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301 林道白糸線 早川町赤沢地区から白糸の滝へと延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約500m ダート:0m 舗装路面:B 眺望:C 爽快感:C− E 138.223 N 35.235
幅員:4.0m 通年通行可 未舗装面:− 雄大:D− 閉塞感:0 2003年05月29日 晴

林道白糸線へ行くには国道52号を南進して身延町の「上沢」交差点を右折して県道37号へと入る。県道37号に入ったら約10キロほど西進していくと角瀬トンネルとなり、角瀬トンネルを出たら直ぐに左折する(写真左)。左折して約100mほど進むと三叉路となるので左上へと曲がっていく(写真中央)。同地点には「赤沢入口」という赤錆びた標識(写真右)が立っているので、注意していけば間違うことはないだろう。なお同三叉路を右に曲がっても「白糸の滝」を経由後、林道白糸線を通って写真中央の三叉路に戻ってくることができるが、林道白糸線までの距離としては左へと上っていく方が近い。
三叉路を左折すると「町道角瀬赤沢線」となり赤沢地区へと上っていく(写真左)。約2.0キロほど進むと赤沢地区となり、「羽衣白糸の滝・七面山方面」と書かれた標識のある道が左へと下っているので右折する(写真中央)。右折して約150mほど道なりに下っていくと赤沢資料館との分岐路(写真右)となり、林道の杭は右の道の直ぐ先に立っている。
林道白糸線の道幅は約1.5車線弱で、林道の右側には常に春木川の広大な河原が広がっている。ただ林道の延長は約500mと短く、普通に走っていくと1分程度で終わってしまう。約500m地点には林道の杭(終点)が立っており、そこから先は町道白糸線となって白糸の滝へと向かっていく。※ ここからは町道ですが白糸の滝まで一括して掲載していきます。
赤沢地区側から入ると白糸の滝、更にその先の羽衣地区まで下り坂が続いているが、約800m地点に建つ展望台(写真中央)の前後だけが緩い上り坂になっている。約1.7キロ地点まで進むと町道白糸線の杭(写真右)が道の右側に立っている。
町道の杭を100mほど進むと増田屋旅館が建っており、その直ぐ先には赤沢地区と羽衣地区を結ぶ「羽衣橋」が春木川の上に架かっている。赤沢地区は日蓮宗の総本山である「身延山」と霊山である「七面山」を結ぶ参道に位置しており、周辺には寺社仏閣が数多く建っている。このため古来より参詣者を受け入れる宿場町として栄え、現在でも春木川沿いには数多くの旅館が建ち並んでいる。
約1.9キロ地点まで進むと羽衣橋となり、その直ぐ脇には白糸の滝へと通じる階段が下っている。階段を10数秒ほど降りていくと「お萬様の像」が建ち、その背後に白糸の滝が流れ落ちている。白糸の滝は「お万の滝」ともいい、寛永17年(1640年)に徳川家康の側室である「お万の方」がこの滝で身を清め七面山に入山したそうだ。女性としては初めての入山であり、この瞬間に霊山である七面山の女人禁制が解かれ現在に至っている。
羽衣橋の橋上からは春木川の崖淵に建つ雄瀧弁天堂(写真左)を見ることができる。更に羽衣橋を渡ると羽衣地区となり、30mほど進むと七面山敬慎院への参道がある(写真中央)。参道の所々には宿坊があり1丁目から50丁目まであるそうだ。敬慎院はその50丁目に建っており、登るにはかなりの時間を要するという。羽衣橋から先は道なりに進めば角瀬地区の県道37号へと抜けていく。

総評
全線舗装で延長が約500mという極めて短い林道だ。林道そのものは面白くもなんともないが、赤沢地区は重要伝統的建造物郡保存地区に選定されており、歴史的な文化や伝統が数多く残されている。林道に見どころはないが一帯の景観には一見の価値がある。
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