247 広瀬湖、雁坂トンネルへ 雑記館 No.9(ページ1) −
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暖かさに釣られて2004年3月13日にちょいツーへと出かけてみました。向かった先は埼玉県との県境近くにある広瀬ダムと、一般国道の山岳トンネルとしては日本一の長さを誇る雁坂トンネル周辺です。

甲府から広瀬ダムへ向かうには国道140号を使い北東方向へと進みます。写真右は甲府市の最東端部に位置する桜井町。道路上の看板には「雁坂トンネルまで30km」と表示されています。ここから先は直ぐに東八代郡となり石和町(いさわちょう)へと続きます。石和は温泉として有名なので行かれた方も多いのではないでしょうか。


                                



石和は甲府と境界を接しており、甲府駅からなら約20分ほどの距離です。温泉旅館の建ち並ぶ石和ですが、JR中央線の石和温泉駅は割と質素です。



更に石和町から約15分ほどで山梨市を通過していきます。写真上はJR中央線の山梨市駅。本来は石和温泉駅も山梨市駅も国道140号から離れているので通ることはないのですが、今回は時間的に余裕があるので寄ってみました。




山梨市を過ぎると牧丘町へと入っていきます。この時点で雁坂トンネルまでの距離は残り19キロ。山梨市を過ぎた後の国道140号は比較的空いているので早いペースで進みます。
さて牧丘町まで行くと牧丘トンネルと室伏トンネル(写真上)の間に杣口林道へと続く県道210号が左手に延びています。ここを左折していくと2時間ほどで大弛峠へと至りますが、今回は真っ直ぐ進み室伏トンネルを潜っていきます。

室伏トンネルを潜ると道の駅「まきおか」が直ぐに現れます。牧丘町の道の駅は建物は大きくありませんが、敷地内には郷土文化館や芝生広場、四阿の建つ展望台や子供用のローラスライダーなどがありちょっとした公園になっています。



牧丘町を過ぎると三富村となりますが、ここまで来ると国道140号の交通量も著しく減少しています。

写真左は三富村下釜口地区にある城山トンネルで、鈴庫山林道へと上っていく道も見えています。この手前には乾徳山(南)林道へと上る町営大平線もありますが今回は割愛しています ^^;
城山トンネルを過ぎると三富村役場が直ぐに現れ、ここに設置された温度計の表示は12度。重装備で行ったので少々暑いくらいでした。



三富村は笛吹川の上流に位置する人口1500人ほどの村です。村域の大半は山林が占め、民家は国道140号に沿う形で点在しています。




広瀬ダムは下雨沢橋(写真左)まで進むと正面に大きく見えてきます。
このまま進めば数分で広瀬ダムですが、ここは少し先にある川浦第一洞門(写真上)の左横を下ってダムの直下まで行ってみることにします。

この道は国道140号(写真上)の下を潜ったあと途中で二股に分かれます。右に進むと堰堤の南東へと続き、左に進むとダム放水口の真下(写真右の下左)へと続きます。
広瀬ダムは洪水用のダムなので普段は放水されていませんがダムの直下には小さな池が出来ています(ラスト30mは階段と歩きです)。



さて再び国道140号へと戻り、川浦第一洞門から約1.2キロほど進んでいくと広瀬ダムの駐車場へと到着です。広瀬ダムの駐車場にはトイレや石碑などが建ち、ちょっとした公園になっています。

駐車場の奥(1段上の写真の右側)に進むと「水源の碑」と刻まれた大きな石碑の建つ広場(写真下)があります。ここにはベンチが設置されており、広場の突端からは取水塔への通路が延びています。ただし通路の入り口には鍵の掛かった門があるので奥には進めません。



当日は非常に暖かい日でしたが広瀬湖は全面結氷です(写真左に写っている橋は国道140号の広瀬橋の橋架)。

駐車場を南に進むと堰堤となります。
車両は入れませんが、奥には管理棟やダムの下へと降りられる階段があり堰堤の下へと降りていくことができます。また堰堤の西側は公園になっており、四阿の建つ広い芝生広場や広瀬湖を全て見渡せる展望台があります。
今回はダム下に降りることをやめて展望台のある西側の公園へと行ってみることにしました。


                                   




堰堤を進んでいくとダムの管理棟へと突き当たります。その前を右(写真上だと左)に進んでいくと洪水吐ゲート(写真右)があり、モニュメントの建つ芝生広場に行き着きます。芝生広場からは遊歩道が延びており2つの展望台へと行くことができます。今回は広瀬ダムを一望できる北側の展望台へと登ってみることにしました。

遊歩道といってもそれほど長くはありません。3分も登れば四阿の建つ展望台となり、その先端に立つと180度の眺望で広瀬湖が広がっています。

さてここからは広瀬湖を離れ雁坂トンネルへと向かいますが、容量が大きくなるのでページ2へと移ります。
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