2015年1月上旬。Oregon450のレビューを兼ねて棚山へ行ってみた。 トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
GARMIN社製のOregon450 と TKA Planet社製の地図データを購入したので、そのレビューを兼ねて棚山へ行ってみることにしました。..........とはいっても購入したのは1年以上も前のことなので今さら感はあるのですが。。。

GARMIN社のGPSの利点はなんといってもパソコンとの連携のしやすさ。地図ソフト定番のカシミール3Dを使えばウェイポイントを簡単に登録できますし、フリーのデータ(全国山名25000座データ、全国の道の駅データ、全国JR線駅名データ、etc、etc)をエクセルで切り取ってアップすれば、自分の必要な部分だけを一括登録できてとても便利です。ちなみに下の写真の青い旗が登録したウェイポイントで、自身は山梨県内だけで1000箇所くらいを登録しています。

検索機能も一応は搭載されており、全データ、住所、JR駅、道の駅、コンビニ、公共施設、自然、登山、といったカテゴリーから検索することができます。なので一応は普通のカーナビのような使い方もできるのですが、住所検索は町単位までですし、検索する際もアルファベットで検索など、あくまでも無いよりはマシといったレベルで、はっきり言ってスマホの方が遥かに使いやすいです。

普通のカーナビとの大きな違いは、なんといっても登山道や遊歩道といった車道以外の道もルート案内してくれるところで、今回の目的地である棚山を太良峠経由で検索させてみると.......

こんな感じに破線の登山道にも線を引っ張ってくれます。
ちなみに表示される地図は国土地理院のマップとほぼ同じです。なので山歩きなどでは見慣れていて使い易いのですが、一般道だと色数が少なく線も画一的なので少々見づらいと思います。

こちらは便利ツール。
指定日の、日の出、日の入、月の出、月の入、などを表示してくれます。

3軸電子コンパス。まぁ、余り使ったことはないですけど......
この他にも、電卓、アラーム、ストップウォッチ、カレンダー、その他、の便利ツールが搭載されていますが、個人的には殆ど使わないので割愛します。

さてバイクへ載せるため、ちょんまげカツラみたいなRAMマウントも購入。

ハンドル側のマウントホルダーはいつも使っているGARMINのカーナビと共通であり、これは個人的にはとても便利で、ワンタッチでカーナビとGPSを取り替えることができます。稼働時間は単3電池2本で最大16時間。今回は使いませんでしたが、ミニUSBを使えばシガーソケットからの給電も可能です。また防水性にも優れており、水深1mの水没でも30分くらいは大丈夫だそうです。




2015年1月8日(木) 晴れ 

さていつものようにかなり遅い時間帯になってしまいましたが出発です。県道31号を北進して山梨市との境界になる太良峠へと向かいます。
写真に写っている正面の山は要害山780m。武田信虎が躑躅ヶ崎館の詰城として要害城を築いた山で、台地状に切り拓かれた山頂には「武田信玄生誕の地」という記念碑と「山梨100名山」の杭が建っています。

今回の全行程マップ  要害山頂上1  要害山頂上2  要害山頂上3  現在地まっぷ  元の写真に戻す

仲川に架かる滝堂橋。
要害山へは要害温泉や深草園地から登る人が多いですが、滝堂橋を渡ると直ぐに遊歩道があり、こちら側からも要害山へ登っていくことも出来ます。労力としたら滝堂橋から登るのが最も楽?かもしれません。

同地点から要害山への概略マップ 滝堂橋側から入っていった要害山への分岐点  元の写真に戻す

だいぶ標高が上がってきて南側には甲府盆地......なのですが、当日は逆光とモヤで白く霞んでいました。
ちなみに中央やや下の杜が武田神社で、その左側が躑躅ヶ崎。工事は終わったのかな?その下で光っているのが竜ヶ池。

太良峠の約500mほど手前の場所。
ここは2011年5月に死体遺棄事件が起きた場所で、当時はテレビや新聞で報じられたので記憶している方も多いのではないでしょうか。
犯行現場ではないものの、ここから遺体を投棄したと思うとやはり気持ちの良いものではなく、夜走りの時などでははつい思い出してしまい不気味に感じてしまいます。

当時のニュース記事 現在地まっぷ 元の写真に戻す

自宅を出て約35分で太良峠へ到着。

逆光とモヤで白く霞む甲府盆地。この季節だとスッキリ見えることが多いのでちょっと残念。

太良峠から棚山方面へ延びるNTTの管理道路。
4輪でも充分に通れる広さがあるのですが、入り口のゲートは常に閉まっておりここからは歩いて向かうしかありません。

太良峠から棚山までの距離は約2.4キロ。
一般的なカーナビと違い、登山道や遊歩道をナビしてくれるというのは本当に便利です。
また画面の上部には、移動速度、目的地までの距離、経由地までの距離、推定到着時間、高度、方位、その他、40種類くらいの情報を組み合わせて表示、非表示することが可能です。

太良峠へバイクを置いて棚山へと向かいます。

暫くは舗装路と未舗装路が断続的に繰り返されます。

ちらちらと見え隠れする甲府盆地。谷側が開けているので閉塞感はないのですが、木々があるのですっきりと見ることは出来ません。

太良峠から歩くこと5分。正面にNTTの電波塔が見えてきました。

太良峠の標高は1130m前後。いくつかのアップダウンはあるものの、棚山までは概ね軽い上り坂が続きます。

稜線からは北側の景色も望みます。対面は牧丘町方向でしょうか?山腹には名称不明の道が道が長く続いています。

広く開けた管理道路。これだけ広ければ夏でも閉塞感を感じることはないでしょうね。

太良峠の方向を振り返るとこんな感じ。
手前が太良峠から阿梨山1102.4mへ続く稜線で、その上に見えているのは帯那山1422.3mや見越山1347.7mといった稜線のようです。

前方に何かの看板が見えてきました。

看板に書かれている文字は「ドコモふれあいの森」。

どうやらNTTの電波塔へ続く道路のようです。

なお同地点は二又路で、看板の下に「棚山→」という案内板が出ています。

どこもふれあいのの森の看板から約2分。再び分岐路が現れます。
この分岐路は左側の道の方が明らかに広いのですが、その入り口には丸太が積んであり、またよく見ると細い側の道の下に「太良峠⇔棚山」という案内板が落ちています。

ということで右の道へ。
右に進んだ道はそれまでの広い道から一転して、人一人が通れる程度の狭い道へと変わります。

一の平と呼ばれる平坦な地。ここには幾つかのベンチが設置されています。

その直ぐ先には「至、春日居→」の案内板が道の横に出ており、この辺りから鷲山1205mの東側斜面へと入っていきます。

棚山まで残り約1キロ。この辺りが鷲山の東側直下のようてす。

約50mほど進んで鷲山の方角を振り返るとこんな感じ。まぁ山というより稜線上にある一つのピークといった感じかな。

その場で再び進行方向を振り返れば直ぐ先に見えてくる分岐点。

同分岐点には案内板が建っており、右へ曲がると深草観音や兜山方向で、左へ曲がると棚山と出ています。
現在地まっぷ 元の写真に戻す

GPS上の分岐点もドンピシャ。ガイドルートも予想以上にしっかりナビしてくれていて、これなら地図を読めない自分でも迷うことなく使えそうです。

更に直ぐ先にある何かの基準点?地図上では同地点から分岐している道があるようですけどよく判らなかったです。

基準点?を過ぎると軽い下り坂となって尾根道を進みます。

軽い坂道が終わって前方に神峰(かんぽう)と呼ばれる場所が見えてきました。

いや、呼ばれているのかどうかは知りませんが、そういう手書きの案内板が出ていたので多分そうなのじゃないかなと......

その神峰を左へ曲がっていくと、やがて前方の木立の中に棚山が見え始めます。

棚山まで約630mで到着予想時刻は16時29分。
もう目的地までは目と鼻の先なのですが、既に日も沈みかけており、このまま進むと帰路の途中で暗くなってしまいそうです........ということで今回はここで引き返すことに決定です。

暗くなり始めた県境の山々を見ながら太良峠へ向かいます。

途中、直ぐ横の林の中を物凄い勢いで疾走していく黒い物体に遭遇。
未だにそれが何だったのかは判りませんが「うぉっ、クマか!?」と慌ててバックから熊よけの鈴を出してしまいました......が、冷静に考えてみればこの季節のクマは冬眠でしょうね。

太良峠へ戻ってきました。

行くときは写真を撮りながらだったので45分くらい掛かりましたが、帰りはほぼノンストップなので30分程度で帰ってきてしまいました。

盆地に灯りが点き始めてきました。

身支度を整え、10分ほどして帰路に就きます。

途中の気温計は0度。冬装備で行ったので寒くはありませんでしたが、フェイスマスクを忘れてしまい顔が凍てつきました。

太良峠から約15分ほど掛けて上積翠寺町の集落へ到着。
このあとはいつものように近くのスーパーで買い物をして午後7時ころ自宅へ帰着。
出かけるのが遅く、棚山まで行けなかったのは残念でしたが、近い場所なのでもう少し日が伸びたらまた出かけてみたいと思います。

はい、いつものように中途半端ですが........(了)

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