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357 林道下石合線、上石合線、貫ヶ岳(西)線及び県道801号の終点
旧富沢町の県道801号から分岐する山梨最南端部の林道群。
走行日:2004年08月21日 快晴
林道下石合線 [延長:700m+265m][道幅:3.6m][ゲート無し][北緯35度12分5秒 東経138度27分44秒]
林道上石合線 [延長:3488m][道幅:3.6m][ゲート無し][北緯35度11分24秒 東経138度28分0秒]
林道貫ヶ岳線 [延長:不明][道幅:約4.0m][ゲート無し][北緯35度11分13秒 東経138度27分58秒]
林道下石合線、林道上石合線、林道貫ヶ岳線はいずれも旧富沢町の県道801号から分岐している林道です。この林道群に対しては各林道を1ページにするまでもないので3本まとめての掲載としています。また、余り細かいデータを取っていないので簡単なコメントのみとなっています。
各3本の林道へ行くには国道52号で旧富沢町の福士地区まで行き県道801号へと進みます。県道801号は福士川に沿って南西方向へと延びており、福士地区の石合まで進むと県道802号との接続地点(写真左)となって南へと向きを変えていきます。同地点には町営の石合バス停があり、福士川を渡っていくため石合橋(写真右)が架かっているので注意していけば分かると思います。ちなみに同地点左へと曲がらずそのまま進んでいくと県道802号となり、その先は奥山温泉や林道剣抜大洞線へと行くことが出来ます。※県道801号は道なりに進んでしまうと県道802号へと載ってしまうので注意してください。詳しくは最上段のメニュー「林道まっぷ」で確認してください。
石合橋を渡って約900mほど進んでいくと、県道801号から分岐する林道下石合線が右手に現れます(写真左)。同地点には森村産業の機材庫が建っており、右へ曲がると直ぐに森村産業の製材所(写真右)となっています。なお林道下石合線は町営下石合線と県営下石合線に別れており、同分岐路から約700m分が町営下石合線となっています。
町営林道下石合線は入り口こそ約1.5車線ほどの道幅がありますが直ぐに1車線強の狭いコンクリート路へと変わります。周囲は割と開けていますが景色的には山間のため単調です。約400mから約500mほど進むと鳥居の左側を抜けて行き、約700mほど進むと県営林道下石合線(写真右)へと繋がります。同地点には木で出来た林道の杭と看板が立っているので直ぐに分かります。なお現在は一般車進入禁止となっており看板も立っていますがちょっとだけ入らせてもらいました(汗)。
町営林道下石合線から県営林道下石合線へと変わってもコンクリート路が続きます。しかし直ぐに未舗装路となり、周囲も樹林帯で閉ざされます。下草が生えていますが段差や大きな石はありません。
県営林道下石合線は延長が265mという短い林道なのでアッという間に終わります。最終地点は10m四方の空き地となっており4輪でも転回が可能です。ただ右手は高い山、左手には樹木が茂っているので景色的なものはなにもありません。空き地の先には更に細い道が急坂となって下っていますが、倒木や背丈1mほどの草木が厚く覆っており車輌で進むことはできません。
さて、ここからは林道上石合線について触れていきたいと思います。林道石合線は林道石合線と同じく県道801号から分岐している林道です。名前からも分かるように林道石合線は林道石合線の上方にあり、林道石合線の分岐路を約2.1キロ(最初の石合橋からだと約3キロ)ほど県道801号を上っていくと右へと分岐(写真左)しています。同分岐点には「↑樽峠」という案内板が出ているので、これを指標とするといいかもしれません。県道801号の右手には石合川が下っており、分岐点を右へ曲がると直ぐに名無しの橋(写真右)が架かっており対岸へと渡っていきます。
県道801号の分岐点を右折して橋を渡っていくと直ぐに林道の杭と看板(写真左)が立っています。こちらにも一般車輌通行禁止の看板が立っていましたが再びちょっとだけ入らせてもらいました(汗)。林道の看板から暫くはコンクリート路ですが、約100mほども進むと未舗装路(写真中央)へと変わります。周囲は樹木によって遮られるため眺望は余りありません。また時おり樹木が切れても近隣の山(写真右)が近いのでなにかを望めるような景色はありません。
林道の看板から約400m地点からはやや薄暗い樹林帯の道(写真左と写真中央)となっています。大きな段差等はありませんが、当日は路面に若干水が浮いている状態でした。標高的には450mから500mと高くはありませんが、高低差の大きい落下道となっているので注意して進みましょう。約600m地点(写真右)まで進むころには落下道はなくなっていますが路面には下草が生えています。
林道の看板から約700m地点(写真左)まで進むと未舗装路からコンクリート路へと変わります。コンクリート路はやや段差のある古びた路面で道幅は未舗装路と同じく約1.5車線弱といったところです。しかしこのコンクリート路は長くは続かず、約800m地点(写真左)からは再び未舗装路へと変わります。
約1.0キロ地点(写真左)からは樹木を通して対面の山々を時おり望みます。樹木を通してなのでスッキリとは見られませんが、標高もだいぶ上がってきたことが分かります。約1.1キロ地点(写真右)からは再びコンクリート路へと変わりますが、このコンクリート路も約100mほど進んだ約1.2キロ地点から未舗装路へと変わります。
未舗装路となると再び落下道(写真左)となっています。こちらは先ほどの落下道よりも更に垂直落下となっているので充分に注意して進みましょう。林道の看板から約1.4キロ地点(写真中央)まで進むと大きく沢を回り込んでいきますが、残念ながら山側斜面で樹木の伐採作業をやっており通り抜けることが出来ませんでした。この数100m先では山の北斜面を大きく回り込んで行くため眺望も開けるのではないかと思われるのですが少々残念なところです。
さて、ここからは林道貫ヶ岳線についてです。林道貫ヶ岳線は林道下石合線や林道上石合線と同じく県道801号から延びていますが、今までの2本が右へと分岐していたのに対して林道貫ヶ岳線は左へと分岐(写真左)しています。林道貫ヶ岳線へ行くには林道上石合線を更に約700mほど上っていきましょう(石合橋からだと約3.6キロ)。同地点には林道の看板が立っており、林道下石合線や林道上石合線と同じく一般車輌通行禁止の看板(写真中央)が立っていますが、三たびちょっとだけ入らせてもらいました(汗)。林道貫ヶ岳線の道幅は1.5車線ほどあり谷側が開けているので非常に爽快です。一部で段差のある場所もありますが概ねフラットな路面となっています。ただ勾配が大きいので、4輪の2駆だとややタイヤを空転させながら上る場面があるかもしれません。
当日は残念ながら1キロも進まない内に工事箇所となっており最後まで進むことが出来ませんでしたが、この先の道筋は約1キロほど東にある貫ヶ岳(897.3m)の西側斜面を抜けて北へと進路を向けていくようです。道の広さからして何処かへ抜けさせるのでは?という気もするのですが詳細は不明です。完成すると開けた林道となりそうですがまだ先のこととなりそうです。
ちなみに上記の林道貫ヶ岳線の分岐路を左に曲がらず右へと進んでいくと、約100mから約150mほどで県道801号の終点(写真左と中央)となります。その先は静岡県との県境(県境まで約1キロ)となる樽峠への登山道となっているようですが、厚い草木に覆われており通行する人は余り多くはないようです。また県道801号は全線舗装ですが、道幅が狭く林道とさして変わらない道(写真右)が続きます。

総評
山梨県の最南端部に位置する林道なので話しの種として行ってみるのもいいかもしれませんが、どの林道も一般車輌通行禁止となっているのでお勧めの出来る林道ではありません(ちょっと苦しい書き方だなぁ)。
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