214 富士川クラフトパーク(山梨県南巨摩郡身延町下山)

富士川クラフトパークは平成12年度に完成した大型の都市公園です。面積53haという広大な敷地には13のエリアが設けられており、公園の散策はもちろん、文化的なイベントやスポーツ的なイベントも催されています。甲府側からのアクセスは国道52号を南進し、県道37号と接続する上沢交差点(写真左)を右折します。右折すると直ぐに案内板(写真中央)が出ており、その方向へと進むと約1分で駐車場へと至ります(写真右)。身延町に入ると案内板が何度も出てくるので間違うことはないでしょう。
駐車場は広く、乗用車460台、大型車18台を収容できます。駐車場を西へと上っていくと正面に円筒形をした「富士川ふるさと工芸館」があり左に管理事務所があります。どちらもなかなか洒落た造りの建物です。「ふるさと工芸館」では陶芸・ガラス工芸・手漉き和紙・木工・印刻・硯などの創作体験ができるそうです(後述)。
「ふるさと工芸館」を奥に進むと広い芝生の広場があります。ベンチや子供用の遊具が設置されており、ちょっとした小山まで造られています。
更に奧へと進むと「見晴らし広場」があります。ここから望むと園内の施設や下部側の山々がパノラマに広がります。
「見晴らし広場」の奧には平成8年8月に完成したという「ゆうきゅうはし」という橋が架かっています(ちなみにクラフトパークは昭和63年度から平成12年度にかけて造られ91億円を費やしたそうです。バブル期の構想だからなんとも巨額・・・・)。「ゆうきゅうはし」を渡ると「悠休庵」という休息所があり、ここから日本庭園をイメージしたエリアへと下りていけます(後述)。
「悠休庵」の奧には「自然観察の森」と称した森林地帯に道が延びています。野鳥や昆虫の観察をしながら森林浴を楽しめ、最終的には展望広場へと続きます。が、ここからは上りの山道と階段の為かなり大変です(息は切れ切れ、冬というのに汗はダラダラ・・・で、15分ほど歩いて諦めました(爆))。
実は、この道は町道を横切っているため途中まで車で乗り入れられます(写真左の身延ゴルフ倶楽部の駐車場脇を左へと曲がり約1分)。で、反則技を使い町道まで行ってみました(写真中央)。写真右は町道を横切った後の更なる道・・・・。
さて自然観察の森から「悠久館」まで戻ると「日本庭園」のエリアへと下ります。冬枯れのため景観的にはイマイチでしたが、夏場には深緑とマッチした美しいと庭園だと思われます(写真中央の橋は平成8年10月に竣工したという「しょうらいはし」)。
日本庭園を下ると「ふるさと工芸館」が見えてきます。前述したように様々な体験施設があり、周囲のパビリオンでは実演や販売もされているようです(出展パビリオンは入り口から六郷、鰍沢、市川大門、早川、下部、増穂、南部、富沢、三珠、中富、身延の11町)。残念ながら時間的に(体力的か?)の限界で廻れたのは6割程度でしたが、この他にもカヌーや迷路、大花壇やアスレチックなど様々なエリアがあるようです。冬でも芝生をわざわざ着色してあるほど非常に整備された公園で、行ってみる価値は充分にあると思います。
休場日は毎週水曜日(水曜が休日のときは翌日)で入場料は無料(一部の体験施設は有料)。4月30日から5月5日は毎日開場。利用時間は午前8時半から午後5時。