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368 林道鶯宿中芦川線 芦川村鶯宿地区の鶯宿入沢と芦川村中芦川地区の中芦川入沢を結ぶ林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。 |
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甲府市側から林道鶯宿中芦川線へ行くには、まず国道358号で上九一色村の入野地区まで行きます。上九一色村の入野地区まで行くと芦川に芦川大橋が架かっており、その手前で県道36号が左へと分岐(写真左)しているので曲がります。一帯は芦川渓谷地帯となっており、県道36号は山と山に挟まれた芦川の流れに沿って東へと延びています。国道358号を分岐して約1.7キロほど進むと上九一色村から芦川村(写真右)へと入ります。 | ||||||||||||||
国道358号を分岐して約2.6キロ地点(写真左)まで東進していくと、芦川に沢口橋が架かっているので右折して対岸へと進みます。なお同地点には「芦川村グリーンロッジ・スポーツ広場」という看板が建っているので同看板を指標にするといいかもしれません(逆側から来る場合は芦川村役場から約3.7キロほど西進した場所が同地点となっています)。さて沢口橋を渡ると約1.5車線の舗装路(写真右)が南西方向へと延びているのでそのまま進みます。 | ||||||||||||||
県道36号を右折して約900mほど進むと看板に出ていた芦川村スポーツ広場(写真左)が現れてその横を通過していきます。その先は左カーブとなっており、カーブを曲がりきった約1.2キロ地点では柳沢橋となって正面に芦川村グリーンロッジ(写真右)が建っています。なお芦川村グリーンロッジは村営のロッジで四季折々のイベントを行っているそうです。 | ||||||||||||||
道は芦川村グリーンロッジの手前で大きく右へと曲がっていき、そこから先は殆ど林道と変わらない道が続きます。県道36号から約1.7キロ地点まで進むと巨大な堰堤(写真左)が正面に立ちふさがり、道はその手前で堰堤を廻り込むようにして鋭角的に左へと曲がります。道は堰堤の上部へと抜けていきますが、このとき堰堤の左端まで進んだ地点で道は二股(写真右)に分かれます。左の道は未舗装路となっており道幅は約1.5車線弱ほど。一見すると何処かへ繋がっていそうにも見えますが、中に入ると次第に樹木に覆われた視界の利かない道となり、最後は約400mほど先で道幅いっぱいの木々に行き手を失います。すでに廃道となった道と思われ、4輪では方向転回も出来ないので入らない方が無難です。 | ||||||||||||||
県道36号から約2.0キロ地点まで進むと鍵掛峠(写真左)を正面に見据えます。鍵掛峠の右手に見える山が鍵掛山1589mで、左手は鬼ヶ岳1738mです。山を越すと旧足和田村で両山の先には西湖が広がっています。さて、ここから先はやや勾配の大きい九十九折れの坂(写真右)となり右に左にと折り返しながら上っていきます。 | ||||||||||||||
県道36号から約2.8キロ地点まで進むと逆Y字路の形で道が分岐しています。同地点には標柱が立っており、右へ分岐する登山道へ進むと鍵掛峠へと続きます。ここまでは全て舗装路でしたが、同地点からは舗装が切れて未舗装路へと変わります。※起点が分かりませんので当HPでは同地点を起点としていきます。 | ||||||||||||||
未舗装路となった道幅も約1.5車線と舗装路のときと殆ど変わりません。段差のないフラットな路面なので、一般的な4輪のセダン型でもなんの問題もないと思います。 | ||||||||||||||
起点から約200mほど進むと大型車の擦れ違う待避場所があり、ここで左手の谷側に視線を落とすと先ほど通ってきた道や芦川村グリーンロッジを遥か眼下に見通せます。同地点の標高は1000mを少し超えた程度でしょうか。それほど高くはありませんが、入ってきた県道36号の沢口橋が650m前後で芦川村グリーンロッジが750m前後なので勾配としては割と大きかったようです。 | ||||||||||||||
起点から約300mほど進むと山の斜面が正面に大きく広がり、その手前を大きく北へと廻り込んでいきます(写真右)。このとき谷側は概ね開けているのですが、残念ながら樹木が遮るため眺望的には余り良くありません。 | ||||||||||||||
起点から約900m地点まで進むと沢の北端部へと達し、その先は右カーブを曲がって東へと進みます。カーブを曲がりきった先には水ノ沢山1134m(写真右)が前方に見え始めます。※写真右の「逆側から」をクリックすると逆側からの写真を表示させます。 | ||||||||||||||
起点から約900m地点の右カーブから先は水ノ沢山を左へと大きく廻っていきます。道筋としては進んでいく方向がハッキリと見える爽快な道なのですが、谷側の眺望は対面する山々が近いためやや単調です。 | ||||||||||||||
起点から約1.3キロ地点(写真左)まで進むと左カーブの一番奥へと達し、ここからは北へと向きを変えていきます。左手後方には鍵掛山1589mや王岳1623.4mといった山々が広がり、眼下にはここまで通ってきた道筋の鶯宿入沢を望みます。ただ残念ながらハッキリとは見えず、谷側の樹木を通して時おりチラチラと見えるだけなのが少々惜しいところです。約1.5キロ地点まで進むとカーブの終端となり、今度は右カーブを曲がって東へと進みます。 | ||||||||||||||
起点から約1.8キロ地点(写真左)まで進むと前方に新たな峰が現れます。地図に山名が載っていないので定かではありませんが、恐らく中芦川山1167.5mではないかと思われます。が、当日は約2.2キロ地点(写真右)まで進んだ場所で工事中となってしまいました。 | ||||||||||||||
工事関係者の方によると「この先のカーブ(写真右)を曲がったところで工事をやっているので通れない」とのことでここで断念。当日は3月21日。春分の日の振替日だったので工事も休校ではないかと思ったのですが少々甘かったようです。なおバイク仲間であるDTさんの話しによると、終点までの距離は約2.6キロということなので工事をやっている場所で終りと思われます。 | ||||||||||||||
総評 |
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本来は今年度中(2005年度)に全線開通予定だったのですが、残念ながら2013年度の完成に変更されてしまいました。計画延長は6350mで、この先は中芦川入沢へ抜けていくものと思われます。 さて道そのものは最初から最後まで谷側が開けていて開放的なのですが、残念ながら薄い樹林層に阻まれるためスッキリとした眺望は得られません。また県道36号を挟んだ対面の山が近いため景色的にもやや単調です。ただ場所によっては南側の鍵掛山や王岳などといった山々が広がり爽快な景色が顔を覗かせます。道幅は全線で約1.5車線。段差も小さいので4輪のセダン型でも問題ないと思います。 左の写真は2003年3月23日に行った際の最終地点です。延長的には当時から余り変わっていないようです。 |
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