226 板敷渓谷・大滝(山梨県甲府市)
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板敷渓谷は奥昇仙峡にあり数多くの滝を有しています。アクセスは荒川ダム(能泉湖)に架かる荒川大橋(写真左)を渡ったら直ぐに左折します(この地点はT字路になっています)。左折して600メートルほど走っていくと2つ目のトンネル「中津森トンネル」があり、板敷渓谷の入り口はその手前50mくらいの右側になっています。道の右側を注意して見ていくと「板敷渓谷」という看板があり階段が下っているので直ぐに分かります(写真右)。
左の写真の階段を下っていくと斜め下にいきなり直瀑25mの白髪滝が現れます。距離的には上を通っている道路と非常に近い場所にあるのですが、中津森トンネルへと続く橋の直下にあるため車で走っているときには見られません。
白髪滝から先は渓谷に沿って登っていきます。道沿いにはそれほど大きくはないのですが、数十センチから数メートル大の滝が幾つもあり目を楽しませてくれます。
ただ、この道は公園にあるような遊歩道ではありません。道幅が狭く(狭いところでは50センチ程度)、場所によってはちょっとした岩場を登ったりハシゴの階段を上ったりします。雨の日や凍結している日には危険ですので、入り口の看板にも書いてありますが運動靴で行くようにしましょう(危険な個所にはロープが張ってあります)。
入り口から登ること約10分。目的地の大滝(段瀑30m)に到着です。
実はこの写真を撮っている位置の背後には白糸のような滝があり、中津森方面から回り込むとその上に出られるようです。また、そこから見ると中津森の森をバックに大滝を眼下におさめることが出来るようです。今回はトレッキングをするつもりはないのでパスしました ^^A

行が余ってしまったので要らぬことを一言。
自身が始めてこの大滝に行ったのは随分と昔です。その頃は荒川ダムもなく、ましてや野猿谷林道もない頃で、昇仙峡ラインから大滝まではもっと時間をかけて登ったように思います。人っこ一人いない薄暗い森のなか、「薄気味悪いなぁ」などと思いながらも「これは秘境だ!」などとワクワクドキドキしながら歩いたものです。しかし今回行ってみて、あまりにもあっさりと行くことができて逆にちょっとガッカリしてしまいました。
あの頃のワクワクドキドキ感を返せーーー!。開発されて便利になると詰まらなくなることもある。大滝を前にフとそんなことを考えてしまいました。
とはいえ、地元の人でもあまり行かない場所です。平日なら仙娥滝(昇仙峡のメインスポット)のような観光客もなく気軽に楽しめます。一度足をのばしてみてはいかがでしょうか。
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