202 御岳昇仙峡(ページ3)
ページ1へ移動 ページ2へ移動

以下はページ2からの続きです。
ここからは昇仙峡の出口(入口)の「長潭橋」を目指します。上流側と違い、下流側の渓谷へは車で行くことが出来ます。ここ荒川沿いの道は通称「馬車道」ともいい、行楽シーズンになると観光客を乗せたトテ馬車が約4キロの道を約40分かけて上っていきます(※この道は5月1日から11月30日の土日は車両通行止め、同平日は南側からの一方通行)。馬車道を約500mほど下って行くと羅漢寺へと続く吊り橋があります(本堂まで約200m)。羅漢寺は甲斐百八霊場の第64番所で、本堂横にある保存庫には阿弥陀如来座像と共に、日本最古の五百羅漢154体がおさめられています。
羅漢寺から約300m下流には「有明橋」が架かっており、ここから遊歩道を通って羅漢寺に行くことも出来ます(更に下流の「愛のかけ橋」からも行くことができます)。また「有明橋」から100mほど下ると「天鼓林」というトイレ付きの広場があり、その横の店では「御岳そば」や「ほうとう」などといった簡単な食事を摂ることが出来ます。


1ページ目にも書きましたが渓谷沿いの奇岩、奇石には様々な名前が付けられており、左の写真以外にも、えぼし岩・寒山拾得岩・五月雨岩・富士石・ラクダ石・トーフ岩・大砲岩・亀石、などがあります。
概ねその形に似た名前が付けられているのですが、なかには「相当に無理があるなぁ」と思わざるを得ない名前までありちょっと面白さを感じます。
※かっこ内は馬車道北側入口からの距離です。
昇仙峡の渓谷美を見ながら「さる岩(上の写真の下段右)」まで下りてくるとゲートがあります。蛇足ですがゲート先にある三叉路を右に曲がると「千田橋」となり千田林道となります(本来が林道のHPなのでご容赦を ^^A )。
ゲートから約700mほど下ると道幅が約1車線と急に狭くなります。狭い道は約20mほどで、そのまま約100mほど進んで突き当たった道が県道7号です。ここを左に曲がると1ページ目のグリーンラインへと続き、右に曲がると直ぐに「長潭橋」となり道なりに進んでいけば約20分ほどで県道6号へと至ります。
昇仙峡は「渓谷の部」で一位となった年間430万人が訪れるという一大観光地です。そのため行楽シーズンの休日は大変な混雑で賑わいます。3ページ目で掲載している道は5月から11月まで全て何らかの規制がかかっており、観光客に加えトテ馬車も通るので車から降りて廻るのも容易ではありません。もしじっくりと眺めながら楽しみたいのであれば、やや景観は落ちますが4月下旬くらいがお勧めです(平日であれば車を道の横に停めることも可能です)。なおどうしても行楽シーズンにというのであれば、最後の写真の「長潭橋」を約100mほど直進した所に市営駐車場があり、最後から2枚目の写真の所がトテ馬車の発着所となっています(両者間は歩いて約2分)。混雑期には昇仙峡の名物であるトテ馬車で廻るというのも一考です。

余談
自身と昇仙峡はどうも相性が悪いようです。家を出るときは晴れなのに昇仙峡に着くと雨曇り。そんな日がずっと続き、このページを作るのに4回も通うハメになってしまいました。おかげで天候バラバラの写真になってしまい、なーんか統一感がなくてしまいました。まぁ、そのうち作り直すつもりです(そのうちってのがいつになることやら・・・・)。
以上、余談というよりボヤキでした。
市営駐車場に止まるトテ馬車


ページ1へ移動 ページ2へ移動