227 荒川ダム・能泉湖(山梨県甲府市川窪町)

写真は複数日に跨ってます。
荒川ダムは1973年に鹿島建設と間組が着手し、1985年に竣工された多目的ダムです。型式は中央遮水壁型ロックフィルダム(中央に遮水壁を置き、その周りを台形に土盛りしたものらしい)用途は洪水調整と潅漑用水、上水道用水の確保が主な目的で、最大490kwの発電はダムの管理のみに使われているそうです。ここをクリックすると細かい概要や緒元図の看板を表示します(約90k)。アクセスは昇仙峡線の県道7号から川窪猪狩線の県道112号へと入っていきます。県道7号には何枚もの看板が出ており、県道112号と接する入り口にも大きな看板が出ています(写真左)。県道112号へ入ってしまえば約1分ほどでダムの堰堤が見えてきます(写真中央)。
堰堤はダム湖である能泉湖の西側にあります。堰堤の上には道路があり見学できますが車で入ることは出来ません。直ぐ近くに停められる場所があるので車はそこに置いて渡ります。堰堤の中程まで行くと東の対岸に荒川大橋を見ることが出来ます。
更に奥へと行くと放水口がありますが当日に水は流れていませんでした(写真左)。堰堤の上から見ると遙か下に道が延びているのが分かりますが、この道へと入っていくことは出来ません(写真中央)。堰堤上の道は管理棟と小さな公園へと続き、更に南にある取水塔まで続いています(後述)。
さて一度バイクへと戻り西へと向かうと駐車場を兼ねた公園があります。駐車場の前には「だいこくや」という店があり、軽い食事を摂ることができます(名物は「ほうとう鍋」らしいですが、おでん、甘酒、団子などもあるようです)。駐車場から更に西へと向かうと「荒川大橋」へと至ります(写真右)。渡りきって左へ曲がると野猿谷林道となり、途中には板敷渓谷がありますが今回は右へと曲がり取水塔を目指します(右へ曲がると折り返す形で対岸を走ることになります)。
荒川大橋を渡ると小さな公園があります。敷地内には荒川ダム記念館がありトイレも設置されています(冬季は使用不可)。記念館の奥にはちょっとした広場がありますが、火を使うことは禁止となっています。
記念館の先には「轟屋(写真左=水曜定休日)」という蕎麦屋があります。ダム湖周辺にある店は「だいこくや」と、この「轟屋」の2軒だけです。轟屋の50mほど先は二又に道が分かれていますが真っ直ぐ進みます(写真中央)。真っ直ぐ進むと約2分から3分ほどで取水塔へと至ります(当日は通行止めの看板が出ていましたが入っちゃいました ^^A )。
一体は公園になっておりベンチや駐車場が備わっています。取水塔は公園の先端にありますが中には入っていけません。此の先にも道があり、本来ならダムを1周出来るのですが公園から先は立入禁止となっています。
蛇足ですが、先ほどの「轟屋」の二又路を左へと上っていくと高成林道となり、約10分ほどで能泉湖を見下ろせる場所へ行くことが出来ます。また高成林道を進めば高成町へと至り県道7号へと出られます(ただし約1.1キロが未舗装)。ここからの景色もなかなかです。左は荒川大橋。