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371 林道田野入線 山梨県のほぼ最東端に位置し矢の根沢に沿って延びる林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:1906m ダート:1906m 舗装路面:− 眺望:D+ 爽快感:C− E 139.065 N_35.353
幅員:3.6m 通行期間不明/ゲートなし 未舗装面:C 雄大:D+ 閉塞感:1 2005年03月27日 晴

林道田野入線は上野原町落合地区(現在は上野原市)から矢の根沢に沿って延びる山梨最東端部の林道です。甲府市側から林道田野入線へ行くには、まず県道35号を東進して秋山村役場(現在は上野原市役所秋山支所)を目指します。秋山村役場(写真左)まで行ったら、そのまま更に約4.8キロほど東進していきましょう。秋山村役場を約4.8キロほど東進すると信号機付きの交差点(写真右)があり、道がY字に分岐しているので左へと曲がります。ちなみに逆の神奈川県側からの場合は、県道35号で県境から約900mほど山梨県側へ入った場所が同地点となっています。※この交差点には公衆トイレあり。
県道35号を左折すると、約50mほど先で延長625mの秋山トンネル(写真左)となるので潜ってそのまま進みます。県道35号を左折して約1.1キロほど進むと落合橋(写真上)が架かっており、その渡りきった場所に左へと鋭角的に分岐している道があるので左へと曲がります。※1地図によっては秋山トンネルを桜井トンネルと表示しているものがあります。※2写真右の「逆側から」をクリックすると逆側からの画像を表示します。
落合橋を左へと入っていくと細い道(写真左)が奥へと続いています。約1車線ほどの道幅ですが、右側に建つ民家との間を縫って更に奥へと進んでいくと、約100mほどで道の右側(写真右)に林道の看板が立っています。
落合橋を左折した場所では舗装路だった道も、林道の看板が現れるころには未舗装路へと変わります。周辺には何軒かの家屋が建っていますが(写真左の建物は水道施設のようです)、林道の看板から約100mも進むと(写真右)家屋も切れて山道へと変わります。
林道の看板から約200mも進むと(写真左と写真右)左手の谷側が開けます。ただ一帯は完全に山と山に狭窄された道となっており景色的なものは特にありません。暫くはやや単調な景色の中を淡々と進みます。
道幅は概ね約1.5車線弱といったところですが、林道の看板から約250m地点(写真左)では約1車線強の道幅となっており2輪でもやや狭さを感じます。左手は矢の根沢(写真右)が切れ込んでおり、約30mほど下方には細い川が流れ下ります。ガードレールがなく、垂直的に落ちこんでいるので高低差以上の深さを感じます。
林道の看板から約300m地点(写真左)まで進むと「矢の根橋」が架かっており渡っていきます。橋といっても下に川は流れておらず、ただ単に沢を跨いでいくだけの形です。ここまで上り坂の続いてきた道ですが、矢の根橋を渡って約500m地点(写真右)まで進むと下り坂へと変わります。
ただこの下り坂は長くは続きません。約7、80mほども進むと平坦な道となり、林道の看板から約600m地点(写真左)まで進むと再び上りへと転じます。約800m地点(写真右)まで進むと道の左側に空き地が現れます。空き地といっても僅かな空間なのでテン泊などには向きません。4輪同士だと擦れ違いの出来ないような場所もあるので、或いは待避スペースとして設けられているのかもしれません。
空き地の先は右カーブとなっており下り坂(写真右)へと変わります。が、この下りも長くは続かず、約50mほど下っていくと谷側を樹林層の覆った道(写真中央)となり約900m地点で再び上り坂へと転じます。この辺りでは正面は僅かに開けていますが、左手は対面の山(写真右)が迫っており景色的なものは殆どありません。
林道の看板から約1.2キロ地点(写真左)まで進むと再び下ります。ここからの坂は今までの下り坂よりやや勾配が大きく、約1.2キロ地点で矢の根沢と約30mほどあった高低差も上りへと転じる約1.4キロ地点では僅か5mほど(写真右)までに近づきます。場所によっては川原へと下り立つこともできますが、岩のゴロゴロと転がる狭窄された細い川原なので面白みはないでしょう。
さて林道の看板から約1.4キロ地点(写真左)からは一転してやや勾配の大きな上り坂へと転じ、約1.5キロ地点(写真右)からは路面に若干ですがそれまでより段差が目立つようになってきます。といってもそれまでに比べてであり、極端に大きな段差は無いので4輪のセダン型でもゆっくりと走れば問題ないと思います。
が、当日は林道の看板から約1.8キロ地点まで進んだところで倒木。しかしラッキーなのかアンラッキーなのか。残り僅かなのに、と倒木している右手の法面に視線を移すと林道終点の看板(写真右)です。
ちなみに道そのものは林道終点の看板から約100mほど先で途切れて終わります。最終地点は4輪の転回スペースとなっていますが、周囲は全て樹林層と山の斜面に囲まれており景色は全くありません。転回スペースの左側には矢の根沢を下る1mから2mほどの細い川が下っており、正面には道幅1mほどの登山道が延びています。地図上では登山道も書き込まれていないので、この先が何処かへ抜けられるのか、或いは途中で途切れるのかは不明です。

総評
道幅は概ね約1.5車線弱の道が続きますが、場所によっては約1車線強の場所もあり4輪ではやや狭さを感じるかもしれません。路面に大きな段差等はありませんが、後半になると枯れ草が覆っている場面もあったので夏場には下草の生えた道も予想されます。しかし延長1906mの林道に対して実距離1800mで林道終点の看板。この100mは誤差なのでしょうか。また、なぜ最終地点に立てずに残り100mほどの場所へ立てているのでしょう。一瞬、林道終点の看板と倒木が余りにも一致している場所にあったので、わざとその場に倒木を残してそれ以上は先へ行かせないようにしているのでは?などと疑ってしまいました。が、先には転回スペースも造ってあり、そんなことをしても意味がないので、やはり林道の看板の場所に倒木となっていたのは偶然の一致なのでしょうね。
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