229 韮崎平和観音像(山梨県韮崎市)

韮崎の平和観音像は体高16.6m(台座部を含めると18.3m)の巨大な観音像で、群馬県の高崎観音(高さ41.8m)や神奈川県の大船観音(高さ25.3m)とともに関東の三観音に数えられています。計画されたのは昭和33年。着工から完成までには2年2ヶ月の時間を要し、昭和36年10月13日に落慶開眼されたそうです。
韮崎市は釜無川に沿った七里岩という岩壁で二分されています。七里岩は長野県の鴬木まで達する約28キロの巨大な屏風岩で、観音像はその七里岩の最南端部に立っています。観音像の正面は小さな公園になっており、七里岩の突端に立つと韮崎市の町並みを望めます。