210 曽根丘陵公園(甲斐風土記の丘)

※2011年度版の、緑あふれる風土記の丘・曽根丘陵公園のページはこちらからどうぞ。
甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園は考古博物館、埋蔵文化財センター、研修センター、キャンプ場、テニスコート、芝生広場、遊具広場、方形周溝墓広場、歴史植物園などが集まった複合的な公園です。入り口は中道町役場前の道を南東に数百mほど上っていくと看板があるので直ぐに分かるでしょう。小高い丘となっているこの一帯は旧石器時代から平安時代にかけての遺跡が数多くあり、広さ40.4haの広い敷地の北側には国の指定史跡となっている丸山塚古墳や東日本で最大級の銚子塚古墳などがあり、出土した資料は昭和57年に設立された県立考古博物館に展示されています。
駐車場は第1駐車場から第5駐車場まであり280台の車を収容可能です。敷地の1番奧には風土記の丘研修センターが建っており、土器づくりをはじめとする各種のカルチャー教室やイベント会場として利用されています。
古墳のある方形周溝墓広場へは丘陵地帯の北側斜面にあり、風土記の丘センター南西にある第5駐車場から下りて行くことが出来ます。途中には小さな鍋弦塚古墳や甲府盆地を望む展望台などもあります。ただこの道は途中から車両止めとなってしまいますので、歩くのがイヤな方は丘陵地帯を北側に回り込み下側の一般道から行くのがよいでしょう。
古墳広場の西側に位置するのが前方後円墳の銚子塚古墳です(上の写真)。全長167m、高さ17mの大古墳は東日本で最大級とのことです。ここをクリックすると新しいウインドウで「各案内板」「頂上にある石版」の拡大画面を開きます(約153k)。
古墳には上ることができ、頂上には石室の説明をした石版があります(写真中央)。後方に振り向くと丸山塚古墳が見えます。
丸山塚古墳は直径72m、高さ11mの古墳で山梨県では最大の円墳です。銚子塚古墳と同様に頂上へ登ることができ、こちらにも石版が埋め込まれています(写真中央)。またその東側には小さな古墳が幾つも点在しています。
当日の古墳には一人の観光客もいませんでしたが、一帯はベンチもある広い公園になっているので散策には手頃です。またこの北東側には考古博物館がありますので興味のある人は歴史の旅に出向いてみたら如何でしょうか。