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愛宕山は甲府駅から北東へ直線距離で約1キロの場所に位置する標高422.9mの小山です。山頂に仰ぐ帽子のような形の県立科学館は盆地の各所から望むことができ、その周辺には「こどもの国」や「少年自然の家」などの公共施設が並びます。甲府市中心部から近いため展望台からの景色も素晴らしく、眼下には何処よりも間近に甲府市中心街が広がります。甲府駅から車で約20分で行けるという手軽さもあり、甲府市民には非常に馴染みの深い山となっています。 |
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愛宕山へ行くには二通りの方法があります。ひとつは甲府駅の北側を東西に延びる県道6号から県道119号へと入っていく道で、愛宕山トンネルの東側まで行くと「子供の国入口」交差点があるので北へと進んで一気に上ります。 |
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もうひとつは甲府駅から北へ延びる県道31号へと進み、「護国神社入口」交差点を右折して県道119号から上っていく道です。距離的には県道6号からの方が早いのですが、県道119号は愛宕山スカイラインともいい道筋からは各所で甲府市北部の町並みを見下ろします。 |
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県道6号側から上った場合は甲府駅から車で約15分。県道31号側からなら約20分ほどで入り口へと至ります。入り口には案内板や標石が建っているので直ぐに分かると思います。 |
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駐車場は入り口を入っていくと道の右横に長く設定されていますが、最奥部にも数十台分の駐車場が設けられています(全部では200台分あるそうです)。最奥部の駐車場に隣接する形で建っているのが県立科学館で、その西側には甲斐奈神社跡へと続く遊歩道や元紺屋町へと続く遊歩道が下ります。県立科学館にはプラネタリウム(有料)をはじめ様々な体験施設がありますが、入館料(大人500円/高校生300円/小中学生200円/それ以下は無料)がかかります。
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さてここからは県立科学館の奥にある展望台へと行ってみることにします。展望台へは県立科学館の左側にある階段を登っていきます。数十段の階段ですが30秒もかかりません。登り詰めると正面にドーム状の施設が見えはじめます。この施設は天体観測用の施設で傾斜角20度の6mドームだそうです。 |
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ドームの中には20センチのクーデ式望遠鏡をはじめ各種4台の望遠鏡が設置されており、季節ごとに星を見る会が催されているそうです。前もっての申し込みが必要ですが、晴天時には素晴らしい夜景を見ながらの観測が出来るそうです。参加費は無料ということなので興味のある方は如何でしょうか。
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天体観測用ドームの奥が展望台となっています。ここからの景色は素晴らしく、正面に富士山、西には春日居町や石和町、東には南アルプス市方向の景色が広がります。県立科学館が建つ前は韮崎市方向まで一気に見渡せたのですが、現在は立ち位置を変えたり、天体観測ドームへ登らないと見られなくなってしまったのがちょっと残念なところです。 |
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ちなみに県立科学館の東側にある小径を下っていくと、梅林や甲斐奈神社を経て更に南へと進めます。やや標高は下がるものの、展望台よりも甲府市中心街に近く迫力のある景色が広がります(こちらについては愛宕山からの眺望で扱っています)。 |
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ここからは展望台の北側にある「こどもの国」へ行ってみることにします。こどもの国は駐車場からも上って行くことができますが、駐車場の上に架けられた橋からも行くことができ、渡りきると直ぐに「こどもの国」入り口です。 |
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こどもの国は愛宕山の稜線を切り開いて昭和46年5月5日(1971年)に竣工した施設です。それ以前は現在の県道119号も護国神社側からのピストンで(だった気がするけど曖昧なので違うかも)、未舗装路を登り詰めた山頂には松林やススキ野原が広がっているだけでした。 |
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現在の愛宕山に当時の面影はありませんが、36500平米という広い敷地には、ジャングルジム、ローラー滑り台、迷路、ハニカムブロック、といった子供用の大型遊具が数多く設置されており、遊歩道やベンチは大人の憩いの場としても活用されています。 |
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さて一番奥まで行くとライオンの池となり「こどもの国」はここで終わります。ただその先へも進むことができ、更に奥へと進んでいくと白壁の仏舎利塔へと行き着きます。仏舎利塔とは釈迦の骨である仏舎利を納めた塔で、愛宕山の仏舎利塔は1972年10月25日に落慶したそうです。以前は盆地の各所からも見えて目立つ存在でしたが、いまは木立に囲まれた中ひっそりと建っています。さてここからは仏舎利塔の空き地からも見える夢見山や大笠山へ向かってみたいと思います。 |
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夢見山や大笠山は愛宕山の北東にある標高500m程度の小山です。夢見山や大笠山へ行くには「こどもの国」入り口まで戻って1番右の道へと進みます。この道は遊歩道となっており、綺麗に整備された林の中を縫って暫くは北東へと進みます。 |
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遊歩道を1、2分も進むと県道119号の上に架かる橋を渡っていきます。護国神社側から上ってくると必ず潜ってくる橋なので目にしている方も多いのではないでしょうか。橋を渡りきると変形自転車広場です。変形自転車広場には変わり種の自転車が多数あり、対象は中学生までですが無料で乗ることができるそうです。変形自転車広場を過ぎると直ぐに夢見山への登山道が左手へと上っています。夢見山は古来には夢山といったそうですが、武田信玄の父である武田信虎が飯田合戦のおり同山で夢をみたことから夢見山と呼ぶようになったそうです。 |
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橋を渡ってからはほぼ等高線に沿って東へと進みます。右手側には甲府盆地を望むことができ、場所によってはベンチや休憩場所が設けられています。遊歩道を5分も進むと前方に施設が見えはじめます。 |
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この施設は大笠山に建つ少年自然の家で、その屋上はちょっとした展望台になっています。ここからの眺望としてはほぼ正面に城東町や朝気町を見下ろし、左側に山梨学院大学の酒折町。右手には県立科学館の屋根が少しだけ見えています。 |
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少年自然の家を更に50mほど東へ進んで行くと、大笠山518.6mへの登り口が左手に現れます。この登山道の途中にはキャンプ場への入り口があり、キャンプ場へ入っていくと雨乞いの儀式に使われたという雨降り石があるそうです。 |
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少年自然の家から大笠山までは10分ほどの道のりです。途中では盆地の素晴らしい景色を一望し、最後の階段を登り詰めると標高548mという看板の立つ場所へと行き着きます。地図によっては大笠山を標高518.6mとしているものもありますが、どちらが正しいのかは知りません。ちなみに同地点は山頂の直下です。山頂へは更に登っていくことになりますが、ここから先は巨大な岩と木立の遮る極めて不明瞭な道のりです。山頂への道は他にあるのかもしれませんが、自身は何処から登っていくのかは知りません。 |
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ちなみに以前はここに1972年に造られた何百mもあるジャンボ滑り台があったはずなのですが、2005年3月に撤去されてしまいました。自身はまだ子供だった当時、「次の日曜日に行こう」と友達と約束していた矢先に死亡事故がありとうとう一度も滑らないで終わってしまいました。 |
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帰りは古くからの遊歩道を下ってみましたが、勾配の大きな荒れた路面に何度も足をとられそうになりました。そして約20分ほどかけて元の駐車場へ到着。今回のコースでの所要時間は1時間から1時間30分といったところでしょうか。自身は子供のころから数え切れないほど登り遊び廻った山ですが、探せばこの他にも面白い場所があるのかもしれません。 |
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