202 御岳昇仙峡(ページ2)
ページ1へ移動 ページ3へ移動

以下はページ1からの続きです。
昇仙峡のメインスポットである覚円峰・天狗岩・仙娥滝に行くには、ページ1の市営駐車場側からでも下って行けますが、今回は敢えて県営駐車場側から上っていきます。まず県営駐車場の北にある三叉路を左へと曲がります(ここは先に真っ直ぐと進んだ三叉路です)。左折して50mほど下ると岩のトンネル(写真中央)があり、更に50mほど進んだT字路を右へと曲がります。
T字路を右折すると土産物屋の建ち並ぶ約1.5車線の狭い道となります。約250mほど進むと「夢の庭園」と名付けられた公営のちょっとした広場があり、覚円峰や天狗岩を仰ぎ見られます(ベンチや無料の水洗トイレもあります)。
左の尖った岩が覚円峰で右の岩が天狗岩。覚円峰の高さは180mあり、澤庵禅師の弟子である「覚円」が岩頭で座禅を組んだのが名前の由来だそうです。なおこの2つのつの岩は県道7号の「覚円隧道(トンネル)」付近からも望めます(=写真右)。
なお、この道は「夢の松島」を50mほど進んだ「金渓橋」から車両通行止めとなります(写真中央)。近くに公営の駐車場はありませんが「夢の松島」近くの道横に数台分、更にその手前に数台分の駐車スペースがあるのでそこに止めましょう。ただし行楽シーズンは無理なので、県営駐車場に止めて歩いてくるか(約10分)、道沿いに並ぶ土産物屋の駐車場に置くかしましょう(大抵の店は1000円以上の品物を買うと駐車させてくれます)。「金渓橋」の先には幅2.5mほどの桟道が続いており、渓谷に沿って緩やかに上っています。
桟道を暫く進むと四阿(東屋)があり、その横に長田圓右衛門(1795年−1856年)の碑が建てられています。長田圓右衛門とは地元の猪狩村(現在の猪狩町)出身で、一介の百姓ながら1834年(天保5年)から9年という歳月をかけ新道を切り開いた先覚者だそうです。桟道の横には切り立った山壁や、幅十数mもあろうかという岩がゴロゴロと転がっています。
桟道の中間点ほどまで行くと、「石門」といわれる巨大な岩のトンネルがあり潜ります。一見すると上の石は下の石に支えられているように見えますが、驚いたことに実際は離れているそうです。その先には昭和43年に付け替えられた「昇仙橋」があり、手前はちょっとした休憩所になっています。この辺りが「よろい岩」といわれる巨大岩の正面で、橋を渡り対岸へと出た後は北面に沿って仙娥滝へと向かいます。
橋の上から見ると桟道が山肌ギリギリの所に造られていることがよく分かります(写真左)。橋を渡りきると、先ほどよりは小さいですが2つ目の石門があります(写真中央)。石門を渡り次のカーブを曲がるといよいよ仙娥滝が見えてきます。
仙娥滝は日本の滝100選にも選ばれている直瀑30mの滝です。その姿は優雅であり、なおかつ轟音と共に流れ落ちる水は実に豪快です(・・・と、書いておこう。何度も見てるんで新鮮味に欠けちゃって・・・・ ^^A )。滝の横には階段があり、上りきった所には「金桜神社」の鳥居が立っています(本殿は市営駐車場の北、車で約5分)。
鳥居の下を潜っていくと土産物屋が建ち並び水晶などの宝石類を売っています(なぜ宝石、水晶かというと甲府は「宝石の町」で、昇仙峡は水晶が特産品だからです)。土産物屋の中を通っていくと滝の頂上へと行くことが出来ます(写真右)。ただ瀑布となって流れ落ちるところまでは見られません(ちょっと残念)。なお1ページ目で掲載した市営駐車場は直ぐ近くにあり、仙娥滝だけを見るなら市営駐車場から入った方が簡単です。
さて、この後は荒川沿いの渓谷へと進み一路「長潭橋」を目指しますが、容量が大きくなるので3ページ目へと移ります ^^A
ページ1へ移動 ページ3へ移動