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060 林道鹿留線 細野鹿留林道と二十曲峠を結ぶ林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:9511m ダート:0m 舗装路面:C+ 眺望:B− 爽快感:B− E 138.541 N_35.291
幅員:3.6-4.0m 12/22−4/25不可 未舗装面:− 雄大:C+ 閉塞感:0 2003/09/29、2003/12/2 晴

都留市側から行った場合、林道鹿留線は林道細野鹿留線から分岐する。まず林道細野鹿留線へ行くには国道139号を富士吉田市方向から都留市方向へと東進して行き都留市桂町に「鹿留入口」交差点(写真左)を右折する。同交差点には信号機がありその横には「鹿留入口」という交差点名の標識板があるから分かるはずだ。国道139号を右折すると県道713号となり、約2.4キロほど進むと鹿留川に流れ込む大沢川に大沢橋(写真中央)が架かっている。大沢橋の先は十字路になっているので左折する(左折すると直ぐに富士急行の「大沢橋」バス停がある)。あとは道なりに進んでいくと国道139号から約3.0キロで鹿留キャンプ場があり、その約200mほど先に林道細野鹿留線の看板(写真右)が道の右側に立っている。
林道細野鹿留線に入ってしまえば道を間違えるような場所はない。道なりに約4キロほど進んでいくと右手に「虹の木橋」が現れ林道鹿留線の看板が立っている(写真左)。同地点の標高は約770m。交差する道は変形の十字路になっており、左に進むと林道細野鹿留線の続きで、真っ直ぐ進む道は登山道となり御正体山へと登っていく(林道細野鹿留線は2003年09月現在開設中で同地点以降は通行止)。鹿留林道へは同十字路を右折して虹の木橋へと曲がっていく。※ ここまでの詳しい道筋は林道細野鹿留線を参照してください。
虹の木橋を渡ると直ぐに左へと大きく曲がっていく。舗装された道は至って平凡で特になにかを望むような景色は望めない。暫くは山間の道を緩やかに上っていく。右側には鹿留川が流れており、林道の看板から約300mほど進むと右手に河原(写真右)が広がり降りていくことができるようになっている。特に何もない場所だが、長閑な風景に惹かれてか数台の車が河原へと降りて立っていた。
林道の看板から約600mで栗の木橋(写真左)を通過し、約1.5キロほど進んでいくと工事中の看板が立っていた。実は当日の鹿留林道は時間帯の通行規制になっており(9時から12時と13時から16時)、約1.8キロ地点(写真右)で巨大なショベルカーが道を塞いでいた。なんとか通れないかと交渉するも、この先にも重機が道を塞いでいるというので諦めた。
仕方なくその場で待つこと1時間40分。午後4時きっかりにショベルカーが道を開け、その後を同じく待っていた3台の車が続いた。工事は法面の切り崩しということだ。林道の看板から約2.3キロ地点まで進むと落合橋の手前で林道前ヨリ沢線(写真右)が左へと延びている。林道前ヨリ沢線は約1.6キロ先で二股に分岐する全線ダートのピストン林道だが、入り口には一般車両通行止の看板が立っている。
落合橋を過ぎると僅かずつだが勾配が大きくなっていく。とはいってもさしたる上りではなく、カーブも大きなRが殆どだ。林道の看板から約3.4キロ地点まで進むと「鹿留山・山の神浅間神社」へと続くダート路が右へと下っている。実際に入ることはしなかったが、このダート路も地図上ではそれほど長くはないようだ。
林道の看板から約4.6キロ地点(写真左)まで進むと林道外ヨリ沢線が左手へと延びている。林道外ヨリ沢線は入り口から約400mほど舗装路が続くがそこからはダート路となっている。ただしこちらにも一般車両進入禁止の看板が立っている。林道外ヨリ沢線を過ぎると直ぐに外ヨリ沢に架かる外ヨリ沢橋(写真右)へと続いていく。
※ ここからは2003年12月2日のデータになります。
外ヨリ沢橋の先は折り返すようにして上っており、眼下には外ヨリ沢を流れる下る川が小さな渓谷を作っている。また外ヨリ沢橋を約100mほど上っていくと、鹿留林道から分岐する外ヨリ沢林道の道筋も見ることができる。外ヨリ沢橋付近の標高は約1040m。起点の虹の木橋からだと約270mほど標高を上げたことになる。ここまで概ね南へと進んできた道だが、これ以降は南西へと向きを変えていく。
鹿留林道は山間の道が続くので遠くまで見通せる場所が少ないので景観的にはやや単調だ。外ヨリ沢橋から約300m地点に小さな空き地、約900m地点には大きな空き地があるが、近隣の山々を見渡せる程度でこれといった景色は望めない。更に林道の看板から約6.2キロ地点(写真上)では僅かに眺望を得られるが、開けている角度が小さいのでそれほど素晴らしいという景色ではない。多くの場合が対面の山を見ながら進んでいく。
外ヨリ沢橋を過ぎてからは勾配が大きくなり一気に標高を上げていくが、約6.5キロ地点からは下り坂となり、それ以降はアップダウンを繰り返しながら進んでいく(写真右は写真左の位置から撮影)。
その後も近い対面の山を眺める程度で殆ど変わりばえのない景色が続いていく。しかし林道の起点から約8.2キロ地点(写真左)まで進むと右前方に富士山が見え始め(逆光で写りませんでした)、約8.7キロ地点(写真右)ではハッキリとした富士山が顔を覗かせる。ここまで来ると終点も目前だ。
最後は林道の起点から約9.5キロ地点で石割橋(写真左)を渡っていき、約9.7キロ地点で二十曲峠(写真右)へと達して終わる。二十曲峠にはゲートがあり林道の看板やボロボロとなった林道の杭も立っている。
二十曲峠は鹿留支線と接しているが(写真中央)、入り口には一般車両進入禁止の看板が立っておりゲート(写真右)が閉じられている。地図では立ノ塚峠の東側にある楢尾山(1252.3m)の東斜面へ続くピストン林道のようだが詳しくは知らない。
なお二十曲峠は北西にある杓子山(1597.6m)や南東にある石割山(1413m)へのハイキングコースの起点にもなっており、石割山へは1時間弱で行けるらしい。また鹿留林道の名前の由来ともなっている鹿留山(1632.1m)は杓子山の東側に位置する山だが、山頂からの景色は余り良くないということだ。
二十曲峠には「水神」の石碑、「山の神」神社の鳥居、トイレ、ベンチ付きの四阿などがあり、「忍野高原、二十曲峠1151.5m」の看板(写真左)が設置されている。同地点は富士山のビューポイントとなっており、連日のように富士山にカメラが向けられている。当日は駐車場も満杯状態で数十台のカメラが並んでいた。
写真上は二十曲峠から見た富士山。富士山の直ぐ手前には山中湖が広がっているはずなのだが、残念ながら石割山や大平山の稜線に隠れてしまうため見ることができない。ただし南西に広がる忍野村や富士山の奧に広がる毛無山から長者ヶ岳の山々は非常に綺麗だ。※動画館に二十曲峠から見た動画を置いてあります。

総評
全線で約1.5車線から約2車線弱の舗装路が続いている。景観的には周囲の山が近いためさしたる景色は望めないが、鹿留林道を上りきった二十曲峠での景色はなかなかである。

写真左は富士山の山頂に陽の落ちるダイヤモンド富士。
Date_2003/12/02 15:40
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