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088 嵯峨塩深沢林道 県道215号と菱山深沢林道を結ぶ林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:8941m ダート:約3.1km 舗装路面:B 眺望:B+ 爽快感:B+ E 138.491 N 35.413
幅員:4.0m 12/10-04/25 不可 未舗装面:B− 雄大:B 閉塞感:0 2002年08月17日 晴/雲

嵯峨塩深沢林道は菱山深沢林道からも入れるが、今回は県道215号側から入った。道筋を簡単に書いておくと、国道20号を東進していくと大和村に「景徳院入口」という交差点があるので左折する。左折して道なりに約10.7キロほど走っていくと左へと延びる道(写真左)があり、入り口に嵯峨塩深沢林道の杭(写真中央)が立っている。詳しくは嵯峨塩裂石林道のページに書いてあるので参照して欲しい。
入り口付近の道幅は約1.5車線弱。少し狭いがアスファルトの路面は真新しい。前半の眺望は余りないが、約800mほど進むと谷側に富士山が顔を覗かせる(写真中央)。林道の杭から約2キロ地点までは景色的変化に乏しい上り坂。約2キロ地点を過ぎると一転して下っていく。
ダートは下りとなって約500m、林道の杭からだと約2.5キロ地点から始まる。しかし既に舗装化工事をやっており、このダート路がいつまで存在しているかは分からない。路面は概ね土だがタイヤにまとわりつくようなことはない。奥に進むと薄く砂利が敷いてある。
ダート路の道幅は約1.5車線強。段差や浸食によるクレパスもなく、ハンドルを取られるような石もない。むしろそれまでの舗装路より走りやすく感じるくらいで極めて軽快だ。約3.4キロほど進むと谷側が開けだす。眺望が利くようになると塩山市方面の町並みが右手に見えてくる。
約4.3キロ地点からは完全な砂利道へと変わり、若干だがタイヤが埋まるような感覚がある。走りづらくはないがスピードを出すと滑る可能性もある。カーブのRは大きめで比較的長い直線路が続いている。
全線に於いて特別なにかを望めるような景色は余りない。ただ谷側の開けている道が続くので気持ちいい。ダート路は約3.1キロほど続き、林道の杭からだと約5.6キロ地点で舗装路へと変わる。道幅は約1.5車線強。これだけの広さがあれば4輪同士での擦れ違いも余裕だろう。
暫く進むと不明林道が北へと向かって延びている。単なる作業道なのかもしれないが何処に繋がっているかは分からない。谷側が抜けており非常に爽快だ(ちなみに写真中央がトップページに使っている1枚です)。
広い道もラスト1キロからは急激に狭くなる。狭まい所では1車線強しかなく、枝葉が張り出しているので余計に狭さを感じる。この辺りは菱山深沢林道と繋がるだけあってよく似ている。最後は菱山深沢林道に突き当たる形で終わり、同地点にはゲートが設置されている。林道の杭はゲートの奧に隠れるように立っているので見つけづらい。なお突き当たった場所を左に曲がると約2.5キロで菱山深沢林道の終点杭(深沢地区側)が現れる(起点杭は右に曲がって約10キロ)。

総評
舗装路部分でやや狭い場所もあるが、全体的には道幅の広い開放的な林道。これといった特徴はないがダート路で広がる眺望は気持ちいい。既に舗装化工事が始まっており、将来的には菱山深沢林道のように全面舗装となってしまうかもしれない。まだ数年先とは思うが、その前に1度は走っておきたい林道だ。
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