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2012年4月6日 午後2時21分。 快晴〜!というほどではないものの、強い日差しの射すまずまずの良い天気。 桜が満開となった春にしては少々薄寒く感じる日でしたが、偶にはバイクへ乗らないとバッテリーが上がってしまう、ということで久々にプチ林ツーへ行ってみることにしました。 写真は甲府市上積翠寺町から見た甲府盆地。古湯坊温泉と要害温泉に分かれる分岐点からの撮影です。
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午後2時24分 県道31号を北進して太良峠へ上ります。 写真は仲川に架かる滝堂橋。 急坂の多い県道31号ですが、その中でもここから暫くが最も急勾配な坂道です。 また道幅も約1.5車線と狭く、車同士だと擦れ違いに気を遣います。 |
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午後2時34分 だいぶ上ってきて太良峠が見えてきました。 太良峠は太良ケ峠とも呼ばれ、昔の書き方としては多羅加峠と書いていたそうです。 また古くには「よしくぼ峠」とも呼ばれ、その当時の太良峠は今より約350mほど北西寄りに位置していたそうです。 |
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午後2時40分 武田神社から約25分。 標高1115mの太良峠へと到着です。 |
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午後2時42分 やや遠いものの、太良峠からは盆地の景色を一望します。 春霞の多いこの季節、これだけ遠くまで見通せることは珍しいですね。 |
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午後2時43分 正面の広い道路は県道7号〜県道5号のアルプス通り。 それを横切っている手前の筋は荒川で、新荒川橋の奥に見えるのが甲府西高。 奥で横切っているのは中央自動車道で、交差しているのは徳行立体交差点のようです。 |
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午後2時43分 正面の大きな川は釜無川。 奥には市川三郷町の富士川大橋が見え、その直ぐ先で左から流れてきた笛吹川と合流しています。 更にその奥の、中央右に微かに見えるのが県道4号の富士橋のようで、東岸(左側)の鰍沢町と西岸の増穂町を結びます。 |
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午後2時53分。 太良峠を山梨市側へ下って東山中部林道の入り口です。 |
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午後3時1分 東山中部林道を進んだ鍵懸峠(古峠)。 鍵懸峠は秩父裏街道にある峠で、戦国期には軍事上の間道として使われていたそうです。また鍵懸峠を下った赤芝地区には「鍵懸の関所」があり、現在では町指定の文化財として復元されています。 写真右は鍵懸峠からの景色。 それほど素晴らしいというほどではありませんが、一宮町方向の景色や富士山が顔を覗かせています。 |
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午後3時19分 赤芝地区に入って東側の景色を遠望。 遠くに見えるのは旧塩山市方向...........かな? |
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午後3時43分 山林に続く穏やかな道。 木漏れ日がとても綺麗でした。 |
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午後3時46分。 対面は牧丘町の妙見山1358.3m。 その下には県道206号が延びており、北原地区の家屋が建ち並びます。 |
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午後3時48分。 道の左側に落石注意、という看板。 注意書き通り、路面には多くの石が転がっていました。 |
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午後3時50分 その直ぐ先でも落石。 というより小規模な土砂崩れといった方が良いかもしれませんね。 そのままでは無理なので、手で岩をどけながら進みました。 |
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午後4時00分 右手に旧塩山市方向の景色を見ながら、一ツ木水ヶ森林道と一ツ木林道の分岐点へ到着。 左に曲がると一ツ木水ヶ森林道となって水ヶ森林道へと上っていき、右に曲がると一ツ木林道となって県道206号へと下ります。 今回は塩平地区まで行くので直進しますが、この辺りまで来ると東山中部林道も残り僅かです。 |
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午後4時11分 終点の塩平地区へ到着。 正面の道は塩平-窪平線の県道206号。 同地点には「庚申待供養塔」が建っており、その石塔の下部に東山中部林道の開設標が出ています。 ちなみに「庚申待」とは「こうしんまち」と読み、庚申の日に村単位、或いは集団単位で神仏を祀って徹夜をする行事だそうです。 道教の伝説に基づく講で、日本の各地に広がっているそうですが、詳しくはウィキペディアの庚申と庚申待のページでどうぞ。 |
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午後4時14分 川上牧丘林道の塩平ゲートまでは数分の距離。 開いていたら焼山峠まで上るつもりでしたが、当然のことながら冬季閉鎖で閉まっていました。 このゲートが開くのは通常だと4月26日。更に先にある柳平ゲートは6月1日にならなければ開きません。 |
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午後4時27分 せっかくここまで来たので、膝立の天王桜へ寄って行くことにしました。 県道206号を右折して膝立地区へと向かいます。 |
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午後4時32分 県道206号から約1.8キロほど走って天王桜へ到着。 樹高14.7m、根廻り7.2m。 県下有数のエドヒガン桜で、現在は県の天然記念物になっているそうです。 ただ同地点は標高が900mくらいあり当日はツボミ状態。例年の開花は4月20日ごろになるそうです。
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午後4時39分 こちらは前記した鍵懸の関跡。 町の指定文化財として復元されており、ここを登っていくと約700mほどで東山中部林道の鍵懸峠(古峠)へと至ります。
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午後4時56分 さて帰路に就きます。 一般的なルートとしては、県道206号から国道140号へと入り甲府へ向かうのでしょうが、今回は野背坂越えで帰ってみたいと思います。 一昔前までの野背坂路は簡易舗装の非常に狭い道でしたが、現在はフルーツラインの一部として新たな道が造られており、野背坂峠まで綺麗なアスファルト路が続きます。
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午後5時00分 野背坂峠へ到着。 右が現在工事中のフルーツラインで、左が昔からの野背坂往還。 いまは通る人も多くありませんが、昭和17年に県道206号(窪平-塩平線)が出来るまではこの道が主要路であり、生活物資を載せた馬が頻繁にこの峠を越えていたそうです。
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午後5時1分 峠を越えると直ぐに西保堰(にしぶせぎ)第四号隧道が現れます。 西保堰第四号隧道というのは明治37年に造られた225mの灌漑用水路で、当時としては珍しく全てを石とコンクリートで造った貴重な存在だそうです。 なおこちらは出口側で、峠の手前では入り口側も見られます。
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午後5時13分 野背坂峠を下って市川地区へと下りてきました。 突き当たりの道はフルーツラインで、右へ曲がって笛吹川フルーツ公園へ向かいます。 |
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午後5時20分 笛吹川フルーツ公園へ到着。 時間帯が遅かったこともあり駐車場に停っている車は10台ほどと少なめでした。 |
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午後5時30分 笛吹川フルーツ公園からの景色は今さら説明する必要もありませんね。 このあと15分ほどして出発。 フルーツラインからの素晴らしい景色を見ながら国道140号の十郎橋北詰交差点へと抜け、家に着いたのは6時を少し廻ったころとなりました。 雲は多かったものの、幸いにして概ね日差しの射す良い天気。久しぶりだったので気持ちのよいプチツーとなりました。
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