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−以下、甲斐市広報誌から抜粋−
甲斐市北部には、「ふる里自然観察路」と呼ばれているハイキングコースが整備されています。獅子平を起点にし、昇仙峡パノラマ台を経由して下福沢の大川林道にぬけるこのルート、総延長5キロメートルで短時間で変化に富んだ自然が観察できます。また、観察路からは、白砂山や太刀の抜き石、羅漢寺山などに行くことも出来ます。コースの中には、昔、多くの信者岳信仰の参道も含み、歴史を感じることのできるルートでもあります。 |
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登山日:2010年3月17日 晴れ |
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甲府駅方面から「ふる里自然観察路」へ行くには、まずは県道6号を西進して旧敷島町の島上条地区(現在は甲斐市島上条)まで進みます。島上条地区まで進むと、西町交差点があるので右折して県道101号へと進み、約7.4キロほど北進していくと獅子平地区で自然観察路の案内板(写真上)が出てきます。同地点には5台くらい停められる駐車場(写真下左)が設けられており、その奥には「自然観察路利用者駐車場」という看板(写真下右)が出ています。獅子平集落内への車の乗り入れは禁止となっていますので、車の方はここへ停めて登りましょう。 現在地と周辺マップ 自然観察路の看板 元の写真に戻す バスで行かれる方のプラン |
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獅子平集落の入り口は駐車場から約50mほど進んだ獅子平橋から入りますが、獅子平橋の欄干に「ふる里自然観察路入口→」という看板が出ているので直ぐに分かると思います。獅子平橋を渡って亀沢川の対岸へ出ると直ぐに右への切り返しとなって登ります。短い下りは何度かあるものの、ここから終点の羅漢寺山まではほぼ全線の上り坂です。自身のように登山苦手人間には少々大変ではありますが、見どころ満載のコースなので頑張って登りましょう。 |
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駐車場から約4分ほど登ったところで最初の分岐路です。正面の壁(写真上左)に半ば朽ちかけた案内板(写真上右)があったので当日は右へ進みましたが、帰宅後に地図を見てみるとどちらからでも同じ場所へと行けるようでした。更に駐車場から約6分。再びの分岐路(写真下右)ですが、ここには新しい案内板(写真下左)が出ており真っ直ぐに進みます。 写真上の現在地まっぷ 元の写真に戻す |
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分岐点を過ぎると直ぐにチェーン(写真上左)が張られていますが、これは車両を規制しているチェーンなので跨いで進みます。徐々に勾配が増し始め、標高が上がると西側に景色(写真上右)が広がります。ちなみに獅子平地区の向こうに見えるのは安寺沢林道で、最終的にはホッチ峠の近くへと抜けて行きます。駐車場から約14分。左手前方に巨大なダム(写真下左と写真下右)が見えてきました。堤高14.5m、堤長55.5mという巨大な獅子平砂防ダムで、1997年11月に着工して1999年3月に完成したそうです。 |
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駐車場から約17分。やっと登山道の入り口(写真上左)といった雰囲気の場所へやって来ました。ここには「パノラマ台→」という標識(写真上右)が出ており、周囲はそれまでの明るい雰囲気から薄暗い樹林帯の道へと変わります。樹林帯の道は約100mほど先で180度の折り返えし道となり、入り口の上部(写真下左と写真下右)へ廻りこんだ道は暫くのあいだ西へと進みます。 |
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道は次第に西から北へと廻っていき、左手には先ほど通ってきた道や獅子平砂防ダム(写真上)が見えるようになってきます。駐車場から約24分。それまで薄暗かった道が一時的に開けますが(写真下左)、約100mも進むと再び樹林帯の道(写真下右)となり、ここからはやや大きめの勾配となった道が続きます。 |
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ズルズルと滑ってしまうような急登ではありませんが、ダラダラとした上り(写真上左)が続くのでそれなりに堪えます。そして駐車場から約28分。へばってきたところで階段道(写真上右)が現れ少々げんなり。が、この階段道はそれほど長くは続きません。約1分も登ると前方が開け(写真下左)、地図によっては北仙開発と記された場所(写真下右)へと到着です。同地点には家屋(廃屋?)が建っており、道はその手前で左右等分に分かれます。右へ進むと吉沢地区方向へ抜けていくようですが、今回の目的地である昇仙峡パノラマ台へは左の道へと進みます。 現在地と周辺マップ 同地点に建つ案内板各種(3枚) 元の写真に戻す |
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左折した道は家屋の北側高台を通って(写真上と写真下左)東へと進みます。残念ながら当日はモヤと逆光でハッキリと写りませんでしたが、右手の視線の先には千代田湖や大宮山665m、更には甲府盆地(写真下右)といった景色が広がります。なお家屋の近くには廃棄された車輌が放置されていました。自身は知りませんが、恐らく吉沢地区の何処からか上ってこられる道があるものと思われます。 |
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廃屋が見えなくなった道は次第に山の狭間へと移っていきます。景色的なものはなくなりますが、南側斜面が開けているので暫くは気持ちの良い道(写真上左と写真上右)が続きます。左手上部には尾根が近づいており、尾根上へ出ると茅ヶ岳1704m、金ヶ岳1764m、曲岳1642.4mといった山々を見ることが出来ます。 |
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開けた道は暫く続きますが、先へ進むにつれ徐々に樹林帯の道(写真上左)へと変わります。左手は緩斜面に雑木林(写真上右)が広がっており、その上部には安寺地区でしょうか?はっきりした事は分かりませんが幾つかの家屋を見通します。その後も樹林帯の道は続きますが、やがて山腹の西側から山腹の北側へ廻り込んでいくと(写真下左)、先ほど尾根から見た茅ヶ岳、金ヶ岳、曲岳(写真下右)といった山々が木々の間に見えるようになってきます。 |
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北側山腹へ移った道は軽い下り坂となって進みます。そして約100mも進むと前方に分岐点(写真上左)が見え始め、そのほぼ真ん中に「←自然観察路→」という標識(写真上右)が出ています。右は軽い上り坂で左は軽い下り坂。心情的には右直線的に上っていきたい気持ちになりますが、同地点は左の道へと進みます。ちなみにこの左へと進んだ道は約10mほど先でそのまま沢の中へと下っていくことになるのですが、自身など一瞬、「あれ?間違えたかな?」と思ってしまうほど意外性のある道でした。 同分岐点と標識の拡大(2枚) |
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この沢は非常に狭い沢なので、最下部まで下っていっても直ぐに渡りきってしまいます。そして沢の最下部まで下りきった道は折り返すようにして上り返し、その約10mほど先で右へと曲がり東へと進みます。 |
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沢を渡りきった道は直ぐに分岐点(写真上左)へと至ります。ここには「←獅子平 パノラマ台→」という標識が出ており、昇仙峡のパノラマ台へ行くには右直進的に進みます。ちなみに左から合流してきている道も獅子平地区から上ってきている道で、この道へ行くと11時59分の分岐点へ下っていくものと思われます。 現在地と周辺マップ 分岐点の拡大 元の写真に戻す |
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分岐点を過ぎた道はなだらかな上り坂(写真上左)となって東へと進みます。周囲は厚い樹林帯なので景色的なものはありませんが、約5分も歩くと前方の尾根(写真上右)が開け始めます。実は同地点が「太刀の抜き石」との分岐点(写真下左と写真下右)となっており、左へ進むとパノラマ台方面、右へ進むと約3分で「太刀の抜き石」へと至ります。 現在地と周辺マップ 標識の拡大 元の写真に戻す |
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帰りに寄るべきかちょっと迷いましたが、僅か3分ということなので先に「太刀の抜き石」へ行ってみることにしました。標識の前を右折(写真上左)すると約10mほどで左カーブとなり、そのカーブを曲がると直ぐに吉沢地区方面からの遊歩道(写真上右)が合流しています。太刀の抜き石への登り口(写真下左)はその直ぐ先にあり、同地点に立つ標識に従い右へと登ります(写真上右)。 標識の拡大(2枚) |
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分岐点から約3分ほどで「太刀の抜き石」が見え始め、その数十秒後に直下へと到着です。岩の高さは5mくらい?でしょうか。岩は前方に傾いており、その向こう側は一気に谷底へと落ち込みます。高さに対し不感症の方なら岩の上へ立てるのかもしれませんが、自身のようなプチ高所恐怖症では登る気さえ起こりませんでした。 太刀の抜き石の拡大 太刀の抜き石からの眺望拡大 |
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当日はモヤと逆光でやや霞んでいたものの、太刀の抜き石からは千代田湖や堂ノ山638.4mを通しての甲府盆地や富士山、更には東側から北側にかけては帯那山1422.3mやこれから向かう白砂山などの山々が雄大に広がります。パノラマ台への道筋からは僅かに外れるものの、約3分という距離を考えれば行って損はないと思います。 写真上の拡大 |
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当日は「太刀の抜き石」で約10分ほどの時間を費やしてしまいましたが、ここからは先ほどの分岐点(写真上左)へと戻りパノラマ台を目指します。分岐点から先は樹林帯の道なので景色的なものはありませんが、なだらかな上り坂なので割と楽に進めます。暫く歩くと右カーブを東へと折り返していき(写真上右)、カーブを曲がり切ると北西側に茅ヶ岳1704m、金ヶ岳1764m、太刀岡山1295.7mなどの山々を望み、更にその右側手前にはこれから向かっていく白山展望台(写真下)が見えるようになってきます。 |
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駐車場から約1時間28分。前方に白山展望台の分岐点(写真上左)が見えてきました。同地点には何枚もの標識や案内板(写真上右)が出ているので直ぐに分かりますが、左の道(写真下左)へ進むと、約約2分ほどで白山展望台(写真下右)へと至ります。
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白山展望台は文字通り白い花崗岩の砂礫で覆われた展望台(写真上左)です。展望台からは安寺地区(写真上中央)や下芦沢地区といった景色(写真上右)を北側に望み、その上部には茅ヶ岳1704mや太刀岡山1295.7mといった山並み(写真下)が爽快なパノラマとなって広がります。 写真下の拡大 太刀岡山側から見た白山展望台の拡大 |
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更に立ち位置を変えると北東側に羅漢寺山の「うぐいす谷」や「展望台」、そして今回の最終目的地となる「パノラマ台」を望みます。また西側に目を転じると甲斐駒ケ岳や鳳凰三山といった南アルプスの山々が雄大に連なります。 写真下の拡大 |
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太刀岡山から見た周辺一帯の位置関係 |
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写真上の拡大 |
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去るには名残り惜しい景色でしたが、余りゆっくりもしていられないので5分ほどで引き返し先を急ぎます。ちなみに分岐点から白山展望台までの距離は約100mほどです。短時間で行けるので、時間的に余裕のある方は是非立ち寄ってみてください。さて白山展望台を過ぎた道は暫くは特にイベントもなく進みます。だらだらとした緩い上り坂が続き、時おり開けるパノラマ台や展望台方向を見ながら進みます。 |
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駐車場から1時間49分。変化のない道にちょっと飽きてきたところで「熊出没情報あり」の章票。当日の盆地は13度だったものの、前日の気温は5月並の24度。これだけ暖かくなるとそろそろ熊が心配になってくる季節です。白山展望台の分岐点から約14分。変化のない道に地図を開いてみましたが、もともと地図を読み取る能力がないので現在位置不明のまま進みます。 |
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駐車場から約1時間57分。徐々に近づいてきた展望台を見ながら白砂山への分岐点へと到着です。同地点には何枚もの標識が出ていますが、折り返すようにして分岐点を登っていくと約8分ほどで白砂山986mへと至ります。ただ当日は白砂山までどのくらいの時間がかかるか分からなかったので、白砂山は帰りに寄ることにしてまずはパノラマ台へと進みます。 白砂山分岐点の標識(2枚) |
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白砂山への分岐点を過ぎた道は尾根道(写真上左と写真上右)となって北へと進みます。最も狭い箇所では歩き幅が1mくらいになることもありますが、両脇が垂直落下ではないので怖さは全くありません。白砂山への分岐点から約2分。今度は「鞍かけ岩」への分岐点(写真下左)が現れます。ここにも標識が出ていますが、道なりに左へ進むとパノラマ台(ロープウェイの終点)へと進み、右へ登っていくと展望台へと至ります。ちなみにパノラマ台と展望台は繋がっているので、周回するならどちらへ進んでも構いません。 |
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パノラマ台と展望台のどちらへ先に行くかで迷いましたが、今回は展望台から廻ることにして右の道へと進みます。しかしこの道は非常に急勾配で、途中からは見上げるような坂となり、自身のような貧脚では10m登って一息、10m登って一息の状態となってしまいました。分岐点から約6分ほどかかって「鞍かけ岩?」の横を通過。後方には白砂山が広がり始めましたが、既に青息吐息でとてもじっくりと見ている余裕はありませんでした。 |
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分岐点から約13分。やっと展望台直下の見晴らし台(写真上)が見えてきました。しかしここからの道も非常に急勾配で、なおかつ一部では岩場(写真下左と写真下中央)をよじ登って行くような場所や、足下が垂直落下している場所(写真下右)などがあり、自身のようなプチ高所恐怖症人間では肝を冷やす思いでした。 |
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息を切らせながら登ること約18分。かなり苦労しましたが、やっと一息つける見晴らし台(写真上左)へと到着です。この見晴らし台は巨大な岩の上にあり、その広さは約5m四方。背後の真上10mくらいのところに展望台(写真上右)があり、右手となる西側にはロープウェイの終点やうぐいす谷などを見て取れます。 |
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ここからの眺望は非常に素晴らしく、南側に視線を向けると甲府盆地がパノラマとなって広がります。景色としては眼前の白砂山986mを通しての千代田湖や甲府盆地。白砂山の右側には韮崎市や旧八田村方向の景色が広がり、遥か遠くに甲斐駒ケ岳から富士山までの山並みが連なります。 1番上の写真拡大 上から2番目の写真拡大 |
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そして駐車場から約2時間21分かかって展望台(写真上左)へと到着です。同地点は八王子峠から弥三郎岳への尾根上(写真上右と写真下左)にあり、登ってきて左へ曲がると昇仙峡ロープウェイ(約3分)、右へ曲がると弥三郎岳(約10分)へと至ります。また当然のことですが、展望台の下(写真下右)には先ほどの見晴らし台を望みます。※弥三郎岳に関してはこちらの弥三郎岳のページでどうぞ。 |
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こちらの展望台からも甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、甲府盆地などを望みますが、先ほどの見晴らし台に比べると前方の木々で東側の景色が遮られます。見晴らし台までは約1分で下れますので、違うコースで来られた方は見晴らし台まで下りてみるのも良いかもしれません。 |
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約10分ほど休憩してパノラマ台へと向かいます。尾根上の道(写真上左)なので北側にも景色(写真下)が広がり、黒富士1633m、金峰山2595m(写真上中央)、荒川ダム(写真上右)などを見ながら進みます。 写真下の拡大 |
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展望台から約2分でパノラマ台(写真上左)へ到着です。パノラマ台はロープーウェイの終点でもあり、ここには売店や茶店(写真上右)が並びます。店の前を通って奥へ進むと八雲神社(写真下左)となり、社殿横の階段を南へと下ると約1分で八王子峠です。八王子峠を南へ進むと直ぐに「うぐいす谷(写真下右)」となり、逆の北へ向かうと大川林道を下って金桜神社近くの県道7号へと抜けられます。 |
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パノラマ台で5分ほど休憩。ここからは先ほどの展望台からも見た白砂山へ向かってみたいと思います。白砂山への道は売店の正面から下っており、ここには「白砂山方面→」と書かれた案内板が出ているので直ぐに分かります。 周辺案内板と標識(2枚) |
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パノラマ台から九十九折れに下っていくと、約3分ほどで階段道(写真左)が現れます。階段道を下り切ると左へと曲がっていき、約1分もすると「獅子平方面→」という案内板(写真上中央)が出てきます。樹林帯(写真右)に囲まれているので少々閉塞感があり、暫くは景色の閉ざされた単調な道が続きます。 |
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パノラマ台から約9分で「鞍かけ岩」分岐点(写真上左)へ到着。往路はここから展望台へ登っていった訳ですが、今回は当然の事ながら真っ直ぐに進みます。そして更に約3分。パノラマ台から約12分で白砂山の登り口(写真上右)へと到着です。ここからの道は尾根道(写真下)になっておりやや急登です。また山腹が近いので景色的にも冴えず、暫くは単調な道を南へと登ります。 |
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分岐から約3分。左手に羅漢寺山の全体(写真上)が見えてきました。手前の鞍部にパノラマ台、その東側の高い位置に展望台、最奥部にピークの弥三郎岳1058m、といった位置関係で、これから登るにつれ徐々に東へと廻り込んでいきます。そして分岐から約4分。それまで南へと向かっていた道が東へと向きを変え(写真下左)、それと同時に上り坂も緩くなります(写真下右)。 |
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登り始めて約7分。何かの基準点(写真上左)でしょうか?。埋設された標柱の横を通過していきます。確信は全くありませんが、或いはここが白砂山の頂上なのかもしれません。その約1分後、前方に白い花崗岩の岩峰(写真上右)が見えて白砂山へと到着です。北側の真正面には「うぐいす谷」から「弥三郎岳」までの羅漢寺山が広がっており非常に爽快です。 写真下の拡大 |
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まだ行けるかな?ということでもう少し先(写真上左)へと進みます。写真では岩峰上で危険に見えるかもしれませんが、実際には岩峰直下の道(写真上中央)を歩くので危険ということはありません。ただ場所によっては急斜面の直ぐ横(写真上右)を歩いたりするので、自身のような登山超初心者にとってはちょっとドキドキしてしまいます。そして登り始めてから約15分。展望台から最も目立った岩峰(写真下)へと到着です。 |
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見晴らし台側から見た白砂山の現在地↓ |
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四角内の別写真 |
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ここからの眺めは非常に素晴らしく、北側に視線を向けると羅漢寺山全体を一望に収めます。ちなみに羅漢寺山というのは東側の弥三郎岳1058m、中央の展望台、西側のパノラマ台を総称したもので、八雲神社のある頂きは八王子山とも言うそうです。
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稜線なので南側にも眺望が広がります。正面に大宮山(片山)665mの稜線が長く延び、左側に甲府市中心部方向、右側に南アルプス市方向を見通します。ここまでにも「太刀の抜き石」や「見晴らし台」、「展望台」や「パノラマ台」といった景勝地を経てきましたが、ここからの眺望が最も素晴らしいと思います。 写真上の拡大 写真下左の拡大 写真下中央の拡大 写真下右の拡大 |
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行くつもりなら突端まで行けるのでしょうが、足もとは垂直に落下しており、自身のような高所恐怖症人間では「とても無理!イヤダ!絶対に行くもんか!」、ということで今回はここまでとして引き返します。 |
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小休憩して帰路に就いたのが15時12分。ここからは一気に下って駐車場へ16時34分に到着。当日は平日ということもあり出会った登山客は60歳台と思われるご夫婦のみ。パノラマ台はロープーウェイで上って来た観光客で賑わっていましたが、その他では非常に静かな山歩きをすることができました。 |
総評 |
行く前は獅子平周辺の山をちょこちょこっと廻って終わりだろう、と大して期待していなかったのですが、実際に歩いてみると「素晴らしい!」の連続でした。太刀の抜き石、白山展望台、白砂山、見晴らし台、展望台、パノラマ台。そして今回は省きましたが、弥三郎岳やうぐいす谷。僅か数時間の行程でこれほど多くの景勝地を廻れる場所というのは珍しいのではないでしょうか。だらだらとした上り坂が続くので少々大変ではありますが、激しく息を切らすような場所は「鞍かけ岩」分岐点を除くとありません。自身のような超初心者でも4時間半ほどで往復できたので、一般的な方なら4時間もあれば廻れてしまうのではないかと思います。今回の景勝地はどれも一見の価値あり!。時間のある方は晴れた日にでも行かれてみては如何でしょうか。 |
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