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377 林道鈴懸峠線 大月市猿橋の県道509号終点から鈴ヶ音峠(鈴懸峠)を越えて都留市朝日馬場の県道35号側へと抜けていく林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.8km ダート:0m 舗装路面:C 眺望:C- 爽快感:C- E 138.583 N_35.345
幅員:約4.0m 通行期間不明/ゲートなし 未舗装面:− 雄大:C- 閉塞感:0 2005年03月27日 晴

林道鈴懸峠線は大月市猿橋町から鈴ヶ音峠を越えて都留市朝日馬場へと抜けていく林道です。甲府市側から鈴懸峠線へ行くには、国道20号で大月市猿橋町猿橋地区まで行き「猿橋小入口」交差点(写真左)を南へと右折します。同交差点には信号機の横に交差点名の表示板(写真右)が付いているので注意していけば分かると思います。
国道20号を右折すると県道513号となりますが、約50mも進むと県道509号とのY字路(写真左)となっているので右へと曲がって県道509号へと入ります(同地点には「←藤崎、小篠 / 朝日小沢→」という案内板が出ているので朝日小沢方向へと進みます)。県道509号へ進むと約50mほどでJR中央線の橋梁(写真右)が頭上に架かっており、その下が変形の十字路となっているので真っ直ぐ進んで県道509号をそのまま進みます。
国道20号を右折して約500mも進むと道の左側に県道509号の標識(写真左)が立っています。その後、何ヶ所かで分岐道が現れたりしますが、そのまま道なりに国道20号から約4.7キロ地点まで進んで行きましょう。約4.7キロ地点まで進んでいくと県道509号の終点となり、道の右側に同県道の終点標識(写真右)が立っています。
県道509号は終わりとなりますが道は更に続きます。道幅としては約1.5車線ほどでしょうか。県道に比べるとやや狭くなりますが、終点標識からそのまま道なりに進んでいくと約100mほど先で(写真左)林道鈴懸峠線の看板(写真右)が現れます。
一帯は猿橋町朝日小沢地区となっており、周囲には何軒かの家屋が建ち並びます。林道の看板を約100mほど進んだ先にも1軒の民家(写真左)が建っており、道はその手前を鋭角的に左へ曲がっていきます。ここからはZ字型に山道を上っていき、林道の看板から約400m地点(写真右)で先ほどの民家を右手に見下ろすようにして進んみます。
曲がりくねりはあるものの道筋としてはほぼ一貫して南東へと向かいます。道の後方に顔を覗かせている山(写真左)は北西の馬立山797mと思われますが、馬立山の向こうが大月市の中心部となっており、菊花山643.7mを挟んで大月市の市街地や岩殿山などが広がっています。林道の看板から約700m地点(写真中央)まで進むと再び民家が建ち並び、こちらもZ字型に坂を上っていと約800m地点(写真右)で民家を左手に見下ろしながら進みます。
同地点の標高は580m前後といったところでしょうか。それほど高くはありませんが、厳冬期には凍結していることも予想されるので注意が必要です(写真右は2005年1月12日)。大月市と都留市を結ぶ生活道路的な要素を含んだ林道ですが、冬季には滑り止めを用意した方が無難かもしれません。
林道の看板から約1.3キロ地点(写真左)まで進むと名無しの橋を渡っていきます。樹林帯の道となるため景色的にはかなり単調で、偶に開けたとしても南側の桐水指山860mや北東の大秋田山833.9mに挟まれているため見通すような眺望は殆どありません。
林道の看板から約2.0キロ地点(写真左)まで進むと沢を廻り込むようにして名無しの橋を渡っていきます。ここからは暫くは九十九折れの道となり、上るにつれて山の稜線(写真右)が徐々に近づきます。
林道の看板から約2.7キロ地点(写真左)で「土砂崩落危険地帯」の看板の横を通過。ここまで来ると左右の稜線もグンと狭まっており、ピークの峠まで近いことを予感させられます。そして最後は約2.8キロ地点(写真右)の右カーブ。この右カーブが峠への最後のカーブとなっており、ここを曲がっていくと直後に鈴ヶ音峠(鈴懸峠)へと至ります。
林道の看板から約2.9キロで鈴ヶ音峠(写真左)へと到着です。峠の左右は深い堀切となっており、鋭角的に左へと折り返していくと九鬼山970mへの登山口(写真右)が右へと延びています(登山道の標識あり)。九鬼山へは富士急行の禾生駅側から登るのが一般的なようですが、鈴ヶ音峠からでは約2時間強で登頂できるそうです。ここに駐車場はありませんか、当日は1台のRV車が停まっており登山者が下ってきたところでした。数台なら道横に置いても差し支えないとは思いますが判断はご自分でしてください。
鈴ヶ音峠は大月市と都留市の境界となっており、ここからは都留市側へと移ります。標高的には715m前後といったところでしょうか。正面となる南方向には赤鞍ヶ岳1299mや菜畑山1283.3mといった山々が広がり、その山腹には新雛鶴トンネルの西側から開設中の菅野盛里線と思われる道筋(写真右)が延びています。
鈴ヶ音峠からは同峠の南西に位置するブリティッシュガーデンゴルフ場に向けて下ります。右手は開けていますが木々によって遮られるため眺望的には余りスッキリとは望めません。時おり右手後方に九鬼山(写真右)が顔を覗かせますが、多くの場合は木々に遮られます。
鈴ヶ音峠を約200mほど下っていくとY字路(写真左と写真右)となり道が分岐しています。ここには九鬼山周辺案内板が設置されていますが、県道35号へ進むには右の道へと進みます。ちなみに左の道はNTTドコモの「猿橋無線中継所」へ続く専用道路で、約30mほど先でチェーン規制されています。入り口には「関係者以外の方の通行を禁止します」と出ており車輌で入ることはできませんが、一方で「↑高畑山」という看板も立てられているので大桑山980mや高畑山981.9mへの登山口として活用されているようです。
さてY字の分岐路を右へと進んで県道35号へ向かいます(写真左)。途中では南西方向となる右手に時おり富士山(写真右)を望みますが、全体的には単調でこれといった特徴のない道が続きます。
林道の看板から約4.0キロ地点(写真左)まで進むと右手に大平地区の民家(写真中央)が見え始め、約4.2キロ地点(写真右)ではブリティッシュガーデンゴルフ場の西端に沿って南へと進みます。
林道の看板から約4.4キロ地点(写真左)では五社神社の横を通過していきます。社殿や境内はありませんが、ちょっとしたスペースに人ひとりがやっと潜れる小さな鳥居が建っています。そして約4.8キロ地点(写真右)まで進むと大平地区となりT字路へと突き当たります。左へ進む道はブリティッシュガーデンゴルフ場のクラブハウスへと続く道なので、このT字路は右へと曲がります。なお逆側の県道35号から入ってくる場合は同地点に方面看板が立っており、「↑この先ゴルフ場 ←猿橋方面」と出ているので猿橋方面の左へと曲がります。※終点が分かりませんでしたので、当HPでは同地点を林道の終点としています。
T字路から先はバスが往復するバス道となり、約6.1キロ地点でリニア実験線の橋梁を潜って最終的には約7.2キロ地点(写真上)で県道35号へと至ります。県道35号へ出る場所は秋山村役場(現在は上野原市秋山支所)から約12.5キロほど西で、ここには「←ブリティッシュガーデンゴルフ場3キロ」という看板が出ています。また同地点の直ぐ西側には石船神社(石船神社には「護良親王の伝説」が残っているそうです)が建っており、鳥居の前は富士急の「神社前」バス停となっています。県道35号側から入る場合は石船神社やバス停を指標にするといいでしょう。

総評
道幅は概ね1.5車線の道が続きますが、景色的には山の狭間を縫っていくため鈴ヶ音峠以外はやや単調です。ただ近くに国道20号と県道35号を結ぶ道がないので、覚えておくと何かの際に抜け道として便利かもしれません。なお今回の鈴懸峠線は自転車乗りのワタ兵衛さんから情報をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
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