211 金川の森(山梨県東八代郡一宮町国分)

「森林公園金川の森」は平成8年に設置された近代的な公園です(入園無料)。36ヘクタールの園内にはスポーツ施設や遊具が多数あり、レンタサイクル(1時間100円)を借りれば公園の横のサイクリングロードを走ることも出来ます。アクセスは中央自動車道の一宮インターから約2分ですが(写真左)、甲府方面からなら甲府バイパス(国道20号)の鷺堂交差点を南に折れて(県道211号)、道なりに進めば約500mで看板が出ています。
管理事務所の横を通って公園に入っていくと池のある「滝の広場」があります。池そのものさほど大きくありませんが、静かな水面には水鳥が羽を休めています。
園内には人工的に造った小川が流れており、小橋を渡って行くと古墳時代末期(7世紀前半)に造られたという経塚古墳が現れます。古墳の大きさは直径12m、高さ2.2mとそれほど大きくはありませんが、八角形墳は日本で十数例しかない珍しいものだそうです。ここをクリックすると看板を拡大表示します(約125k)。
森の小径には遊具が数多くあり、子ども連れでも飽きさせない工夫が成されています。また途中には自動販売機や幾つものベンチがあり、森林浴がてらに休憩することが出来ます。
周辺は「どんぐりの森」とよばれるコナラやクヌギ科の樹木が主体です。冬なので落葉していますが夏には深緑が輝きます。一帯は非常に良く手入れされており、この日も多くの作業員が公園の整備を行っていました。
公園の横にはサイクリングロードが長く続きます。写真中央と右は金川に架かる「森のかけ橋」です。残念ながら当日は時間がなく此処まででしたが、橋を渡った対岸にも「こもれびの森」「スポーツの森」といったエリアが続きます。開園時間は9時から17時。月曜休園ですが月曜が祝祭日の時は翌日が休園です。山梨では一押しでお勧め出来る公園です。