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437 淡雪山と興因寺山を結ぶ登山道(ページ2)
午後1時35分

昭和池を経てツク坂峠(穴口峠)へやって来ました。
本来は金子峠から登ってきた道はここへ出てくるはずでしたが、ヘタレ根性が出てしまったので、ここからは先ほどとは逆廻りに進んでいきたいと思います。
なお当日は写真を撮りながらだったため金子峠から約15分ほど掛かりましたが、普通に走れば10分と掛からず来られます。

夏場の同地点 元の画像に戻す

現在の金子峠周辺は神幽現救世真光文明教団の所有地となっているため、4輪だと心理的に停め難く感じます。こちらなら道横に幾らでも停められるので、車輌で来る場合はツク坂峠側からの方がいいかもしれません。

午後1時36分

登り方は至って簡単です。
ツク坂峠(穴口峠)まで行くと「←古湯坊」「淡雪山→」という標識が前方の木に出ているので右へと進みます。


夏場の同地点 標識の拡大 元の写真に戻す

午後1時37分

約100mほどでしょうか。
少々不明瞭な分岐点があり、興因寺山へ進むには右へと曲がります。この分岐点には案内板がなく、うっかりすると道なりに左へと進んでしまいます。右に曲がる側の木に赤い塗料が塗ってあるのでそれを指標にするといいかもしれません。

午後1時37分

右へ曲がると直ぐに急勾配の上り坂となって南西へと進みます。
当日はこの辺りの雪が最も深く、積雪量は15センチほどあったと思います。履いていた靴がスニーカーだったため滑って苦労させられました。

午後1時41分

あとちょっと.....

午後1時44分

急坂を登り詰めると平坦な場所へと行き着きます。
ここからは西へと進んでいき、このとき正面に見える小高い起伏が興因寺山です。


午後1時46分

平坦な道を約200mほど歩きます。

その先は再び勾配の大きい上り坂。
ここからはやや左へと曲がりながら登っていきますが、雪で道が分からないので適当な場所を登ります。

午後1時48分

後方を振り向くとこんな感じ。
もしかしたらら道ではなかったのかも.......

午後1時50分

木々を通して鉄塔が見えてきました。
実はこの鉄塔の建つ場所が興因寺山854.5mの山頂です。

午後1時52分

ツク坂峠(穴口峠)から約15分で山頂へ到着。
当日は雪で登り難かったこともあり15分ほど掛かりましたが、普通なら10分ほどで登れてしまうと思います。

午後1時53分

鉄塔には興因寺山855mという標識と、須玉山岳会のくくりつけた興因寺山854.5mという2つの標識が出ています。

ただ残念ながら山頂からの眺めは今ひとつ。
盆地周囲の山々は見渡せるものの、前方の木々が邪魔でスッキリとは望めません。

午後1時55分

山頂は5mx20mほどの台地状になっており、山というよりも単なる道の途中、といった感じです。

なお道はこの鉄塔の場所で右と左に分かれます。
ツク坂峠側から同地点へ登ってきた場合、淡雪山へ行くには必ず鉄塔の場所で右(西側)の道へと進みましょう。
同地点には案内板がなく、ウェブで調べると間違えて左の道へ行かれる方も多いようです(淡雪山側から登ってきてツク坂峠へ抜けるには鉄塔の場所を左折)。

午後2時01分

小休止のあと淡雪山へ向かいます。
山頂から暫くは緩い下り勾配の道が西へと続きます。
左手には盆地の景色が広がっていますが、木々の間から見える程度なのでそれほど素晴らしいといった感じではありません。

午後2時03分

なにかの基準点?
道筋の何ヶ所かで目にします。

午後2時04分

下り坂はやがて急勾配の上り坂へと転じ、それに伴いやや不明瞭な道へと変わります。

午後2時05分

そして、更に不明瞭な道へ。道なのか?.......

午後2時07分

登り切ったあとは急勾配の下り坂です。
実はこういった上り下りがこの先でも何回か続きます。
このため直線距離で僅か800mほどしか離れていないにも関わらず、上り下りする山に隠れ、淡雪山が見え始めるのはかなり進んでからになります。

なお同地点付近で1箇所、非常に分かりにくい場所がありました。
本来は左へと折れ下っていくのですが、これまで歩いてきた尾根は右へと続くといった場所で当然のことながら案内板はありません。
幸いにも先のご夫婦の歩いた足跡があったので迷うことはありませんでしたが、この場所は注意した方がいいかもしれません。

午後2時11分

何度か上り下りを繰り返したあと左後方を振り向くと興因寺山の鉄塔を望みます。ほぼ尾根沿いに歩いてきたことからも、やや湾曲しながら西へ向かっていることが分かります。

午後2時12分

ツク坂峠(穴口峠)から登り始めて約36分。
暫く景色の閉ざされていた道ですが、左手に笛吹市方向の景色が見え始めます。
ちなみに写真の左側に建つ鉄塔は興因寺山の南尾根を下った場所に建つ鉄塔です。

午後2時16分

小高い起伏を上り下りすること数回。
いよいよ前方に最後の山が見えてきました。
この山を越えるとご夫婦と出会った眺望の良い場所(淡雪側から登って引き返した場所)が見え始めます。

が、ここからの下りは急勾配。
ぬかるんだ土と雪で何度も足を滑らせてしまったので注意した方がいいでしょう。

午後2時20分

下りきった場所の小枝に巻かれていた赤テープ。
こういった赤テープを何ヶ所かで目にしますが、この登山道に限っては余り役に立たない?かもしれません。

午後2時21分

左手後方に見える興因寺山の鉄塔。
標高の下がったことが分かります。

午後2時21分

さぁ、最後の小山を登ります!

頑張るぞ!
いや、登山ではなくページ作りを。
こんなに長くするつもりなかったので少々飽きました(笑)

午後2時24分

右手に広がる上帯那地区の景色を見ながら登ります。
その上部正面に見えるのは阿梨山1102.4m。その右側には帯那山の南側に建つ塔も見え、左側には茅ヶ岳1703.6mが僅かに顔を覗かせます。


写真上の拡大 塔の表示 元の写真に戻す

午後2時26分

さあ急な坂道を登り詰め、いよいよ金子峠側の弥勒館や千代田湖の西側に位置する大宮山(片山)が見えてきました。


写真上の拡大

午後2時30分

が、ここからも勾配の大きい下り坂。

午後2時31分

前半で引き返した場所は目の前ですが、場所によっては道横が切れ落ちているところもあるので慎重に下ります。

午後2時33分

もう前半に引き返した場所までは残り数10mほど。
が、最後の最後でちょっとした難関。

歩き幅としては30センチくらいでしょうか。
写真では大した崖に見えませんが、右側はかなりの角度で切れ落ちています。この狭い箇所は2mから3mくらいしか続きませんが、足を滑らせると滑落するので危険です。この場所は気をつけて渡った方がいいでしょう。

午後2時34分

ツク坂峠(穴口峠)から約58分。
ようやく前半に引き返した岩場へと到着です。

このあと10分ほど休憩して引き返すことにし、ツク坂峠へ着いたのは午後3時21分。帰りは殆ど写真を撮らなかったので約37分で戻ることができました。


総評
金子峠からツク坂峠(穴口峠)までの行程は約1.5キロほどでしょうか。今回は積雪路だったことや写真を撮りながらだったのでかなりの時間を費やしてしまいましたが、通常であれば両峠間に要する時間は片道45分程度と思われます。特に危険というほどではありませんが、場所によっては怪我に繋がり易い岩場や坂道が何度か現れます。また迷うほどの深い山ではありませんが、周辺には案内板等が余りありません。盆地を見慣れている方なら簡単に位置が分かりますが、地理に不案内な方だと周辺の道で頭を悩ませるかもしれません(山でというより周辺の地理で)。それらさえ注意すれば景色も良く楽しい山歩きができると思います。
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