217 精進湖(山梨県西八代郡上九一色村)

精進湖は富士五湖の中で一番小さな湖です。周囲はほどほどに開発されており、馬蹄形をした湖岸には土産物屋や旅館が並んでいます。
当日の富士山は残念ながら雲に隠れて裾しか見えませんでしたが、雲が切れると手前の大室山ごしにクッキリと見ることができます。湖畔に下りるには「はつかり荘」近くにある浜辺がいいでしょう。広い砂浜へは車で下りることもできますし、貸しボートも数多く並んでいます。
精進湖は太古に「宇津湖」「セの海」という2つの湖が溶岩流で堰き止められて出来た湖だそうです。今でもあちこちに溶岩流のの痕跡があり、入り江もゴツゴツとした溶岩石で入り組んでいます。またここからは富士山の他に松本清張氏の小説ですっかり有名になった青木ヶ原樹海を見ることが出来ます。4月から11月になるとヘラブナ釣りの観光客で大いに賑わい、毎年8月4日には涼湖祭で花火大会や灯ろう流しが行われます。