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279 雑記館 No.17 何気なしに入った笠取線
走行日:2006年08月31日(晴)
2006年8月31日。
いつもの如く陽射しに誘われふらりと林道へ。
向かったのは塩山市や丹波山村といった林道。

そしてその帰り道。
予定には全くなかったのですが、何気なしに笠取線へと入ってみることにしました。
笠取線は柳沢峠を丹波山村方向へ約200m。
入り口には東京都が設置した大きな標識が建っているので直ぐに気がつきます。
林道好きな人間なら大抵の人が知っている林道ですが、自身が入るのは初めて。

詰まらなさそうだけど、、、と余り期待もせずに入ります。
国道411号から約2.0キロ。ほどなくNTTドコモ柳沢無線中継所に到着。
同地点からはNTTドコモの私道が分岐しており、左へと入っていくと三窪高原へと続きます(三窪高原には柳沢峠からも行くことが出来るようです)。
ただし入り口にはガッチリとしたゲート。
ゲートには関係者以外立ち入り禁止の看板も掛かっており、車輌で入っていくことは出来ません。
ただ三窪高原はレンゲツツジの群生地。
訪れる観光客も多いのでNTTドコモの厚意でしょうか。車輌では入れないものの、横には「歩行者のみ通行可」の看板も見られます。
と、横でなにやらガサゴソと動く影。

ふと横を見ると、、、おっ、鹿だ。
距離にして僅かに5、6メートル。
鹿など珍しくもありませんが、野生をこんなに近くで撮れたのは初めて。
危機意識のない鹿に、少しは気がつけよ、と思っていたら、、、
やっと気がついてくれました。

草を口にしたまま微動だにしない鹿と対峙すること十数秒。
あまりに可愛いので近寄ろうとしたら途端に逃げられてしまいました。
残念!、、、というか当然の結果というべきか。
無線中継所から先は未舗装路。
未舗装路といっても極めてフラットな路面なので舗装路の如く進みます。
無線中継所から約1.9キロ。
なにやらよく分からない場所に到着。なるほど、ここから先がWeb上でよく見かける迷路道なのか。
傍らには林班界標。
周辺は私有地と都有地が入り交じっているようです。
右手側には細い道が2本。
1本は上っており、1本は下っています。勾配はどちらも大きめで、何処へ続くのやら、といった感じです。
前方10mくらいの場所でも道が分岐しています。

あとで分かったことですが、この道は途中で繋がっておりグルリと廻って同地点へと戻ってこられます。
取り敢えず適当な1本へ。
と、こんな道や、、、
こんな道。
こんな道や、、、
こんな道。
分岐路は様々な場所で様々な方向へと向かっており、いったいどれだけ分岐道があるのかも分かりません。

探索好きな人間にとっては打ってつけの場所。
詰まらないのでは?、と思っていただけに、こんなに楽しいところだったのかと思わず笑ってしまいました。
景色的にもまずまず。
このまま探索したいところでしたが、すでに日は没しており夕闇となりつつある時間。
とても全てを廻り切ることは出来ないので、取り敢えずメインと思われる道を進むことにしました。
メインの路面は舗装化されていますが2ヶ所で陥没。
2輪では問題ありませんが、4輪では数十センチの深さがあるので注意が必要です。
ここがメイン路線の最終地点でしょうか。
最後はちょっとした空き地で先端に立つと塩山市や三富村方向の山々が広がります。
詰まらなさそう、という思いに反し意外と楽しめそうな笠取線。
この日に走った道では最も楽しい道だったかも。近い内にまた行ってみたいと思います。            (了)
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