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263 笛吹川サイクリングロード(ページ1) 位置:山梨市万力公園から市川大門町三郡東橋 

山梨県内のサイクリングロードは未設分も含めて10のルートが設定されているそうです。笛吹川サイクリングロードはこの内のひとつで山梨市の万力公園から市川大門町の三郡東橋へと続くサイクリングロードです。長さは釜無川サイクリングロードの30キロに次ぐ26.1キロですが、釜無川サイクリングロードは未設部分があるため実際に走れる距離としては1番長いサイクリングロードかもしれません。
なお笛吹川サイクリングロードは数ヶ所で一般道と接しており、道筋としては北の山梨市側から南の市川大門町側へ向かう方が分かりやすいのですが、北から南では写真が逆光となるため今回は敢えて市川大門町側から山梨市へと向かっています。

笛吹川サイクリングロードの南側起点へ行くにはまず三郡橋を目指します。三郡橋は笛吹川に架かる三郡橋と釜無川に架かる三郡西橋に分かれており、南西側から望むと(これから向かう山梨市は写真の奥側)、右に架かる橋が笛吹川の三郡東橋で左が釜無川に架かる三郡西橋となっています。笛吹川サイクリングロードは名前の通り笛吹川沿いに延びているサイクリングロードなので、南側起点へ行くにはまず三郡東橋の西端へと向かいます。なお蛇足ですが釜無川と笛吹川はやがて合流して富士川となります。合流地点は写真に写っている土手道(中央に延びる未舗装路)を手前へ(南へ)約1.8キロほど下ると富士川大橋の橋梁下となり、2つの河川はその数100mほど下流で合流しています(ただしこの土手道は富士川大橋の下で途切れるため最後は河川に沿っての歩きとなります)。
南側起点は三郡東橋の橋梁下にあり、サイクリングロードは笛吹川の西岸に沿って北東方向(写真奥)へと延びています。山梨市側には万力公園という便利な駐車場(24時間駐車可能)がありますが、市川大門町側にはこれといった駐車場がありません。車に自転車を積んで来られる方にはやや不便ですが、起点横に空き地があるのでここに停めるといいかもしれません。三郡橋から河川敷きへ下りる場所にはポールが立っていますが大抵は車1台分のスペースが空けられており、河川敷へ乗り入れている車も数多く見受けられます。また三郡西橋の西岸からは釜無川サイクリングロードが延びており、こちらにはポールもなく自由に広大な空き地へと下りられます。ただ、いずれも定められた駐車場ではありません。停める際の判断はご自身でしてください。
さて、ここからはいよいよ三郡東橋の橋梁を潜って北側の起点である万力公園へと向かいます。サイクリングロードの左手は釜無川と笛吹川を隔てる土手道です。ここにはに一般道が走っており、道横にはサイクリングロードのポールやサイクリングロードの道筋を表した地図が設置されています。同地点は三珠町、田富町、甲西町に囲まれた市川大門町のほぼ北端。土手に上って西に目を転じると、釜無川の広い河原の先には南アルプスや八ヶ岳といった山々が広がります。
三郡東橋から約1.2キロ。長閑な河川敷を進むとやがて前方には宇坪配水機場の水門が見えてきます。笛吹川サイクリングロードは何度か一般道と交差していますが、同地点も一般道と併用されており、ここから暫くは一般道を走ります。ただ一般道といってもこの道は何処にも抜けられないので(実際には抜けられるが途中から一般車輌通行禁止となる)車が入ってくることは滅多にありません。
釜無川は宇坪配水機場を最後に笛吹川から大きく離れていきます。このため土手上に出ても釜無川の流れを見ることはなくなり、代わって田富町の田園地帯が広がります。土手道は暫く続いたあと笛吹川の支流である鎌田川の西岸へと進みます。鎌田川は一級河川ですがそれほど大きな川ではありません。ただ源氏ボタル発祥の地として知られており、甲府市北部を流れる相川と同様ホタル復活に向けて環境整備を進めているそうです。鎌田川沿いになって約1.2キロほどでしょうか。このころになると前方に小さな橋が見え始めます。
この橋は新今福橋といい歩行者と自転車専用の橋となっています。橋下には鎌田川が奥から手前へと流れ下っており、橋上からは右手に三珠町や市川大門町、左手にこれから進んでいく豊富村や中道町といった景色が広がります。
新今福橋を渡った後は再び笛吹川の西岸へと戻ります。この辺りでは時おり河川敷を開墾した個人の田畑を見かけます。本来は河川敷での栽培は禁じられており、何年か前には問題となったこともあったようですが周辺住民の小さな楽しみというところでしょうか。それから数年を経た現在でも続けられているようです。ここまでの距離は起点の三郡橋から約3.3キロ。このころになると正面には「桃林橋」が見え始めます。桃林橋は田富町大田和地区に架かる橋で県道3号の一部となっています。
桃林橋の先には早くも次の橋が見え始めます。これはJR身延線の笛吹川橋梁で、甲斐上野駅と東花輪駅のほぼ中間点に位置しています。土手上は車同士では擦れ違いもできないような小さな今川踏切となっており、その線路上に立つと万華鏡のような面白い構図の鉄橋を見られます(当日は橋梁を塗りかえるため茶色をしていましたが本来は深緑色です)。
JR身延線の笛吹川橋梁を過ぎると左手の土手上に高い煙突が見え始めます。これは玉穂町の清掃センターの煙突で、宇坪配水機場から続いてきた土手道はその清掃センターへと繋がっています。清掃センター内を通って一般道へ抜けて行くこともできますが、入り口には一般車輌は進入禁止という看板が立っています。
清掃センターの横を通過するころには前方に豊積橋が見え始めます。豊積橋は左手(北西側)の玉穂町と右手(南西側)の豊富村を結んでいる橋で、豊富村側へ出ると直ぐに国道140号の豊積橋南交差点へと至ります。豊積橋を過ぎると広い河川敷が暫く続きます。笛吹川サイクリングロードの南側は全般的に広い河川敷が広がっていますが、その中でも同一帯が最も広い河川敷かもしれません。この季節には鬱蒼とした草に覆われていますが冬季には冬枯れした見通しの良い河川敷です。
起点の三郡東橋から約6.6キロ。玉穂町が終わりに近づくと、対岸の国道140号に沿う形で建つ「シャトレーゼ」「よっちゃん食品」「テンヨ武田」などの入る食品工業団地が見え始めます。右手(東側)の景色も豊富村から中道町へと変わり、その背後には滝戸山(1220.8m)や日蔭山(1025.3m)といった山々が控えます。
前方に隠池排水機場が見え始めて笛吹川サイクリングロードもいよいよ甲府市へと入ってきました。このころになると右手の川は笛吹川の支流である荒川へと変わっています。実は同一帯には左(西)から荒川、濁川、笛吹川と3本の河川が平行しており、一番手前に見えるのが荒川でその奥が濁川。笛吹川は濁川の土手に阻まれているため暫くは見ることが出来ません。対岸には荒川サイクリングロードの起点も見えており、隠池排水機場の右にはこれから進んでいく穏池橋も確認できます。ここから先は荒川と濁川を越えて笛吹川へと戻っていくことになりますが、笛吹川サイクリングロードは荒川サイクリングロードの起点を中間点として南北に分かれています。地図上だと200mほどしか離れていない笛吹川ですが、近くには渡る橋もなく、約1.2キロほど上流の二川橋まで遡って一般道を迂回していくため実際にはまだまだ時間がかかります。
荒川サイクリングロードの起点を右手に見ながら進むと二川橋が見えてきます。新二川橋は荒川サイクリングロードで1番最初に潜っていく橋で、左手(西側)へ進むとアイメッセや南部工業団地が建っており、右手に進むと国道358号へと至ります。新二川橋を渡ることができればより早いのですが、残念ながら笛吹川サイクリングロードから新二川橋へと上っていくことはできません。このため更に約150mほど上流の二川橋まで進みます。が、前述したように笛吹川サイクリングロードは南側と北側が繋がっていません。二川橋から暫くは一般道となるため道順がやや複雑です。ここから先は迷いやすいので注意して進みましょう。
二川橋の橋下には荒川が手前から奥へと流れます。下流に見えるのは先ほど潜ってきた新二川橋で、その東岸(左側)の300mほど先が荒川サイクリングロードの起点となっています。つまり写真の右側(西側)から二川橋へと上ってきて写真の左側の土手道へと進む形です。後は二川橋の東岸へ出たら直ぐに右折すれば必然的に荒川サイクリングロードの起点へと至ります。
さて荒川サイクリングロードの南側起点へとやって来ましたが、更に100mほど進むと広い空き地が現れます(空き地の詳細は荒川サイクリングロードのページを参照してください)。笛吹川サイクリングロードは片道だけでも26.1キロと長いので、ここに車を置いて南側、或いは北側だけを走るのもいいかもしれません。ここまで三郡東橋から11キロというところでしょうか。これで笛吹川サイクリングロードの南側を走り終えたわけで、ここからは山梨市へ続く北側へと移ります。
笛吹川サイクリングロードの北側へ行くには空き地の約50mほど北東にある穏池橋へと進みます。ちなみに穏池橋は濁川に架かる橋で甲府市のほぼ終端部。橋上は国道358号でそのまま進むと中道町や上九一色村を経由したあと精進湖へと至ります。話しを戻し、穏池橋を渡り切ると直ぐに下曽根橋が接続する形で続きます。ここで注意していくと、穏池橋と下曽根橋が繋がる部分に北東へと(左へと)延びる土手道に気がつくと思います。これが笛吹川サイクリングロードの北側へ続く道となっており、穏池橋と下曽根橋の接続する箇所を左へ曲がって土手道へと進みます。
穏池橋終端を左折すると左手が濁川。右手が笛吹川となり、これで再び笛吹川へ戻ってきたことになります。土手道は未舗装路ですが極めて平坦で舗装路となんの変わりもなく進めます。暫くは濁川と笛吹川を隔てる土手道が続きますが、数100mも進むと右手に笛吹川の河川敷へ下りていく道が現れるのでそのまま下ります。
大迂回となりましたがやっと笛吹川サイクリングロードへ戻ってきました。ここからは山梨市の万力公園を目指して北東へと進みます。笛吹川サイクリングロードへ戻って約800mほどでしょうか。前方に赤い橋梁の笛吹橋が見え始めます。一見すると大したことのないように見える橋ですが、笛吹橋の橋上は中央自動車道となっており橋下では行き交う車の音がひっきりなしに聞こえます。同地点は甲府南インターチェンジの約400mほど西よりに位置し、右手には中道町から境川村にかけての景色が広がります。
中央自動車道の笛吹川橋の次に見えてくるのは中道橋です。中道橋は右手(南東側)の中道町と左手の甲府市落合町を結んでいる橋で橋上には県道113号が走っています。橋下からは既に次の橋が見えていますが、これは建設中の橋で通行することができません。さてここからは境川村、八代町、石和町などの景色を見ながら進んでいきますが、ファイルの容量も大きくなったのでページ2へと移ります。
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