2017年1月17日 前回の破線繋ぎ(2)の続きとして鹿穴へ行ってみた。 今回のルートは、武田神社、竜華池、躑躅ヶ崎、躑躅ヶ崎園地、大日影734m、東山855m、大岩園地、大黒峠、大岩、鹿穴989m、鬼山1042mまでの片道4.2キロを約5時間半で戻ってくる計画だ。※ページ容量が大きいので写真の表示には時間がかかります。
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12時21分 武田神社に車を止めて竜華池へ到着。 竜華池は武田神社の約100mほど東に位置する農業用の溜池だ。 老朽化が問題となり2011年から全面的な改修を行っていたが、その工事も2015年に終わり、現在は真新しい石積みのアースダムになっている。 |
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12時24分 洪水吐を跨ぐ橋を渡って東へと進む。 南側には甲府盆地、西側の直ぐの場所には武田神社の大手門が見て取れる。 |
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12時28分 躑躅ヶ崎へ到着。 かつては武田信玄が東屋を建て風景を楽しんだという場所で、名称はこの場所に多くのツツジが咲いていたことに由来するそうだ。 |
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12時30分 躑躅ヶ崎からは竜華の峰を通って東へと進む。 ここから東へ伸びる峰が竜の背中に見えることから付けられた名前で、竜華池の名称もそれに由来する。 |
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12時38分 暫く進むと二叉路が現れる。左は「要害山・東山」方向で、右直進が「躑躅ヶ崎園地・樹木見本園」方向となる。 左の道からでも東山へ登っていくことが出来るが、今回は大日影を経由していくので、まずは右直進して躑躅ヶ崎園地を目指す。 ここまではそれほど急な坂ではないが、ここから先は徐々に勾配を増していく。 |
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12時45分 竜華池から約22分ほどで躑躅ヶ崎園地に到着。 10m四方くらいだろうか、開けた台地には東屋や周辺案内板が建っており、南側には甲府盆地の景色が広がっている。 |
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12時46分 躑躅ヶ崎園地から見た景色。 右端から伸びてきている山の突端が湯村山。その奥には鳳凰三山や櫛形山といった高い尾根が連なっている。 |
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12時47分 躑躅ヶ崎園地を後にして約100mも東進すると再び分岐点が現れる。 道なりの右直進すると旧林業試験場や樹林見本園方向、左の道が大日影や東山方向。今回は左へと曲がっていく。 |
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12時48分 左へ曲がると直ぐに大日影の尾根道となり、ここからの勾配は一気に大きくなっていく。 |
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12時52分 勾配が大きい上に枯れ葉が足首まで埋まるほど厚く堆積しているので上ってもズルズルと滑って下がってしまう。3歩上って1歩下がる状態で進んでいく。 |
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13時00分 暫くすると防火帯となる。 落ち葉がなくなるので歩き易くなるが、勾配は変わらないので「10m登って一休み、10m登って一休み」でなかなか進まない。 |
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13時22分 約35分ほど登って後方を振り返ってみた。 樹林を透かして盆地を僅かに望み、左手には愛宕山やその山腹を縫っていく愛宕山スカイラインを見て取れる。 |
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13時39分 約52分ほど掛かって大日影734mに到着。正面の木に山名の板が掛かっている。 15m四方くらいだろうか、山頂は台地状に切り開かれているが、周囲を樹林帯が囲っているのでスッキリとした景色は望めない。 |
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13時44分 自身がここへ来たのは4回目だがここから先は初めて。5分ほど休んで東山へ向けて出発する。出発して直ぐに二叉路が現れる。 |
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国土地理院の地図には載っていないが、ヤマレコの足跡図で見ると東山を迂回して大黒峠まで行けるようだ。 距離的には長くなるが、勾配的には迂回した方が楽かもしれない。 |
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13時50分 既に息ゼーゼーで汗たらたら。青息吐息で登っていく。 web上で今回と同じルートを検索すると幾つものレポが引っかかる。しかしそのどれもが登り勾配の大きさについては触れられていない。書いている方々が健脚なのか、或いは自身が思っている以上の貧脚なのか。おそらくどちらも当てはまると思うのだが、この坂道を登るのは想像以上に大変だった。 |
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14時00分 標高も800mくらいになっただろうか。大日影と東山の中間辺りまで登って振り向くと盆地が思った以上に広がっていた。 |
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14時14分 もう頂上は近い......のだが、ここからの勾配は更に急登となって大変だった。 |
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14時24分 大日影から約40分ほど掛かって東山885mへ到着。 20m四方くらいだろうか、山頂は台地上に切り開かれているが、周囲を樹木が囲んでいるので景色はほぼない。 なお進行方向の逆側となるが、中央あたりの木に山名の板が掛かっている。 |
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14時34分 躑躅ヶ崎園地や大日影側からは初めてだが、深草園地側から2度ほど登っているので同地点へ来るのはこれで3度目。 景色もないので写真だけ撮って進むことにした。 |
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14時39分 勾配の殆どない平坦な道を東進すること5分で大岩園地へ到着。かつては東屋が建っていたそうだが現在は撤去されていてその痕跡もない。 |
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14時40分 大岩園地の南側には甲府盆地の景色が広がっている。 |
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14時42分 甲府市中心部。甲府駅までは直線で約4キロの距離だ。 |
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14時45分 大岩園地を後にして100mも東進していくと下り坂へと転じる。北側斜面へ移るため当日は雪が残っていた。 |
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14時52分 大黒峠へ到着。同地点は十字路になっており、左へ下ると「深草園地方向」、右へ下ると先ほどの「大日影の分岐点」へ戻っていくようだ。今回は「鹿穴、岩堂峠」へ行くので真っ直ぐに進む。 |
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なお国土地理院の地図だと大黒峠はもう少し東に位置している。 距離的には約100mほどなので問題となることはないが、全てナビ任せで行くと「この道は何?」となってしまうかもしれない。 |
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15時6分 大黒峠からは軽いアップダウンを繰り返しながら登っていく。 |
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15時11分 このルートで最大の難所となる大岩へ到着。 右が10mくらい?左が15mくらい?の落下道となった岩場を渡っていく.........って無理!プチ高所恐怖症の身では絶対に無理っす! |
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15時13分 ということで10mくらい手前の斜面を下って岩場を迂回する。 |
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とは言ってもこの迂回路も崖道。下手に落ちたら怪我に繋がりかねないので慎重に登っていく。 | |
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15時27分 迂回を終えて岩場を振り返る。 長さとしては10mとか20mとかその程度だと思うのだが、向こうを覗き見ようという気も起こらないのでハッキリとは判らない。 |
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15時36分 岩場を過ぎれば鹿穴までは残り450mほどだ。そろそろ日暮れ時なので先を急ぐ。 |
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15時46分 鹿穴の山頂へ到着。山名の板は三等三角点の直ぐ近くの木に掛けられている。山頂は台地上になっているが、樹木が林立しているので景色はない。自身がここに来るのは岩堂峠側から登ってきたことがあるので2回目。これでようやく破線が繋がった。 |
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15時50分 さてここからどうするか。 というのも当日の目的地は鹿穴ではなく、もうひとつ北側に位置する鬼山。距離的には400mくらいしか離れていないのだが、自身の貧脚では往復すると40分から50分くらい掛かってしまいそうだ。当日の日没は17時3分。山だと暗くなるのはもっと早い。いま直ぐに引き返しても途中で暗くなるのは必定だ。残念だが鬼山まで行くことは断念することにした。 |
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15時52分 帰路であの岩場をまた通らなければならないのか、と思いながらフと見ると赤テープが南へと続いていた。 |
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15時55分 下ること3分。周辺案内板の立つT字路へ出て、大岩園地1.2km50分という標識が立っていた。 をっ、これは渡りに舟。あの岩場はできるだけ避けたい。1.2km50分という距離は微妙だが標識に従い行ってみることにした。 |
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15時59分 最初は踏み跡も割としっかりしていたのだが、200mも下ると道が判別し難くなってきた。 さてどうするか。周辺を見回しても赤テープは見当たらない。このまま進んで途中で暗くなったら帰路が判らなくなる。岩場は避けたいが、リスクとしては迷う方が遥かに大きい。結局、迷ったら来た道を引き返せ、という鉄則に従うことにした。 |
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ちなみに帰ってから調べたらやはり大黒峠への迂回路だったようだ。かなり慎重に下っていったつもりだが、どこかで道をロストしたようだ。 | |
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16時16分 やっと鹿穴の尾根へ戻ってきた。下ったばかりに24分のロスをしてしまった。もう日没寸前だ。急ぎ先へと進む。 |
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16時26分 岩場の迂回路へ到着。 プチ高所恐怖症の身としては避けたい場所だがここを下らなければ帰れない。意を決して下ることにした。 |
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16時33分 約7分ほどかかったが、往路で下った場所へ登り返して一安心。 |
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16時35分 大黒峠の約200mほど手前で東山へ日が落ちる。 |
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16時40分 大黒峠へ到着。行きは鹿穴まで約54分ほど掛かったが、帰りは約40分で戻ってきた。 |
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16時43分 大黒峠から大岩園地へ登り返す。 |
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16時50分 大岩園地へ到着。鹿穴からかなり急いで戻ってきたのでバテバテだ。 |
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16時52分 盆地も夕暮れに包まれそろそろ街の明かりがポツポツと点き始めていた。小休止して東山へと向かう。 |
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17時02分 僅か10分の差だが、東山へ着くころには街の明かりも随分と灯っていた。 ここから南へと下って大日影、躑躅ヶ崎園地へと向かう。 |
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17時20分 ヘッドライト点灯。もうヘッドライトなしでは足許もおぼつかない。 |
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17時22分 大日影へ到着。 ここまで来ればあと少し、と思っていたが、ここからも大変だった。というのも足首まで埋まる落ち葉でメチャクチャ滑る。 かなり慎重に下ったのだが2度も尻もちをついてしまった。 |
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17時54分 躑躅ヶ崎園地の車止めまで戻ってきた。ここを右に曲がると直ぐの場所に躑躅ヶ崎園地の東屋が建っている。 |
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17時55分 躑躅ヶ崎園地の東屋へ到着。 |
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17時57分 躑躅ヶ崎園地の南側には盆地の明かりが輝いていた。 ここで小休止。急ぐあまりすっかり忘れていたが、リュックからお茶を取り出して一口。既に気温も5度くらいまで下がっていたと思うが冷たいお茶が美味かった。 |
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18時00分 竜ヶ峰の道は倒木があったりヤブがあったりするので夜道では厄介だ。 ということで来たときは真っ直ぐの道側から来たが帰りは左の道へ下ることにした。 |
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18時4分 来るときには通らなかった躑躅ヶ崎園地への登り口へ到着。あとは1本道なので迷うことはない。 ちなみにバイクならここまで入ってこられる。車も入ってこられるが駐車場所がなく転回場所もないのでやめた方が良いだろう。 |
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18時10分 竜華池へ到着。このあと武田神社で車に乗り自宅へは19時ころの帰着となった。 |
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