2014年10月下旬。下部町、身延町あたり トップヘ戻る 徒然のページへ戻る
2014年10月25日

遅ればせながら三石山林道の全線開通を受けて行ってみることにしました。

三石山林道は1989年から24年という歳月をかけ、2013年10月11日に開通したばかりの林道です。
下部町と南部町を結ぶその長さは37,814m。これは南アルプス林道(34,059m)を3,832mほど上まわり県内最長だそうです。
自身、これまでスポット的に繋いだことはあったのですが、全線を通して走るのは初めてであり、多少の期待を胸に下部町へと向かいます。

今回の全行程マップ(グーグルマップ) 三石山林道のデータとニュース 現在地まっぷ 元の写真に戻す

釜無川に架かる浅原橋。
正面は南アルプス市で、その上の山は櫛形山2051.7m。その中腹には桜池、菖蒲池、南伊奈ヶ湖、北伊奈ヶ湖といった人工池が造られています。

橋を渡って直ぐの場所にある「浅原橋西」交差点を左折して県道26号へ進みます。

富士川町の坪川大橋。数100mほど先の「坪川大橋南」交差点で国道52号へ入ります。

身延町西嶋あたり。右側のぽっこりとした山は城山458.3m。その下にはこれから渡っていく峡南橋が見え始めます。

峡南橋へ左折。ここからは県道9号で下部駅を目指します。
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下部トンネルを抜けたあたりの県道9号。
信号が少ないのでこちらの方が早いと思ったのですが、山道が多くて素直に国道52号から行った方が早かったかもしれません。

身延町の北川地区で国道300号と合流。ここからは国道300号で下部温泉駅へ向かいます。

自宅を出発して約1時間10分で下部温泉駅へ到着。

待合室でコーヒーを買って10分ほど休憩。

さて下部川を遡って三石山林道へ向かいます。

下部川沿いに建つ温泉旅館。

信玄の隠し湯として知られる下部温泉。華やかさはないけど?昔ながらの温泉宿が軒を並べます。

下部温泉駅から約2キロ。三石山林道の起点へ到着。道の反対側に林道の杭が建っています。
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同地点は二又路になっており、左直進は約2キロで湯之奥猪之頭林道へ至りますが、今回は右折して下部川の湯平橋を渡ります。

湯平橋の先を左折すると直ぐに身延町湯町農村公園への入り口があり、そこを過ぎると本格的な山道へと変わります。
ちなみに身延町はホタルの里としても知られており、湯町農村公園の愛称も湯町ホタル公園というそうです。大きな公園ではありませんが、園内には子供用の遊具が備えられ、季節(6月ころ)になると小川でホタルが飛び交うそうです。

振り返るとこんな感じ。湯平橋の奥へ進むと先ほどの温泉街です。

下部温泉駅からだと300mくらい上がってきたでしょうか。北東側は五老峰1618.8mで、その数キロ先は静岡県です。

眼下に湯之奥猪之頭林道へ続く県道415号を見下ろします。
同地点から起点までは1キロ強。湯之奥猪之頭林道の最高所は湯之奥猪之頭トンネルになっており、出て直ぐの場所に架かる黄金橋からは素晴らしい景色が広がります。

標高は600m前後でしょうか。北側が開け始めて遠くに八ヶ岳を望みます。

起点の湯平橋から約5.2キロ。前半で最大の見せ場となる展望台へ到着。
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ここからの景色は非常に素晴らしく、正面に身延山1153mや七面山1982.4m、手前に身延町帯金地区の町並みや富士川クラフトパーク、北西方向には八ヶ岳や金ヶ岳1764mといった爽快な景色を望みます。
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※↑スライダーで右へ動かせます 

眼下の身延町下山地区。奥から流れてくるのは早川で、その上に架かるのは新早川橋。ちょうど国道52号と国道300号の合流地点で、新早川橋と富山橋が交差している場所が上沢交差点です。

北西の八ヶ岳、金ヶ岳、茅ヶ岳、曲岳、方向の景色。中央奥の町並みは韮崎市方向。

さて展望台をあとにして先へと進みます。

起点から約7キロ。大垈地区へ到着。本線は真っ直ぐですが、同地点からは折り返すように大垈線が分岐しており、少々狭くてガレた道ですが、約3.4キロほど下ると最終的には椿草里地区へと抜けられます。
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大垈林道の分岐点から約100m。同地点からは一貫した下り坂となって椿草里地区へと向かいます。ちなみに写真に写っている左への分岐路は更に上部にある集落への連絡道路。車道は約350mほど進んだ民家で行き止まりですが、細い道が約1.7キロほど離れた下部川まで続きます。

約500mほど下った場所から先ほどの連絡路を仰ぎ見るとこんな感じ。ジグザクな急坂が折り返しながら上っているのがよく分かります。

椿草里へ到着。同地点は変形の十字路になっており、本線は真っ直ぐに進みます。
ちなみに左の道は100mほど先の民家で行き止まりで、右の道は約3.7キロほど下っていくと県道9号へ抜けられます。
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同地点の看板。分岐点ごとに出ていますが、集落名なので地理に明るい人でなければ判りづらいと思います。

さて椿草里の集落を見ながら大崩地区へ向かいます。

大垈地区から一気に下ってきた道も椿草里地区からは一転した上り坂です。

椿草里地区と大崩地区の中間あたりまでやって来ました。
ここには工事をやっていたころの土捨て場?でしょうか、大きな空き地があり南西方向から北西方向の景色を見晴らします。
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南西方向の正面は大野山400.2m。その左側が大野地区で、右側が梅平地区。その背後には七面山1989mや南アルプスの山々を望みます。

こちらは北西側の景色。身延山1153mや富士見山1639.5mといった山々を望み、その下方には下山地区の町並みが広がります。

いきなり現れたT字路..........ん?こんなT字路あったっけ?.......
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と思ったら横に三石山ハイキングコースの標識が出ていて納得。
ここに来たのは2006年8月以来の6年ぶりであり、当時は繋がっていなかった道が繋がったようです。

本線は右ですが、ちょっと寄り道をして今回は左折。8年ぶりに大崩地区へ行ってみることにしました。


身延町大崩上村地区へ到着。
同地点は三石山1173mへの登り口になっており、その終端部には既に廃屋と思われる数件の家屋が建っています。
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ピストンなので再び元の道に戻って大崩地区へ到着。
今回は三石山橋を渡って垈(ぬた)地区へ向かいますが、右への道を折れ下っていくと町道大崩線となって角内地区の県道9号へ下りられます。

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垈までは谷側の開けた道が続き、途中では先ほどの大崩上村地区も望みます。

8年前の写真ですがもう少しズームアップした写真.........まぁ殆ど変わりはないですね。

日が落ちて暗くなってきてしまいました。本来は谷側の開けた爽快な道だけに残念。

右手の眼下に見えるのは身延町の清子あたりかな?富士川の河原や七面山1982.4m、八紘嶺1917.9mといった山々を望みます。

先ほどの分岐点から約3キロ。

右手には台地状になった和田平の荒屋敷を見下ろします。

この場所、地図で見ると砦のような面白い形をしています。大して時間のかかる場所でもないですし、いつか行ってみようと思っているのですがつい忘れてしまいます。当日もその横を通っているのですけどね.........

椿草里地区から約8.5キロ。大崩地区から約5.5キロで垈地区へ到着です。
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同地点のT字路には、「←大崩5.5キロ」「↓和田」「南部町(終点)16.5キロ→」という案内板が立っています。

本線は左折した側の道なのですが、終点までの距離を考えると着く前に暗くなってしまいそうです。
ということで今回はここまでとして県道10号へ下ることにします。

T字路を右折した道は林道樋之上線となって樋之上地区へと下ります。

林道樋之上線は昭和42年に着工した林道で、垈、針原、樋之上と抜けていく長さ約4.2キロの林道です。周囲の樹林帯が厚いので日が没っすると真っ暗になり、なおかつ途中からは狭い未舗装路になるのでオンロード車だと少々大変かもしれません。

分岐点から約500mほどで垈地区の集落へ到着。
ここには何軒かの家屋が建っているのですが、既に廃屋?それとも人が住んでいる?......のかは判りません。
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再び厚い樹林帯の道を下ります。

分岐点から約2.6キロ。樋之上地区の集落へ到着。
こちらの家屋にも明かりがついていなかったので、或いは既に廃村になっているのかもしれません。

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樋之上林道を下ったあとは県道10号へ出て北進。午後5時40分ころ身延駅へ到着。

最後はいつものように道の駅「しらね」で一息して自宅への帰着は午後7時半ころ。
出たのが遅かったので回り切れないだろうと思っていましたが、やはり途中で日没となり暗くなってしまいました。冬季閉鎖はないと思いますので(あるのかな?)、もう少し日が長くなったら今度は南部町側から回ってみたいと思います。

はい、いつものように中途半端な終わり方ですが......了

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