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316 林道越路線 道志村の道志の湯の先にある林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.0km ダート:約2.8km 舗装路面:C− 眺望:D 爽快感:B− E 139.010 N_35.293
幅員:3.6-4.0m 期間不明 未舗装面:C− 雄大:C 閉塞感:4 2003年07月05日 雲

林道越路線へ行くには道志村役場(写真左)を起点として、その前を通っている国道413号を西へと進んでいこう。道志村役場を約1.3キロほど西進していくと、「道の湯」と書かれた案内板(写真中央)があるので左へと左折する。左折して約100mほど進むと変形の交差点(写真右)となり、ここにも「道志の湯」の看板が出ているのでその道へと右折する(右から2番目の道)。
変形の交差点を右折してそのまま道なりに進んでいくと、約1.0キロ(国道413号からだと約1.1キロ)で道志の湯(写真左)に到着する。道志の湯は公営の温泉で入浴料は2時間まで500円、1日だと1200円だそうだ。ここまでの道は約2車線弱の広い道が続くが、その先は若干狭くなる。といっても2車線弱が約1.5車線程度になるだけなので4輪でも全く問題ない。道志の湯から約700mほど進むと室久保川に架かる岩花橋(写真中央)があるので左折する。岩花橋を渡ると本格的な山道となり、橋から約700mでダート路へと変わる(国道413号からだと約2.5キロ地点)。
このダート路は概ね1.5車線の道幅があり、延長も最後まで進むと約4.1キロある。ただ残念ながら最後まで林道名を確認することが出来なかった。このダート路は雰囲気が良いので「林道越路線別項」のページで触れることとする。さてダート路となって約2.0キロ地点まで進むと林道越路線が右手に現れる(写真右)。前説が長くなってしまったが、ここからがいよいよ本項の林道越路線となっていく。
看板は右へと曲がった約50mほどの右側に立っている(写真左)。管理者名が道志村となっているこの看板は樹木に半ば隠れているのでボンヤリとしていると見逃すかもしれない。看板の正面は広い空き地になっており、入り口はその空き地を奥へと進んだ場所から下っている(写真右)。
入り口からは1車線強から1.5車線弱とやや狭さを感じさせる道が下っている。路面は土と砂と砂利を混ぜたような道で、少し軟弱な印象を受ける。雨でも降ればかなりヌカるむのではないだろうか。林道の看板から約500mほど進むと約100mの区間だけコンクリート路となる。かなり古いコンクリート路で、一部では崩落している箇所がある。
道の周囲は厚い樹林帯が覆っており、場所によっては頭上まで全て閉ざされる。当然ながら眺望はなく、ひたすら樹林帯の中を下っていく。道は途中から白砂と土の路面となり、振り返ると軟弱な路面にはくっきりとタイヤの痕が残っている。林道の看板から約700m地点まで進むと道の上を川が流れており渡っていく。川と行っても深さは数センチ程度なのでなんの問題もないのだが、雨でも降って増水すれば深くなる可能性もある。
ここまで一本調子で下ってきた道だが、川から先は暫く上っていく。川の直ぐ先は高さ1mから2mくらいの土塁が両側に続き、この辺りの路面はかなり軟弱になっている。路面にはタイヤの痕がクッキリと残り、段差やクレパスも多いので油断しているとハンドルを取られる。雨でも降れば泥濘化することが予想され、4輪ではタイヤを空転させながら上っていくことになるかもしれない。
側壁に囲まれた道は約200mほど続き、約900m地点(写真左)からは平坦な道となる。同時に路面もしっかりとして走りづらさはなくなる。林道の看板から約1.0キロ地点(写真中央)では左へと大きく曲がっていき、そこから先は下り坂となっていく。約1キロ地点のカーブを曲がると下道が見え、そこまでの道筋はグルッと大きな円を描くようにして右へと下っていく。勾配は大きめだが、一般的な九十九折れでないところがちょっと面白い。
その後は暫く穏やかな道(写真左)が続くが、林道の看板から約1.3キロ地点(写真中央)まで進むと急勾配の下り坂となる。路面は土質となり、大きな段差やコブシ大の石が数多く転がっている。ハンドルにはゴツゴツとした手応えがあり、スピードを出し過ぎているとハンドルを取られかねないので注意しよう。
荒れた坂を下っていくと、左カーブの途中にコケむして湿気たっぷりの四阿が建っている。周囲は山と樹林帯が厚く覆っており景色はなにもない。なぜこんな場所に四阿があるのかと一瞬、考えてしまう。カーブを曲がりきった四阿の直ぐ先では2度目の川渡りとなるが、1度目と殆ど同じなので割愛する。川を渡っていくとやや薄暗い道となり、約1.7キロ地点では赤茶けた山腹の道を回っていく。写真では伝わらないが、その赤さは異様に赤く、周囲の緑と相反した色合いには奇妙な雰囲気が漂っている。
赤肌の道を進むと再び樹木に閉ざされた道となるが、約2.1キロ地点では再び赤土の道となる。まるでまだ掘削されて間もないような道で、周囲には高い土塁が囲っている。粘土質の路面は非常にフラットなのだが、こちらも色具合には奇異な雰囲気がある。林道の看板から約2.1キロ地点まで進むと勾配の大きな下り坂となり、約2.7キロ地点からは大きな石が転がるやや荒れた道となっていく。
荒れた道を下っていくと、約2.9キロ地点で簡易ゲートが現れる。ゲートといっても単なる鉄パイプの柵で、鍵などでロックするような機能は付いていない。簡単に開け閉めできてしまうのでゲートの役割は余りないだろう。同地点から先は約1.5車線弱のアスファルト路となり、約4.0キロ地点まで下っていくと道の右側に林道の杭が立っている。林道の杭の立つ場所は国道413号まで直線で約100m。道なりだと約200mほど進んでいくと国道413号へと達する。なお国道に出た場所を右に曲がって東進すると約1.7キロで道志の湯へと入った場所(1段目の写真中央の場所)となり、更にそこから約1.3キロで道志村役場となる。また西からだと国道413号と県道24号との接続地点から約1キロ東の地点が、林道から出た場所となっている。

総評
道幅は1車線強から1.5車線弱。眺望するような景色は全くといっていいほどないが、土、砂、砂利、石、と変化に富む路面は面白い。ダート的には約2.8キロとそれほど長くないが、道志の湯から先に延びるダート路と合わせればそれなりの長さになるだろう。雰囲気と合わせ、一般的な林道とは一味違った林道だ。
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