228 鶯宿峠・なんじゃもんじゃの木(山梨県東八代郡芦川村)

「なんじゃもんじゃの木」は芦川村と境川村の境界にある「鶯宿峠(おうしゅくとうげ)」にあります。アクセスは境川村側の県道308号を使い大窪鶯宿林道を経由して鶯宿峠へ出るか、芦川村側の県道36号を使い大窪鶯宿林道を経由して鶯宿峠に出るかのどちらかになります。境川村からだと大窪鶯宿林道に未舗装路がありますので、4輪のセダン型なら芦川村側から入るのが良いでしょう。大窪鶯宿林道のピーク(写真左)まで上ると芦川村、境川村、鶯宿峠への道がありますので、西へと延びる鶯宿峠への道を入り(写真中央の黄色い丸)名所山林道へと入っていきます(写真右)。
名所山林道に入ると約1.5車線強のダート路となりますが、フラットな路面なので4輪でも問題なく走れます。ただ名所山林道は2003年3月現在工事中で車両通行止めになっていますので、車で入っていけない場合は徒歩で向かいます。徒歩では大変だと思うかもしれませんが距離的には約300mしかなく、歩いても約4分ほどなので大したことはありません。約300mほど進むと道の右側に標識が立っています(写真中央)。「なんじゃもんじゃの木」はその標識を10mほど入った右側に立っています(木は道沿いからも見えます)。
「なんじゃもんじゃの木」というのは「学術的によく分からない木」の総称で、鶯宿峠の「なんじゃもんじゃの木」は推定樹齢400年、幹周3.7m、樹高18mの「両面檜(りょうめんひのき)」です。両面檜という名称は昭和3年に牧野富三郎博士により命名されており、昭和36年には樹種不明の珍種として県の天然記念物に指定されています。木の前には2枚の看板が立っているのですが、成長しているからなのか表示が微妙に違っています。ここをクリックすると看板を拡大表示します。
なお「なんじゃもんじゃの木」からは登山道が下っており、約4分で芦川村側の大窪鶯宿林道へと下れます(登ってくる場合は約8分)。まぁ、名所山林道が完全に閉鎖されていない限りここから登る必要はないでしょうが・・・・。