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054 林道鳴沢線 富士天神山スキー場から軽沢林道へと続く林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:4747m ダート:0m 舗装路面:B− 眺望:B- 爽快感:C+ E 138.412 N_35.264
幅員:4.0-7.0m 12/09 - 5月適時不可 未舗装面:− 雄大:C+ 閉塞感:0 2003年11月22日 晴

林道鳴沢線へ行くには国道139号を西進していき鳴沢村にある「天神山入口交差点(写真左)」を右折する。同交差点には信号機があり横には天神山入口という標示板があるので直ぐに分かるだろう。また同交差点には大衆レストランのガストやセブンイレブンがあるのでそれと合わせて指標にするといいだろう(計測しませんでしたが同交差点は鳴沢村役場の約1キロくらい西側です)。国道139号を右折すると富士山が正面に見える2車線道路(写真中央)となるので、そのまま道なりに約3.6キロほど進んでいく。そして約3.6キロほど進むと道が二股に分岐(写真右)しているので右へと曲がっていく。この分岐路には「Fujiten→」という富士天神山スキー場の看板が立っており、その矢印の方向へと進んでいけば良い。ちなみに真っ直ぐ進むとやがてダート路となり富士桜別荘地村を抜けて大田和林道へと進むことも出来るが道順は非常に難しい(ちょっとした迷路)。
約3.6キロ地点の分岐路を右に曲がっていくと富士天神山スキー場へと続く道となり、場所によっては3車線に近い非常に広い道となる。余りにも広い道なので気がつく人も少ないだろうが林道鳴沢線は既に始まっている。実は約3.6キロ地点の分岐路が起点になっており、分岐して1.1キロほど進んだ側壁には開設標(写真中央)も埋め込まれている。さて分岐して約1.7キロ、国道139号を右折してからだと約5.3キロほど進むと「Fujiてん(富士天神山スキー場)」の入り口へと突き当たる(写真右)。
天神山スキー場のゲート前は大型バスでも簡単に転回できるほど広くなっており、林道鳴沢線はその広い道の右端から延びている。林道の看板やゲートが設置されているので直ぐに分かるだろう。なお林道鳴沢線は通常12月10日ころから5月上旬ころまで冬季閉鎖となるが(2003年は12月9日から閉鎖)、ここまでの区間にゲートはないので閉鎖されるのはここから先の区間ということになる。
林道の看板から約50mほど進むと林道の杭(写真左)が道の右側に立っている。林道の杭には「これより林道鳴沢線、起点」と表記されており、延長表記は4747mとなっている。ただし実際には最終地点までは約3.1キロしかなく、ここに林道の杭が立っているのは、富士天神山スキー場までの区間を拡幅した際に移設したものなのかもしれない。さて西へと延びた道は約200mで左へと大きく向きを変え南へと向かっていく。そのあとは約300mほど直線路(写真中央)が続き、林道の看板から約500mほど進むとT字路(写真右)へと突き当たる。このT字路にはNTTドコモ(CV鳴沢)の無線中継用アンテナが立っており、左折すると約50mで富士天神山スキー場のフェンスとなるのでこのT字路は右へと曲がっていく。
道幅は約1.5車線ほどあるので4輪同士での擦れ違いも問題ないだろう。周囲は木々に覆われており、樹間にはクマザサが長く生い茂っている。景観的には見るべきものもないので淡々と進んでいく形になるだろう。林道の看板から約1.4キロ地点(写真中央)まで進むと斜めに林道富士精進線(精進口登山道)が横切っている。富士精進線は鳴沢村と上九一色村の村界から富士山の5合目まで続く道らしいが、車両に関しては通行止めとなっている。通行止めの理由は補修工事となっているが、恐らく開くことはないだろう。標高的には1350mほどだろうか。富士山の1合目辺りで同地点は天神峠となっている。ここまで緩く上ってきた道だが、ここから先は緩いアップダウンの道へと変わっていく。
林道の杭から約2.2キロ地点まで進むと広く木々を伐採された斜面の横を通過する。特徴のない道だけに、これでもちょっとした変化のある場所である。約2.7キロ地点まで進むと緩い下り坂となる。ここまで来ると終点も目前だ。
最後は約3.1キロ地点(写真左)で軽水林道へ突き当たる形で終わっている。同地点は十字路になっており、右に曲がると軽水林道の起点側、左に曲がると軽水林道の終点側となる。ただし右折する起点側には約50mほど先にゲートがあり車輌進入禁止となっている。また真っ直ぐ行く道には、つい最近(2003年10月〜同11月)になってゲートが新設された。鳴沢林道終点の左側には山梨県指定の天然記念物であるアズキナシ(写真中央)が立っており、その角を曲がり軽水林道に進んでいくと直ぐに巨大な富士山が顔を見せている(写真右)。ここをクリックすると「アズキナシ」の看板を表示させます。

総評
道幅は概ね1.5車線ほどあるが特徴のない平凡な道が続いていく。富士天神山スキー場からは長尾山と弓射塚の間を抜け、片蓋山のほぼ真西が終点となっている。三山の標高は1400mから1500mほど。その山裾を走るわけだが勾配はさほどない。景色的に乏しく面白みとしては欠ける。しかし夏から秋にかけての深緑は美しい。

写真左は鳴沢林道の終点を直進した道。
富士の原生林に囲まれ溶岩石がゴロゴロと転がっている。勾配も非常に大きく大荒れの道だったがゲートの設置で通れなくなってしまった。
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