり、橋を渡ると徐々に山道へと変わっていく。



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午後1時25分

ほどなく起点へ到着.........と、いつ建てたのだろうか。
以前には無かった林道の杭が立っていた。
竣工は平成9年度で、その延長は2万6666mだそうだ。

午後1時33分

標高は480m前後だろうか。
右手に先ほどの県道407号を見下ろし、その道沿いには柳川地区や鳥屋地区の家屋が並んでいる。
ちなみにこの辺りが鰍沢町と旧中富町(現在は身延町)の境界あたりで、ここから先は身延町へと入っていく。

午後1時34分

西方から南西方向にかけて仰ぐのは1230m峰や1393m峰といった山々で、その山腹には白坂地区や清水地区といった家屋が貼り付くように建っている。どちらの地区へも県道407号からの町道が上っており、八町山方向へ進むと立石清水林道を経て増穂町高下(たかおり)地区へと抜けられる。また清水地区の先には立石山作業道が上っており、足馴峠林道や五開林道などを使うと五開茂倉林道へと抜けられる。



見ている方向と周辺の立体マップ


午後1時41分

起点から4キロくらい進んだだろうか。
左手正面に見えるのは富士川ゴルフ場で、その上には富士山が顔を覗かせている。
ただ林道名に釣られて行くとガッカリするかもしれない。
富士山は全線を通じて頭が見える程度で、場所によっては全く見えなかったりするので期待しない方がいいだろう。

午後1時45分

僅かだが北東方向に甲府盆地を望む。
正面の山裾が甲府市の横根町や桜井町付近で、右側の山が大蔵経寺山715.6m。その下の町並みは春日居町や石和町方向のようだ。

午後1時48分

足もとに見えるのは身延町の手打沢地区。
国道52号に「手打沢」という交差点があり、手打沢という温泉もあるので名前だけは知っているという人も居るのではないだろうか。

午後1時51分

荻地区へ到着。
周囲には二十数戸の家屋が建っている。
富士見山林道は幾つかの集落を結ぶが、荻地区はその中でも大きい方の部類に入るのかもしれない。

午後1時52分

荻地区ではT字路へ突き当たるので右折して堂平地区へと進む。
なお左折すると樅(もみそ)地区や久成(くなり)地区へと行けるようだが、自身は行ったことがないので知らない。



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午後1時53分

道横の吹き溜まり。
それほど多くはなかったが、日陰の何ヶ所かでは溶けずにそのまま残っていた。また路面は僅かな凍結箇所が数ヶ所で見られたが、全面結氷は皆無だったので支障となることはなかった。
林道とはいっても集落と集落を結ぶ代替えのない道なので、或る程度の除雪や融雪作業を行っているのかもしれない。

午後2時3分

荻地区から約1キロほど進んだ堂平地区。
荻地区よりはやや小さいが、こちらにも十数戸の家屋が建っている。
また同地点からは富士見山1640mへの登山道が上っており、ここからだと約3時間30分くらいで登ることができるそうだ。

午後2時5分

集落の先には富士観橋があり、そこで振り向くと堂平地区の先に富士山を見て取れる。といっても毛無山1946mや雨ヶ岳1772mに隠れてしまうので、「富士観」という橋名ほどには見られない。
なお毛無山と雨ヶ岳の向こう側は静岡県富士宮市となっており、富士山の右手前側に朝霧高原、左手前側に本栖湖が広がっているはずである。



写真上の拡大 見ている方向の立体マップ

午後2時7分

こちらは富士見山登山道の平須ルート入り口。
ここからだと展望台まで2時間30分、山頂までは3時間30分で登れるそうだ。
入り口の階段脇と道横に「富士見山登山道/平須ルート入口」という案内板があるので見逃すことはないだろう。



登山道の案内板

午後2時11分

富士見山トンネル。
富士見山林道には3つのトンネルがあり、最も長いのがこの富士見山トンネルの293m。車なら30秒もあれば通り抜けてしまうようなトンネルだが、灯りが点いていないので暗くなると少々不気味に感じるかもしれない。

なお身延町では富士見山林道沿いに10箇所のダイヤモンド富士撮影ポイントを設定しており、この富士見山トンネルの手前が最も南に位置するようだ。
といっても何処も頭頂部が見える程度であり、過度の期待を持って行かない方がいいだろう。

富士見山林道のダイヤモンド富士撮影ポイントと撮影時間(PDF)

午後2時12分

こちらは久保トンネル。
富士見山トンネルの直ぐ先にあり、長さ64mという短いトンネルだ。

午後2時13分

久保地区へ到着。
左手の緩斜面には5、6戸の家屋が建ち、その先には頭頂部だけの富士山が僅かに顔を覗かせている。また正面には秀麗な七面山1989mを望み、ここからの道はその方向へと向かっていく。



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午後2時17分

ここまでアップダウンを繰り返しながら来た道だが、久保地区からは明確的な下り坂。
暫くは亀久保地区の家屋を見ながら下っていく。

午後2時19分

亀久保地区の天狗神社。
林道から少し離れた場所に建っており、ここからも富士見山へ登れるらしい。

午後2時19分

その天狗神社の入り口に建つ道路開鑿記念碑。
碑文の文頭には「国道より約八粁富士見山の中腹にある當地域は交通極めて不便にて文化の恵澤にも浴し難きを嘆き昭和二十五年秋區民相諮つて道路開鑿の計画を・・・・」と書いてあり、昔から交通の便が悪く地元住民も苦労していたようだ。
事業は昭和30年ころから着々と進められ、当初は矢細工林道(やざいくりんどう)として竣工したらしい。道幅が3mということだから車輌の擦れ違いも出来なかったことだろう。
富士見山林道の記念碑ということではなさそうだが、そのころの状況が読みとれて面白い。

さて亀久保地区からは古長谷地区を抜けて早川町へと進んで行きますが、容量が大きくなったのでページ2へと移ります。



※ページ2は作成中なので暫くお待ち下さい ^^;

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