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453 雑記館No25 南部町方面の林道を廻ってみた。 走行日:2009年2月7日
2009年2月7日 午前10時16分

僅かに雲はあるものの気持ちの良い青空が広がった。

前日に掛かってきた「明日あたりどうですか?」というDTさんからの電話を受け、急遽、バイクで出掛けてみることにした。



※スミマセン。忙しいのでやっつけ仕事です(汗)

午前10時48分

増穂町の坪川大橋南交差点。
甲西バイパス(国道52号)を南進して鰍沢町へと向かう。

午前10時53分

鰍沢町の「富士川ドライブイン(塩の華)」へ到着。
普通は45分くらい掛かるのだが、道が空いていたので思ったより早く着いた。それでも既にDTさん、若おじさん、カズさんが来ており、自身はいつもながらに最後の到着となった。

さて何処へ行きます?
暫し行き場所について相談。
下部町の大磯小磯近辺という案も出たが、話し合いの結果、取り敢えずは無難であろうという南部町方面へ行くこととなった。


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午前11時28分

旧中富町(現在は身延町)西島地区。
国道52号の「峡南橋西詰」交差点で右折しスーパー日向で昼食の買い出し。

午後12時04分

昼食の買い出し後は再び国道52号へと戻り南へと進む。
身延町へ入ったところで富士川の東岸を走る県道10号へと進み、約1時間ほどかかって南部町の内船駅へ到着。

ここからは幾つかの林道を乗り継ぎ、内船駅の裏手に位置する佐野峠へと上っていくことにする。

午後12時07分

内船駅から見た佐野峠方向。
佐野峠は関東の富士見百景になっており、天気が良ければ正面に秀麗な富士山を望めるはずだ。ただ実を言うと自身との相性は余り良くなく、これまでに見られたのは4回に1回程度。見えてもスッキリと見えることが少なく、今回もいつも通りのパターンになりそうな予感がした。



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午後12時13分

栄北部林道と栄中部林道の合流点。
佐野峠は左の道へ進んでいくが、右へ曲がると倉ヶ平や居里などを経由して内船地区の中村バス停へと下っていく。

午後12時17分

まだらにしか差し込まない日差しと狭い道。
佐野峠までは閉塞的な道が続くので、知らずに迷い込んだら不安に思ってしまうかもしれない。

午後12時25分

内船駅から約15分で佐野峠845mへ到着。
予感が的中し、本来は正面に仰ぐはずの富士山は雲の中だった。

午後12時26分

佐野峠で昼食。
買ってきた弁当を広げる.......が、寒い!

気温はどのくらいだっただろうか。
標高130m前後の内船駅から一気に上ってきたので余計に寒さを感じ、吹き付ける風に指もかじかんだ。

午後12時27分

佐野峠から南へと延びる佐野峠思親山林道のゲート。
冬季は閉まっていることが多いのだが、この日は開いていた。
ピストンながら谷側が開けており、奥へ進むと駿河湾まで見通せる気持ちの良い林道だ。
天気が良ければ走ってみたいところだが、流石にこの寒さでは入ろうという気持ちも湧いてこなかった。

午後12時45分

佐野峠に居た時間は僅か20分。
昼食を摂り終えたあとは早々に上佐野地区へ下ることにした。

午後12時53分

佐野峠林道から西乗南林道へ。
冬枯れした木々は日差しがないと余計に寒々しく感じる。

午後1時3分

西乗川沿いに下って下上佐野地区へ到着。
右側は釣り堀......と思ったらプール。
村営のプールか?
夏は誰でも自由に入って良いようだが、こんな道沿いのプールにいったい誰が入るのだろうか。



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午後1時8分

上佐野地区からは佐野川に沿って北へと進む。
佐野川は栃広を過ぎると本谷川と名前を変え、道も舗装路から未舗装路へと変わっていく。

午後1時11分

時おり各所の掲示板に出てくる不思議岩。

岩の上面は2m四方くらいだろうか。
数トンくらいあるのでは?と思える巨岩には不思議な紋様が描かれている。一見するとUFOの仕業か!?などとミステリーじみたことを考えてしまうが、実際には東京の彫刻家?が20年くらい前に彫ったものらしい。

午後1時17分

おっと、チェーンによる通行止め。
以前はこの先のゲートまで行けたのだが、いつからチェーンが掛けられてしまったのだろうか。

午後1時30分

仕方がないので上佐野地区へと戻りバス道を南進。
下佐野地区へ出たところで石神峠林道を使って静岡県方面へ抜けてみることにした。

午後1時34分

石神峠林道の右手に見下ろすのは天子湖。
柿元ダムによって出来たダム湖で、その直ぐ下流には佐野川林道が延びてきている。

午後1時39分

石神峠へ到着。
同峠は県境になっており、ここから先は静岡県へと入っていく。



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午後1時58分

石神峠林道を下った芝川町西沢の丸野滝。
高さは20mくらいだろうか。落差はそれなりにあるのだが水量が乏しいので迫力はない。

午後2時5分

芝川町上稲子落合地区。

石神峠を下りきると県道398号の終点へと突き当たる。
左折すると入山林道などがあるらしいが、テリトリー外なので詳しくは知らない。

ここからは県道398号から国道469号へと進み、白鳥山の北側から山梨県へ戻ることにした。



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午後2時20分

国道469号の稲子駅前を右折して再び山梨県へ。

午後2時23分

JR身延線の十島駅。
山梨県では最も南に位置する鉄道駅で、1日の乗車客は100人くらいだそうだ。

さて十島地区からは万栄橋を渡って富士川の西岸へと進み、万沢地区周辺を廻ることにする。

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旧富沢町(現在は南部町)の万沢地区。

万沢地区は山梨県で最も南に位置する集落で、かつては萬澤宿として栄えていたそうだ。

今回は萬澤橋を右折し県道811号へと進んでいく。

蛇足だが、この萬澤橋の手前には「万沢口留番所」が町の史跡として残されている。
甲斐にあった二十四の関所の一つで、甲駿二州の咽喉として重要な役割を果たしていたそうだ。

午後2時32分

万沢大峠林道の入り口。
県道811号からY字に分岐しており、入り口には「↑大城方面/林道→」という非常に分かりやすい標識が立っている。



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午後2時38分

長さは数キロといったところだろうか。
未舗装路と舗装路の織り混ざった道で、最初から最後まで樹林帯に覆われている。このため少々閉塞感を伴い、景色的なものも殆ど望めない。

午後2時43分

万沢大峠林道の終点となる大峠。
終点の先は舗装された市町村道へと突き当たる。
同地点を右折すると福士地区の東根熊集落へと向かい、逆に左へ曲がると万沢地区の大城集落へと進んでいく。



万沢大峠線と周辺マップ

午後2時46分

万沢大峠林道からは、直ぐ近くから延びる作業道「切久保池之山線」へと入ってみた。この道も全線未舗装路だが周囲は全て厚い樹林帯。万沢大峠林道と同じく閉塞感の伴う林道だ。

午後2時48分

標高的には200mから400mくらいだろうか。
県内の林道としては非常に低い場所に位置するが、景色が望めないので思ったより山深さを感じる。

午後2時51分

分岐道、そして再び分岐道......

中はあちこちで分岐しており、途中からどの方向へ向かっているのかも分からなくなってくる。

午後3時1分

鬱蒼とした木々の中に続く道......
ただ下枝が払われているので薄暗さは感じない。

午後3時6分

ちょっと開けて、抜け林道か?と期待したが.........

午後3時8分

結局は行き止まり。
割と長かっただけにちょっと残念だ。

午後3時13分

仕方がないので引き返して榑坪線へ。

午後3時14分

東側だろうか、やっと位置確認の出来る景色が広がった。
景色的には先ほどまで居た十島駅や、万沢地区へ来る際に通ってきた万栄橋を見て取れる。
国道469号の先は芝川町で、正面の山の向こう側を左にたどると落合地区となる。

午後3時18分

またまた分岐路。
確証はなかったが取り敢えず右折。

午後3時27分

やっと万沢地区の横沢集落へと抜けることができた。

さてさて未舗装路の長さはどのくらいあったのだろうか。
全てを廻ったわけではなかったが、周辺と合わせて探索すれば未舗装路だけでも相当な長さとなりそうだ。



現在地と今回廻った万沢地区の全行程マップ(一部は推測)

午後3時43分

横沢地区からは再び県道811号で中沢地区へと向かう。
写真は犬巻峠を過ぎた辺りからの貫ヶ岳897mで、手前の梅沢地区を通して右手に広がっている。


と、ここまでは良かったのだが.....
あれ.......みんな何処へ行ったんだ?
な〜んと他の3台から、はぐれてしまったぁぁ!!

午後3時51分

屋敷平をウロウロ.......
取り敢えず町道屋敷平線を下ってみる。

午後3時56分

おっと、国道52号へ出てしまった!

午後4時3分

ということで急遽、予定を変更。
ここからは白鳥山567.7mへ登ってみることにした。
白鳥山は山梨百名山の中で最も低い山で、頂上直下まで白鳥山林道が延びている。
終点の白鳥山自然公園からは約10分で登ることができ、山頂からは素晴らしい景色が広がる。
実は白鳥山には数年前にも登っているのだが、その時はあいにくの雨で殆どなにも見ることができず、今回はそのリベンジ的な意味合いも含んでいる。

写真右は国道52号から100mほど進んだ場所にある白鳥山林道の開設標。その上の4000mとあるのは終点までの距離だ。

午後4時7分

白鳥山林道の終点へ到着。
前述したように終点は白鳥山自然公園になっている。
敷地内には四阿やトイレなどが設けられており、十数台ほど停められるだろうかという駐車場の先には富士山が顔を覗かせている。



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午後4時13分

さて白鳥山へ登ってみる。
登り口には「しらとり 山頂入口」という案内板と「富士山を見下ろすコース/山頂へ300m」という標識が立っている。
富士山の方が高いのだから、見下ろす、という表現はおかしい気もするが、なにはともあれ山頂までは300mという短い距離だ。

午後4時13分

登り始めから階段道になっており、振り向くとこんな感じ。

午後4時14分

階段道1........

午後4時15分

階段道2........

午後4時16分

階段道3........
なんちゅう手抜き.......

午後4時18分

前方が開け何やら建物が見えてきた。

午後4時19分

登り始めて約6分で山頂に到着。

広さは50m四方くらい?だろうか。
台地状の山頂は下草が綺麗に刈られており、下枝を払った植林樹が辺り一面を覆っている。

また奥に行くと二層の展望台が設けられており、その軒下には鐘が吊されている。この鐘は2007年にNPO法人から「恋人の聖地」として選ばれたことを受け、2008年に南部町商工会が設置したものだそうだ。

なお蛇足だが、山梨県内の「恋人の聖地」はこの他に、清里の「清泉寮」や山梨市の「笛吹川フルーツ公園」などがある。

午後4時20分

白鳥山のことは甲斐国志に「白鳥の砦」として記されており、駿国雑誌には「白鳥山城」として出てくるそうだ。

戦国期には武田方が周囲に土累を巡らせ、駿河の状勢を探るため狼煙台も設置していたという。



看板の拡大

午後4時22分

展望台を50mほど南へ進むとベンチが設けられており、恋人の聖地の石碑、山梨百名山の杭、関東富士見百景の案内板などが立っている。

午後4時23分

恋人の聖地の石碑の横に立つと更に景色が広がる。

ほぼ正面が白水山811.8m。
白水山は静岡県との県境に位置する山で、右側に静岡県の景色を望み、左側に山梨県の景色が広がる。


写真上の拡大

午後4時25分

北に視線を移すと国道52号や県道10号が富士川沿いに延び、その左側には万沢大峠林道など、先ほどまで走っていた404m峰や445.3m峰といった山々を見て取れる。



写真上の拡大

午後4時28分

一時期に比べると日が長くなったとはいえそろそろ日没だ。
日差しがなくなると寒くなるので、ここからは急ぎ帰ることとした。

午後4時55分

万栄橋を渡って再び十島駅へ。
ここからは県道10号を北進して甲府へ戻ることにする。

午後5時1分

井出地区の土手道。
右を走るのが県道10号で、富士川を挟んだ対岸には国道52号が延びている。

写真左は同地点の後方に見る白鳥山。
その山頂直下には白鳥山林道の道筋も見え、余り気にしていなかったが、改めて見てみると随分と高い場所を走っていたようだ。

午後5時9分

気温は7度。
日が落ちてしまったので少々肌寒さを感じる。

午後5時12分

写真上は県道10号から見た南部町内船地区で、正面に見える橋は富士川に架かる南部橋。
県道10号は非常に信号機の少ない道で、十島駅から身延駅までの間(約19kmくらい)にある信号機は、この「南部橋東」交差点だけである。

そして白鳥山から約30分。
昼間にも立ち寄ったJR身延線の内船駅へ到着。
写真では明るく見えるが実際には薄暗くなりだしている。

午後5時57分

今日の集合場所だった富士川ドライブイン/塩の華。

このころになると辺りは既に真っ暗。
昼間には数多く停まっていた車輌も5、6台が停まるのみだった。

午後6時23分

いつもの如く道の駅「しらね」で一息。

午後6時45分

甲府市内へと入り、自宅近くのセルフスタンドで給油。
リッター102円と、1月の給油時に比べ3円ほど高くなっていた。

当日の走行距離は220.1キロ。
7.68リットル入ったので、1リッターあたり約28.6キロ走った計算だ。
平均が26、7キロなので、まぁまぁといったところだろうか。

最後にちょっとしたオチがついた格好となったが、今回ご同道いただいたDTさん、若尾さん、カズさんには感謝いたします。


(了) 
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