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312 林道大明見線(不動湯林道) 県道704号から入り杓子山へと延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.3km ダート:約3.0km 舗装路面:C+ 眺望:C 爽快感:B− E 138.500 N_35.285
幅員:4.0m 期間不明/ゲートなし 未舗装面:C− 雄大:C 閉塞感:1 2003年06月29日 雲

大明見林道へ行くには国道137号の御坂道を進み、国道139号の富士見バイパスに突き当たるまで走っていく(写真左)。国道139号(富士見バイパス)に突き当たったら左へと曲がり北進していくと、約1.5キロで「東町東」交差点があるので右折する(写真中央)。右折した道は県道704号となり、約700mほど東進していくと右側に山梨中央銀行の建つ交差点(写真右)へと突き当たる。突き当たると書いたが、この交差点は変形の十字路になっているので直進する形で更に東へと進んでいく。
※ 国道139号は富士吉田市役所を挟んで東西に2本平行に通っています。上記の国道139号は富士吉田市役所の東側の国道139号です。
変形の交差点から約200mほど進むと石塔?の建つ三叉路(写真左)があり、その左側には「←不動湯・杓子山」と書かれた看板が掛かっている。林道大明見線は不動湯を通って杓子山へと向かう道なので、看板に従い左折する。左折すると小佐野川沿いの長閑な田園地帯(写真中央)となり、三叉路から約1.4キロで小佐野川に架かる不動湯橋を通過する。
※ 林道大明見線の起点が分かりませんので当HPではここを起点としていきます。
不動湯橋を過ぎると約1.5車線の道となり、小佐野川から離れて山腹へと上っていく。不動湯橋から約500mほど進むと鉱泉閣の駐車場へと突き当たり道はY字に分岐する(写真中央)。林道大明見線は左へと進むが、右の道へ進むと林道忍野明見線となり、富士吉田市と忍野村の境界にある鳥居地峠を抜けて忍野村の忍野中学校へと抜けていく。※この林道忍野明見線の表記は地図によっては林道明見忍野線となっているものもある。さて、鉱泉閣を左折すると約1.5車線のアスファルト路が北へと延びており、鉱泉閣の三叉路から約500mほど進むと道の左側に周辺の案内板が掛かっている。この地図は結構、役に立つので見ておくと便利だろう。ここをクリックすると看板を表示します(約50k)
鉱泉閣の駐車場から約800mほど進むと「不動湯」温泉(写真左)の建物が現れる。道は「不動湯」温泉の手前で大きく左へと曲がり、その先は急勾配の上り坂になっている。急勾配の上りを上っていくと約100mでY字の三叉路(写真右)となり、どちらも同じ林道大明見線なのだが、左は急勾配の舗装路で右は平坦なダート路になっている。この両道は最終的には繋がっているのだが、ここは当然右の道を選択する。
入り口付近は平坦だが直ぐに上り基調の道となっていく。ダートとなった道幅は約1車線強から約1.5車線弱。やや狭く感じる道で、路面は一般的なダート路よりも荒れている。特にダート路に入って約500m地点からの道は大きな浮き石が目立ち、なおかつ段差のある急勾配の道となるのでハンドルを取られないように注意しよう。一番荒れている箇所は白滝林道と多少似ている。ただ荒れている部分の距離が短いことや、白滝林道のような巨大なクレパス群がないので走り易さとしては林道大明見線の方が容易だ。
ダートに入って約600m地点(写真左)では道幅が約1車線と狭くなっている。ガードレールかなく、道の横は垂直に落下しているので4輪では注意しよう。約700m地点(写真中央)では道がY字に分岐し、右への道は急角度で下っている。本線は左だが、看板の地図だと右への道も林道大明見線の一部らしい。そこから先はかなりの急勾配となって上っていく。特にダートに入って約800m地点では左へと急角度で上っており、4輪ではローかセカンドギアでエンジンを唸らせながら上っていくことになるだろう。
ダートに入って約800m地点の急勾配を過ぎると、そこからは一気に下っていく。路面もフラットになり非常に走りやすい。約1キロ地点には広い空き地があり大明見管理小屋が建っている。これは看板の地図にも書いてあるので現在の位置を確かめるには便利だろう。ダートに入って約1.6キロ地点まで下っていくとT字路に突き当たる。この突き当たった道は不動湯の三叉路を左に曲がった道であり、突き当たって左折すると約400mで「不動湯」温泉へと至る。元に戻っても仕方ないので同T字路を右折して杓子山方向へと進んでいく。
T字路を右に曲がると約1.5車線強の広い道が延びている。路面は若干湿り気のある土で、段差の少ないフラットな道は走りやすい。周囲は背の高い樹林帯に囲まれるが、道幅が広いので圧迫されるような閉塞感はないはずだ。木々の途切れることが殆どない林道だが、T字路を右に曲がって約400mほど進むと谷側が開けて景色が広がる(写真中央)。正面には杓子山?が一段高く聳え、周囲には近隣の山々が広がっている。この場所が一番展望の利く場所で景色的にも清々しい。また同地点で下を見ると、ここまで走ってきた道を見下ろすことが出来る(写真右)。
谷側の開けた場所を過ぎると道は再び樹林帯に閉ざされる。道幅は約1.5車線弱となり勾配も若干だが大きくなっていく。T字路を右折して約800mほど進むと広い空き地(写真中央)が現れる。なんのための空き地かは分からないが、そこだけ赤茶けた山肌が剥き出しになっており、過去に土砂崩れでもあったのか?などと考えてしまった。
走っていて気持の良い林道なのだが、T字路を右折して約1.3キロ地点(鉱泉閣からだと約3.8キロ地点)でゲートとなってしまう。そしてゲートの横にはここから先は「治山用工事道路(空音沢)」と書かれた看板が立っている。道そのものは更に続いており、地図上では杓子山の近くまで至っているのだが、恐らくこの先は通年通行止と思われる。が、このゲートの谷側にはシェルパクラスならなんとか擦り抜けられるスペースが空いており無理すれば擦り抜けできるだろう。実際、草の上にはバイクが通ったと思われるタイヤ痕が残っており、誰かが擦り抜けた跡があった。

総評
ここに掲載した道以外にも分岐路が数多くあり、それらを合わせればダートだけで相当な距離になるのではないだろうか。一部ではガレている場所もあるが、全体的には走っていて気持の良い林道だ。なお、林道大明見線は地図によっては不動湯林道として掲載されている場合もあるが、当HPでは地元の看板を優先して林道大明見線とした。
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