2014年3月下旬。秩父湖、奥秩父もみじ湖あたり(ページ2) トップヘ戻る ページ1へ 徒然のページへ戻る
※ここからはページ1の続きです。

鶏冠山大橋。
雁坂トンネルの約600mほど手前にある大きな橋で、それに接続する広瀬トンネルを潜ると直ぐに雁坂料金所です。

雁坂トンネル料金所。
原付70円、軽自動車560円、普通車710円、中型車860円
........でしたが、消費税が8%になったため原付以外の料金がそれぞれ20円ずつアップしたそうです。

標高1200m前後。3月下旬というのに周辺にはまだ多くの雪が残っていました。

さて560円を支払ってトンネルへ。今回は往復だから1120円。ん〜、高い.........

長さ6625m。一般国道の山岳トンネルとしては日本一の長さで、構想45年、工事期間10年を掛けて1998年に開通したそうです。
ちなみに自身が雁坂トンネルへ入るのは今回で3回目。国道140号が開かずの国道だったころは抜けられたら便利だろうな、と思っていたのですけど、いざ開通したら使う機会が全くありませんでした。ということで雁坂トンネルを抜けるのは10年ぶり.......か、もしかしたらそれ以上かも。

7分くらい掛かって埼玉県側のトンネル出口へ。
擦れ違った車はゼロ。写真を撮っている時に1台が出てきただけでほぼ独占状態でした。


同地点から見た進行方向。
雁坂トンネルには雁坂大橋が接続しており、その先には更に奥秩父トンネルが接続しています。
左の15℃という表示は路面の温度で、気温は少し下った場所の気温計が8度と表示されていました。春といえど1000mを超えるとやはり寒いですね。

気温計  元の写真に戻す

奥秩父トンネルの先で接続する豆焼橋。
開かずの国道を開けるために、西沢大橋、鶏冠山大橋、広瀬トンネル、石楠花橋、雁坂トンネル、雁坂大橋、奥秩父トンネル、豆焼橋、と、これだけの橋とトンネルを造ったのですから、まぁ560円は仕方ないのかも?
雁坂トンネルの有料期間は平成40年4月までだそうですが、通行量が予想を大幅に下回っており赤字続きということです。

豆焼橋から雁坂トンネルの出口を振り返るとこんな感じ。
いや〜、さすが日本三大峠と言われる雁坂峠2082mを貫くだけあって山が深いですねぇ。
この豆焼橋までの区間を山梨県側が管理しているそうです。

豆焼橋を渡ると直ぐに道が二又に分かれますが、左の道は約200mほど進んだ、出会いの丘、という休憩施設で行き止まりです。
ちなみにこの施設の敷地内にはヘリコプターの着陸施設があり、2010年の埼玉県防災航空隊ヘリコプター墜落事故の際に使用されたそうです。この事故はその後の日テレ事故とも絡み、更に大々的に報じられたので覚えている方も多いのではないでしょうか。
まぁ、バッサリと書くと、登山者が転落して1人が亡くなる→防災航空隊ヘリコプターが救助中に墜落して5人が亡くなる→それを取材に向かった記者2人が亡くなるという3連続の事故で、これらについては http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col06511a.htm のサイトがとても詳しく書いています

墜落地点と出会いの丘のまっぷ  元の写真に戻す

右手の谷底には滝川が流れており、一帯は滝川渓谷と呼ばれているそうです。

滝川渓谷の展望台。
渓谷は迫力があったのですが、日が山陰に落ちてしまいモノクロームの世界になってしまったのが惜しまれます。

大峰トンネルを抜けて中津川大橋へ到着。※進行方向は手前側。

現在地まっぷ  元の写真に戻す

中津川大橋の橋梁下には滝沢ダムの奥秩父もみじ湖が広がっており、写真の中央に見えるのが滝沢ダムです。

ちょっと滝沢ダムへ寄ってみることにします。

堤高132m、堤長424m。
2008年に竣工したものの、地滑りが発生して全ての工事を終えたのが2011年ということなのでまだ出来たばかりですね。

歩くのが面倒だったので行きませんでしたが、天端道路からは直ぐ下流に架かる巨大なループ橋の全景を収めることが出来ます。

ダム管理棟。
ダム管理棟ではダムカードを貰えるそうです。マニアの間ではけっこう流行っていますよね。ダムカード。
またエレベーターがあり、ダムの内部を自由に見学することができます(年末年始以外の9時〜17時)。

さてダムを離れて、その直ぐ先に架かるループ橋までやって来ました。
ループ橋は遠目だと1本の橋に見えますが、実際は、大滝大橋と雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)という2本の橋で構成されています。

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ループ橋から見た滝沢ダム。型式としてはダムの中で最も頑丈とされる重力式コンクリートダムだそうです。

ループ橋から見た下流域。
下部に見えるのはこれから進んでいく国道140号で、それに沿って流れるのは中津川。
一帯は中津川渓谷と呼ばれています。

秩父湖へ周回する分岐点。
左へ進むと長瀞、秩父方面の国道140号。右へ曲がると栃本、三峰神社方面の国道140号。
秩父湖は栃本、三峰神社方面となるので右の道へと進みます。

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左手の谷底を流れるのは荒川。峻険な山あいの道となり景色としては単調です。

分岐点から約4キロで秩父湖へ到着。
奥秩父もみじ湖と違って周辺には商店が建ち並びかなり賑やかな印象です。

二瀬ダム。
堤高95m、堤頂長288.5mの重力式アーチダムで、滝沢ダムに比べるとやや小ぶりです。
竣工は1961年。53年も前に造られたダムだそうです。

ダムの天端は県道276号。
昔は三峰観光有料道路として開通したそうですが現在は無料開放されているそうです。

上から見るとこんな感じ。※通行止めの看板は4トン以上が通行止め

更に進行方向側から見るとこんな感じ。
ここの道路は付け替えたのかな?アスファルトにまだ黒さが残っていました。

さて秩父湖をあとにして雁坂トンネルへと戻ります。

秩父湖から先は急峻な山間部となるので景色的なものは殆どありません。

二瀬ダムから約6キロで大峰トンネルへ到着。
行きは手前側から大峰トンネルを潜って奥秩父もみじ湖へ行った訳ですが、ここからは同地点を左折して雁坂トンネルへと向かいます。

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雁坂トンネル料金所までは約14キロ。日射しがないと山が深いだけに寒々しさが漂います。

約20分ほど掛かって雁坂トンネル料金所へ到着。再びの560円..........

雁坂トンネルからは往路と全く同じ道をたどり、山梨市の万力公園に着いたのは午後6時30分ころ。
このあとは西関東道路から県道6号へと進み、自宅への帰着は午後7時ころとなりました。

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