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342 新林構相又林道 南巨摩郡身延町の相又峡パークの直ぐ先から相又川沿いに延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3.8km ダート:3.8km 舗装路面:− 眺望:C− 爽快感:C E 138.254 N_35.194
幅員:約4.0-5.0m 不明/ゲートなし 未舗装面:C+ 雄大:C 閉塞感:0 2004年04月18日 晴
甲府側から新林構相又林道へ行くには、国道52号沿いにある相又峡パーク(写真左)を約200mほど南進していきます。約200mほど南進していくと榧ノ木隧道バス停の先で国道52号は左へと大きく曲がっていきます(写真中央)。そのまま左へと曲がっていくと約100mほどで新榧ノ木トンネルとなりますが、新林構相又林道へは同地点の分岐路を右へと進みます。右へと入っていくと直ぐに「民宿かやの木(写真右)」が建っており路面はダート路へと変わります。※起点が分かりませんでしたので当HPではこのダート路となった地点を起点としていきます。 
国道52号から右の道へと入っていくと(正確には国道52号から直進していく形で右の道へ進む)、約1.5車線のダート路が相又川に沿って延びており、対岸には相又峡観音温泉の石塔が川辺に沿って長く並んでいます。
入り口付近の路面は極めてなだらかです。実はこの先に採石場があり、ダンプカーが頻繁に通っています(当日も5、6台のダンプカーと擦れ違いました)。このため土質の路面はローラーが掛けられたかの如く平坦で舗装路となんら変わらない状態になっています。暫く進むとトラック置き場の広い空き地(写真右)となり、当日は2台のトラックが洗車をしていました。
トラック置き場を過ぎると約2車線の広い道が暫く続きます。起点から約1.2キロ地点(写真左)まで進むと相又川1号橋が架かっており、橋を渡ると相又川は右から左へと移ります。橋を渡ってもほぼ2車線の道となっていますが、約100mほど進んだ約1.3キロ地点からは1.5車線程度へと狭まります。
起点から約1.6キロ地点(写真左)の右カーブを曲がっていくと正面に山肌の削られた採石場が見え始めます。付近にはダンプカーや重機が並んでおり、約1.7キロ地点(写真中央と写真右)では左手に採石場への道が分岐しています。入り口には構内立入禁止の看板が出ているのでここは真っ直ぐに進みます。
採石場を過ぎた道は約1.5車線ほどの道となり、相又川の緩い流れを見ながら進みます。同地点は御殿山(783m)のほぼ北側にあたり周囲は全て山に囲まれています。このため景色的なものはなにもなく、暫くは川に沿った道を淡々と進みます。
起点から約2.0キロ地点で「相又川6号砂防ダム」の横を通過し、約2.2キロ地点(写真左)まで進むと川原へと下っていく道が左手に現れます。4輪でも下りて行くことが出来ますがそれほど大きな川原ではありません。約2.3キロ地点(写真右)まで進むと周囲が若干開けます。ここには丸太橋が架かっており対岸へと渡ることができるようになっています。
起点から約2.5キロ地点(写真左)では珍しく樹林帯の道となります。樹林帯といっても層が薄いので暗さは全くありません。約2.6キロ地点では相又川2号橋を渡り、その約30mほど進んだ左カーブの先では相又川3号橋を渡っていきます。相又川の流れはこの辺りが最も狭くなっており、橋の下には川幅10mほどとなった相又川が流れ下っています。
相又川3号橋を渡ると直ぐに右へと曲がります。そこから暫くは相又川も見えなくなり、約2.9キロ地点(写真中央)では右手に分岐路が現れます。分岐する場所には「植林之碑」が建っており、その先は直ぐに10mx20mほどの空き地となっています。特になにかがあるわけではありませんが草地になっているので宿営には良いかもしれません。分岐路から先は樹林帯の道(写真右)となり、若干ですが勾配を増していきます。
相又川3号橋から見えなくなった相又川は約3.1キロ地点(写真左)で再び姿を現します。また相又川3号橋では狭かった川幅も約100mと広くなっています(川原の大半は堆積した砂で覆われています)。約3.2キロ地点(写真右)からは下り坂へと変わります。下り坂となった約100mほど先には新林構相又林道の石標が立っています。
この石標には「昭和56年度・新林構相又林道・(有)佐野工務店・身延町」と書かれており、全線において林道名を現すのはこの石標以外にはありません。それほど大きな石標ではありませんが、直線の孤立した場所なので見逃すことはないでしょう。
起点から約3.4キロ地点(写真左)まで進むと川原へと下りられる道があります。そこを過ぎると再び樹林帯の道(写真中央)となりますが、木々の間からは相又川がチラチラと見え隠れしています。約3.8キロ地点(写真右)ではY字路となりますがここまで来ると直ぐに終点です。
約3.8キロ地点のY字路を左に進むと約30mほどで空き地(写真左)となって道が途切れます。10mx10mほどの空き地で特別な物はなにもありません。またY字路を右へと進むと約10mほど先で相又川(写真右)へと突き当たります。川幅は5〜7mというところでしょうか。対岸にも道は続いているのですが渡っていくような橋はありません(当日の水嵩は2、30センチといったところで丸太橋の架かっていた形跡がありました)。

総評
ほぼ全線において相又川に沿う形で南西へと進みます。道幅は殆どのところで1.5車線以上あり、勾配も緩いので2駆の4輪でも問題ないでしょう。山間なので眺望するような景色はありませんが、割と開けているので渓谷特有の薄暗さはありません。良くいえば穏やかな林道、悪くいえば特質のない林道といったところでしょうか。
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