222 万力公園・万力林(山梨県山梨市万力)


万力公園は万力林の中に作られた広さ14haの都市公園です。この一帯は古来より笛吹川の氾濫に度々悩まされており、万力林は洪水から守るため水害防備林として作られたそうです。園内には市民会館(写真中央)・市立図書館・ちどり湖・芝生広場・動物とのふれあい広場などがあり、「万葉の森」とよばれる松林には遊歩道が整備されています。入り口は数カ所ありますが、今回は北側の「万力大橋」側から入っています。
万力公園で最も北側に位置するのが「平和の広場」です。他の広場と隔離しているため見過ごしがちですが、同広場には「平和の塔(写真左)」が建っており「ちどり湖(写真中央)」を見渡せます。本来、「万力林」と「ちどり湖」の役割は、笛吹川の洪水を防ぐ遊水池です。しかし憩いの場としての役割も担っており、つい最近までは鯉やへらぶな釣りを出来る池でもありました。残念ながら今では閉鎖され、かつてのような人出はありません。反対意見もあったようですが運営費の問題でやむなきに至ったようです。「ちどり湖」の東側には「市立図書館(写真右)」があり、ここはちょうど市民会館の裏手に当たっています。
「市立図書館」を南に進んでいくと「春のみち」と名付けられた約1200mの遊歩道があり、「万葉の森」へと入っていきます。道沿いには桜・卯の花・山吹・梅・椿といった植物が植えられているほか、数多くの万葉歌碑が設置されています。
「春のみち」の東側には小川が流れており、所々に橋が架かっています。それぞれの景観に合わせた創りになっており、違うエリアへの移動は橋を渡っていきます。また途中には「良庵」という茶室を模した多目的休憩所があり、文化活動や研修などで使えるようになっています(1日1000円。要予約)。
「春のみち」を更に南下していくと1周100mほどのローラースケート場(無料)があり、その東側にはクジャクの飼育されている小屋があります。・・・・・あちゃー、この辺にメインの広場となる「噴水広場」があるんですが撮り忘れました・・・・(>_<)
さて公園の最南端まで辿り着くと、根津嘉一郎の台座15.54m、本体5.4mという巨大な銅像が建っています。根津嘉一郎は山梨市出身で200余りの会社を創設、以後「鉄道王」と称された経済界の重鎮だそうです。郷土の開発に数々の功績を残し、平成11年には名誉市民となったそうです(よく知りませんが、とにかく偉い人ということで)。銅像の横には売店や食事処もあり、平日でもそれなりに賑わっています。広場を過ぎると県道216号の「根津橋西」交差点で、ここが南側の入り口になっています。
さてここからは北へと向きを変え、一路「秋のみち」へと進みます。「秋のみち」を進むと「ふれあい動物広場」があり、鹿・フラミンゴ・クジャク・リス・猿といった約50種の動物たちがいます。が、当日は休館(月曜日休館)だったため中には入れませんでした。
「ふれあい動物広場」を過ぎていくとバーベキューの出来る「ピクニック広場(1000円)」・「憩いの広場(500円)」・「平和の広場(無料)」などがあります(写真中央)。「平和の広場」意外にはカマドがあり炊事が出来るようになっています(要予約)。その先には「子供の広場(写真右)」がありちょっとした木製遊具が設置されています。
最後は「春のみち」へと戻り「ちどり湖」へと帰ります。なお園内にはグリルバイナリーというレストランもありますが、こちらは入ったことがありません(写真中央)。んー、レストランなんて縁遠いからなぁ。容量の関係で最後の方はちょっと省略しちゃいましたが、この他にも夏のみち・万葉歌碑・雁行堤なんてのがあります。