232 矢立の杉(大月市笹子町黒野田)

矢立の杉は昔の武者が出陣にあたって、矢をこのスギにうちたて武運を祈ったと言われる県の天然記念物です。場所は県道212号(日影笹子線)の笹子峠を東へ下っていくと、左へと大きくカーブする先端から遊歩道が下っています。同地点には「緑の自然を守ろう」という大きな看板が出ており、矢立の杉の標識も出ているので注意していけば分かると思います。※ ここをクリックすると看板を表示します。
一見すると奥行きが深そうですが、約100mも歩くと木々の隙間から四阿が見え、その横に杉の巨木が立っています。時間にして2分ほども歩けば矢立の杉(写真右)へと到着です。
伝承樹齢1000年、根回り14.8m、樹高26.5m。幹は約21.5mで折れ、樹幹中は空洞になっているそうです。なお、遊歩道はこの先も延びており、入った県道212号を更に下った場所へと続きます。