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415 林道大垈・椿線/林道大垈線 南部町椿草里地区と南部町大垈地区を結ぶ林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約1.0km/約2.4km 未舗装区間:0m 舗装路面:D 眺望:D 爽快感:D E 138.283 N 35.224
幅員:3.0m 冬季閉鎖:不明/ゲートなし 未舗装面:− 雄大:D 閉塞感:2 2006年10月08日 晴

林道大垈・椿線と林道大垈線は身延町の椿草里地区と大垈地区を結ぶ林道です。大垈・椿線/大垈線へ行くには、まず県道9号で身延町の塩之沢駅を目指します。塩之沢駅の約150mほど南に椿草里地区へと入っていく町道があるので、椿川に沿って約2.9キロほど東進します。県道9号から約2.9キロほど進むと左へと折り返していく道(写真左と写真右)があり、同地点が大垈・椿線の起点となっています。正面に古びた林道の杭が立っていますが、夏場などでは半ば草に覆われた状態です。スピードを出していると見逃してしまうかもしれませんので注意して進みましょう。補足)ここまでの詳しい道筋については林道三石山線(椿・大垈工区)を参照してください。
入り口付近での道幅は1.5車線から1.5車線弱といったところでしょうか。路面はやや古びた感はあるものの、しっかりとした舗装路がやや大きめの勾配を伴って西へと続いています。ちなみに当日は町道を切り返した地点で土砂崩落の看板。結果的には落石が多少あるだけで崩落というほどの場所はありませんでしたが注意した方がいいかもしれません。
西へと向かっていた道は林道の杭から約200m地点で北へと転じます。約300m地点(写真左)からは大垈川(写真右)が左手に寄り添うようになり、勢いよく流れ下る川音はバイクを走らせていてもよく聞こえます。この先では遙か眼下へと落ち込んでいくことになる大垈川ですが、この時点に於いての高低差は殆どありません。暫くは大垈川の川面を見ながら進みます。
林道の杭から約800m地点(写真左)まで進むと名無し橋(写真左)を渡って先へと進みます。橋の直ぐ下には大垈川(写真右)が横切っており、橋を渡ったあとの大垈川は左手から右手へと移ります。
名無し橋から先の勾配はやや大きめです。道幅は約1車線強(写真左)となり、場所によっては車同士での擦れ違いは難しいかもしれません。林道の杭から約1.0キロ地点まで進むと2本目の林道杭(写真右)が現れ、ここから先は林道大垈線(延長2244.2m/幅員3.0m)へと移ります。同地点の右手は草地になっており10mほど離れた右手に大垈川が流れ下ります。周囲の景色は山と樹林帯。特別な景色はなにもありません。
大垈線の林道杭から約100mほど進むと切り返し道となり、その先端からは草に覆われた約1車線の道が分岐しています。この分岐道を地図で見てみると、大垈川を渡ったあと東に位置する1024m峰方向へ3キロ以上の延長で続いています。
分岐道
が、この分岐道は直ぐに終わってしまいます。約40mも奥へ入っていくと小さな空き地(写真左と写真中央)があり、その先は大垈川(写真右)へと落ち込んでいます。草が一面に覆い茂っていたので大垈川の先に道があるのかどうかは分かりませんが、少なくとも車輌が入っていくような道はないと思われます。
入り口の看板にあった土砂崩落というような大規模なものではありませんが、当日は分岐道を切り返した地点で落石となっていました。道幅が狭いので4輪での通り抜けは少々難しいかもしれません。大垈線の林道杭から約200m地点(写真中央)まで進むと、右手の山腹にほぼ平行に走る三石山線を望みます。三石山線との間には大垈川が流れ下っていますが、既に相当な高低差となっておりその川面を見ることはありません。約400m地点(写真右)からの舗装はややガレ気味です。路面の至るところにヒビ割れが走っており、場所によっては亀裂箇所から長い草が生えています。この後はガードレールのない道が続くので注意して進みましょう。
大垈線の林道杭から約800m地点(写真左)まで進むと前方に大垈地区が見え始め、三石山線から分岐して間もない大垈集落連絡道路(写真右)を視界に収めます。大垈集落連絡道路は三石山線の起点から約4.2キロ地点から分岐している道で、大垈線はその分岐点の直ぐ先で三石山線と繋がります。
大垈線の林道杭から約900m地点(写真左)まで進むと、林道としては珍しく交通標識(写真中央)が立っています。道幅3mの標識通り狭い道です。横は垂直落下(写真右)となっているので注意して進みましょう。
終点となる大垈地区は身延町で最も高所にある集落です。以前はこの林道が椿草里地区から上ってくる唯一の道だったのでしょうが、現在は広く快適な三石山線が出来たため殆ど使われなくなったものと思われます。荒れた舗装路には既に草も生え始めており、将来的には廃道となっていくのかもしれません。
大垈線の林道杭から約1.7キロ地点(写真左)には三菱ギャランGTO(写真中央)が廃棄されており、その約200mほど先となる約1.9キロ地点(写真右)では道幅いっぱいに広がる落石となっていました。2輪なら横を抜けられるので全く問題ありませんが、4輪ではこの落石を取り除かない限り通行することは出来ません。
落石箇所を過ぎると大垈線の終点も間近です。約1車線強の狭い道(写真左)を通っていくと、大垈線の林道杭から約2.3キロ地点(写真中央)で前方に三石山線が見え始めます。そして約2.4キロ地点(大垈・椿線の起点からだと約3.4キロ地点)で三石山線(写真右)へと出て終わります。同地点の標高は720m前後といったところでしょうか。大垈・椿線の入り口が370m前後なので、約3.4キロの距離で約350mほど標高を上げてきた計算です。
三石山線へ出る場所は三石山線(椿・大垈工区)の起点から約4.4キロ地点です。直進的に右へ進むと起点方向の椿草里地区へと下っていき、折り返すようにして左へ切り返していくと三石山線の開設現場方向へと向かいます。三石山線は開設中なので下部町側へ抜けていくことは出来ませんが、合流地点から約1.6キロほど進むと展望所があり素晴らしい眺望を得られます。

総評
全線舗装ですが路面にはヒビ割れや草の生えている箇所が目立ちます。以前は大垈集落への唯一の道だったのでしょうが、現在は三石山線が出来たため殆ど使われなくなったものと思われます。眺望するような景色もないので走って面白いというような道ではありませんが、三石山線へ行った際にでも通ってみるのもいいかもしれません。注意)落石があるので現時点で4輪の通り抜けは出来ません。転回場所がないので注意してください。
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